• 2017.02.1311:30
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就活の面接時における自己紹介で効果的なアピールをする4つのコツ

就活を始め選考が進むと必ず面接をする機会が生まれます。その際必ずやることが自己紹介をすることになります。就活の面接において自己紹介をしない機会はほとんどないですし、自己紹介がどれだけ大切なポイントになるのかは、なんとなくお分りいただけていると思います。

 

そう。面接の一番はじめのタイミングで行うのが自己紹介ですので、ここがうまく出来れば後の面接を楽に進めることができるでしょう。

 

そこで今回は、就活面接における自己紹介を、効果的に行う為の知識をご紹介していきます。

 

 

 就活面接でまず伝えるべき事と自己PRとの違い

まず大前提として覚えておいて欲しいのが、自己紹介と自己PRは別物だということです。この違いをしっかりと認識しておかないと、面接を突破することは難しくなりますので、このタイミングでしっかりと覚えておきましょう。

参考:どこにあるの? 自己紹介と自己PRの違いとは。

 

自己紹介で話すべきこと

自己紹介は、そのまま自分の紹介をする場面になりますが、ようは初対面の方に対する挨拶のことですので、大きな声ではっきりと話すようにしましょう。

 

自己紹介で主に伝えるべきこととしては・・・

 

  • 出身大学(学部・学科)高校や専門学校も含む
  • 氏名
  • 大学で学んでいる分野
  • 趣味や特技など

 

追加して言っておくと良いこと

ここで言っておくと良いのは、面接官が食いつきそうな話題にだけ触れておくことです。例えば、「●●大学で学んでいることは××です。研究室(論文)が●●先生に認められて、今は共同で●●を行なっています。」など、自分がやっていることが社会的な意義のあることにつながっていることを示すと、企業側の担当者は興味を持つと思います。

 

企業は営利団体であると同時に、社会貢献を行う団体ですから、対外的に意味のあることをやっているなどの事例を示せるのがベストです。

 

もし大きな功績がない場合

誰もが輝かしい功績を持っている訳ではありません。その場合は、なにか突拍子もないことか、「それ何?」という興味関心をひくことのできる何かを用意しておくのが良いかと思います。難しいかもしれませんが、ようは伝え方です。

参考:自己紹介で面接官の関心を引く! 新卒向け面接での自己紹介対策

 

自己PRで話すべきこと

一方自己PRで話すべきことは、自分の能力がいかに優れているか、またどのような功績を残し、その結果はどのように達成したのかなど、スキルや強みなどを話す場になります。

 

武勇伝にならないようにしないと、多少引かれてしまいますので、表現の方法には注意しないといけません。ポイントは「数字」「具体例」「困難だった事」「解決方法」「結果」この5点を盛り込む事です。

 

「楽しかった」「うれしかった」などの感情論が多いとあまり意味がありません。談笑を交えながら話せるのがベストですね。

参考:【総まとめ】就活における面接のマナーと自己紹介や自己PRのポイント

 

 

自己紹介と自己PRはまったく別物

集団面接でも個人面接でも、お約束のように聞かれる質問……それが「まず自己紹介をお願いします」「簡単に自己PRを話してください」といった質問です。

もちろん就活生もそれを認識しており、「ほら来た」とばかりに準備してきた内容を話し出す姿が多く見られます。

しかし良く聞いていると、自己紹介と自己PRが一緒になってしまっている人が多いのです。

引用元:就活で良く聞く自己紹介と自己PRって、どう違うの?

 

 

 就活面接で自己紹介をする際の適切な時間は1分以内

実際に自己紹介を行う際は、1分も話していればだいぶ長い方だと思います。

 

自己紹介は自己PRではありませんので、自己紹介で長時間話す話題もありませんし、長すぎる自己紹介は返ってマイナス要素になります。場合によっては面接官から30秒で自己紹介をしてくださいなどの指定が来るケースもありますので、1分以内に収めるように考えておくのが良いかと思います。

 

気をつけて欲しいのは、大学名とお名前を教えてくださいと言われたのに、余計なことまで喋ってしまう場合です。自己紹介のタイミングでは、基本的に聞かれたことだけ答えるようにしましょう

 

関連記事

「自己PRを1分で」と言われた時の対処法【例文あり】

 

 

 自己紹介をする際に採用担当者が聞きたいこと

簡単に終わる自己紹介ですが、面接の入り口とも言える自己紹介ですので、この短い時間で何を残せるかが重要になって来ます。面接官も後からあなたのことについて質問したいことがあるように、以下のことを聞きたがっている傾向にあります。

 

あなた自身のこと

基本的には大学、学部、学科、氏名などを名乗っておけば問題ないと思います。個人を特定してもらいやすいように、名前ぐらいははっきり喋るのが良いですね。

 

