• 2016.10.2611:30
  • 面接/筆記/ES対策

就活の選考に食事会がある場合に気をつけるべき8つのポイント

通常の面接やグループ面接の中に、「食事会」を取り入れる企業も増えて来ていると聞きます。「食事会」というと、普通の面接とのギャップに少々戸惑う人もいるのではないかと思います。今回は「食事会」を選考に中に取り入れる企業の目的や意図、その際に気をつけるべきポイントをお伝えしたいと思います。

 

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 企業はどのような意図で食事会を行っているのか?

通常の選考は会議室などの堅い場所で、お決まりのリクルートスーツを着て、堅い雰囲気の中、決まり決まった質疑応答のやりとりがなされるケースが多いと思います。それでも選考の目的は果たせるのですが、企業としても「その人らしさ」をもっと知りたいと思う場合、変則的な方法として食事会を選考と称して実施したり、選考の合間に「交流会」と称して行う場合があります。企業の目的は様々ではありますが、主に(1)コミュニケーション力を見たい(2)選考とは違った素顔も見たい(3)本音も聞きたい(4)リラックスした状態で腹を割って話したいなどがあります。

 

選考とは言っても普段のように堅苦しい中で話すよりも、美味しいものを食べながら自由な雰囲気で(質疑応答ではなく)会話をすることで、学生がよりリラックスして話をしてくれたり、くつろいだ状態で本人の普段に近い雰囲気で参加して欲しいという事を目的にしていると思います。ですから参加をする場合は、その意図を汲みつつ、最低限これだけは押さえておくべきと思われる部分だけは頭に入れておいて参加して欲しいと思います。

 

 例えば食事会が「焼き肉」だった場合のポイント

例えば、食事会での選考の場所が「焼き肉」だった場合、どんな事が人事から見てポイントにしているかを考えてみたいと思います。様々な会食の中で一番難易度が高いのが、私は「焼き肉」ではないかなと思い、このテーマにしてみました。焼き肉は出てきた料理をただ食べるだけではありません。出てきた料理を皆で一手間加えてから、分担までしなければ食べられないという意外に自由でかつ、手間のかかる食事なのです。それゆえに各人の過ごし方にも差が出やすく、個性の違いや、気の遣い方にも差が出やすいために選考でお題に使われる事も少なくない気がします。類似したものでは、しゃぶしゃぶ、お好み焼き、もんじゃ焼き、バーベキューなども同じような内容かと思います。では実際に焼き肉を例にしてご説明します。

 

<焼き肉特有のポイント>

・トングを誰が持つか?

→お肉をひっくり返したり、お肉を移動させるためのトングは通常一本か二本です。積極的に動く事は大事なのでぜひ立候補しましょう。その代わり焼き方や焼き加減のコントロール、トングを持つに慣れていないのではマイナス評価です。

 

・ニオイ対策

→焼き肉特有の対策として「ニオイ対策」があります。ここでは自分への対策ではなく、周囲への心遣いができるかどうかがポイントです。上着などにニオイが付かないように、煙の少ない場所を探したり、その場所に優先的に同席しているメンバーの上着や荷物を置いてあげたりなどの気遣いが大切です。決して自分だけ、社員の分だけという事が無いように隣のメンバーから平等に気を遣うようにしましょう。

 

・運ばれてくるお肉と焼くお肉のバランス

運ばれてくるお肉を来た分だけそのまま網の上に載せてしまうと、焼きあがるお肉の種類が偏ってしまいますね。色々なお肉を平等にメンバーが食べられるようにバランス良く焼いていきましょう。

 

・肉ごとに違う火の通りやすさのバランス

ホルモンのように焼くのに時間のかかるお肉から、カルビのように比較的すぐに火が通るお肉もあり、様々な特徴があります。量との兼ね合い、人気の度合いなどを考えながら時間内に皆がバランス良く全て食べきれるように焼くのが大事です。くれぐれもに食べ残すことが無いようにしましょう。