大学・高校時代にやってきたこと

もし部活やサークルなどに入っていれば、自己紹介のタイミングで伝えるのも良いでしょう。サークルなどに入っていなくても、大学で勉強して来たこと、バイトでの経験など、最低限の予備知識を伝えます。

 

サークルでの思い出などで終わるエピソードは求めていない

これは自己PRの部分で話すことかもしれませんが、企業の採用担当者はサークルやバイトでの思い出に特別興味はありません。「●●大学の野球部で一生懸命やっていました」という話で終わるのであれば、もし伝えるなら野球部に所属していただけで良いでしょう。打ち出し方が少し弱いのであれば、わざわざ伝える必要はないかと思います。

 

 

 面接で印象に残る自己PRをするための7つのコツ

最後に、自己PRを行う際に好印象を残すためにやっておきたい7つのコツをご紹介していきます。

 

まずは自分が伝えたいことを箇条書きで書き出す

自己PRはいきなり考えて出て来るものでもありませんし、きちんと順序立てて話の構成を考えて伝えた方が効果的になります。ですので、まずは自分が伝えたいことや自身の強み、学生時代に何をやって来たのかを冷静に振り返るために、できるだけ多く箇条書きで書き出してみましょう。

 

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自己PRの練習は必要だが丸暗記は絶対に避ける

稀に、自己PRで考えた内容を丸暗記で臨む学生がいますが、それはやめたほうが無難です。完全に頭に入っていたとしても、「あ、この学生は暗記して来たんだな」ということはすぐにわかりますし、緊張もするでしょうから、思い出そうとして必ず不自然な間が生まれてしまいます。

 

また、単純にぎこちない話し方になりますので、面接官に良い印象を与えることは難しく、自分の言葉で話していない感じが強くなってしまうというマイナス要素しかないのでやめましょう。

 

【関連記事】

採用担当者の7割が「自己PRが薄っぺらいと感じることがある」その理由とは?

 

話したいことの結論から話す

これは社会に出たら必ず言われることではありますが、何事も結論から話すのが良いでしょう。過程はもちろん大事ですが、それ以上に大事なのは結果です。結果を出すために過程があるのです。頑張ったけどできなかったが済まされるのは学生までです。

 

ですので、

  1. 1:まずはどういう結果になったのか
  2. 2:そのために何をしたのか

 

この順番で話すとよいでしょう。

 

相手の予想を裏切る切り返しがあるとベスト

結果を先に言うと言いましたが、過程をある程度話していくと、ある程度こうつながっていくのかなという予測ができてしまいます。悪いことではないのですが、結論の見えた話題を長々と話すと相手が飽きてしまいます。

 

ですので、できれば過程を話す際に予想を裏切るエピソードを入れておくと良いかと思います。もしなければそれでも良いのですが、大学時代の話なんて面接官が真実を知るはずないので、多少誇張表現をしてしまっても、個人的にはアリだと思っています。

 

【関連記事】

自己PRと長所の違い|知っておくべき採用担当者の意図 ≪自己PR例文あり≫

 

 

話しには抑揚と感情をプラスする

単調な話し方よりは、感情や抑揚の乗ったトーンで話した方が相手も聞きやすくなりますし、聞こうという姿勢にもなりやすいでしょう。話している方が楽しそうな雰囲気を出すだけで相手に良い印象を与えます。

 

苦難を乗り越えた話しの裏にあるものとは?

よく「一番困難だった思い出はありますか」という質問を面接官がよくしてみますが、難しい問題に直面した時の行動を知りたいという意味合いがあります。もちろん逃げ出したという方はいないと思いますが、面接官がみているのは、その問題を「解決するまでの手順」です。

 

とりあえず場当たり的な対応で凌いだという話はあまりよくありませんし、それでは入社してからも同じことをするのえは?と思わせてしまいます。
 

大事なのは「問題の原因の特定」「問題の排除方法」「再発の防止」この3点が盛り込まれた回答であったのかを見ています。意外と「再発防止」に対して対策を打てている方は少ないので、ここまで意識して話ができればベストです。

 

成果を出したものに関しては具体的な数字を示す

あなたが達成して得た成果を、具体的に表すことのできるものは数字になります。これはどんな分野でも一緒です。例えば、アーチェリーの大会で1位をとったとした場合、そもそもアーチェリー人口がどれほどいるのかわかりませんので、大会での1位は評価すべきものだと思いますが、どの程度すごいことなのかが不明瞭です。

 

こういった場合、大会の参加人数が何人いて、何人中の1位なのか、全国区なのか地方なのか、世界なのかによっても違って来ますので、分母に対する評価を意識してもらうと良いと思います。

 

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