 

・お肉の焼き加減のコントロール

→火の強さをコントロールしたり、焼き加減に関しては個人ごとの好みも違います。取り分ける際はみんなに声掛けするなどの気遣いも大事ですね。

 

・焼けたお肉の配分

→男子は特に食事のスピードが速いので、女性のペースも見ながら焼けたなと思うお肉は声掛けしてあげたり、場合によりお皿へ渡してあげても良いでしょう。

 

<焼き肉以外にも共通するポイント>

・お皿・下げ膳

→取り皿を配ったり、食べ終わったお皿を集めたり店員さんにお返ししたりとお皿だけでも気遣いするべきポイントは沢山あります。

 

・サラダなどの盛り分け

→サラダのような大皿系の料理はメンバーに均等に分ける必要があります。これも人任せにせずに積極的に引き受けましょう。

 

・ハンガー

→自分のものを真っ先にかけるのではなく、目上の方の上着から掛けるようにしましょう。上着を預かってかけてあげるのもOKです。

 

・座る位置

部屋の入り口から見て一番奥が上座なので偉い方が座る場所、一番手前が下座なので一番若い人または新人の座る場所であると覚えておきましょう。くれぐれも指示がないのに勝手に座ったり、上座に座る事がないように気をつけてください。

 

 食事会の中で気をつけるべきポイント8個

1.学生同士で固まって話すべからず

せっかくの食事会ですから社員の方と積極的に話すようにしましょう。コミュニケーションを積極的に取ろうとするだけでも印象はアップします。

 

2.近くの社員だけでなく、すべての社員と挨拶を

参加しているすべての社員さんとしっかりとした挨拶をしましょう。その際に座ったままの挨拶や、小声での挨拶などは厳禁です。立ち上がって目を見ながら明るい大きな声で一人一人挨拶を心がけてください。また名刺を受け取る際は必ず両手で受け取りましょう。

 

3.服装も節度ある格好で

食事会の場合、服装は自由になる場合もありますが、男女共に必ずオフィスカジュアル以上で、清潔感のある服装で参加することがマナーです。

 

4.先輩に勧められたら極力受け入れるようにしよう

お料理を勧められたり、場合によってはアルコールを勧められることもあるかと思いますが、基本的に受け入れるように心がけましょう。

 

もちろん、アレルギー持ちであったり、アルコールがダメという場合には断っても問題ありません。無理をして応えようとすると結果的に周りの方々に迷惑をかけることになる可能性もあります。ただし、断る際もトゲが立たないように『勧めてくれたことに対して感謝の意を示すこと』は心がけましょう。

 

5.ケータイはマナーモード、タバコは我慢

ケータイはマナーモードにし、カバンにしまいましょう。また、タバコも我慢してください。会の終了後、お店を出た途端にタバコを吸ったり、最寄駅の喫煙所で吸うのも控えましょう。万が一社員さんに会ってしまう可能性があります。

 

6.「何か手伝うことはないですか? 」と聞こう

料理の手配や準備をしてくれると思いますが、積極的に手伝うと印象もよくなると思います。自分で手伝うことがみつからなければ「何か手伝います」と社員さんに伝えてください。くれぐれもドカッと座ったままであったり、話に夢中になりすぎることがないようにしましょう。
 

7.本音もほどほどに

社員の方が「今日は気楽に」「無礼講で」「本音で話そう」など気を遣ってくださると思いますが、そこは気を抜かずにいることが大切です。本音丸出しのネガティブな話や、批判的な話、政治宗教の話などは気をつけて話すようにしましょう。

 

8.最後は全力でお礼を言おう

会の終了後はせっかくご馳走になっているのですから、片付けを率先して行いましょう。また社員の方に全力でお礼を伝えてから帰ることも大切です。「今日はとても楽しく充実した食事会でした。ごちそうさまです! 」と爽やかに大きな声で挨拶をしてから帰りましょう。

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