• 2016.09.1611:30
  • 面接/筆記/ES対策

グループディスカッションでアイデア出しをする際に重要な4つのポイント

グループディスカッションで何を話していいかわからない、という人は多いかもしれません。与えられるテーマが苦手な分野だったりすると、余計に何も言えなくなってしまいがち? でも、グループディスカッションで採用担当者がどういった点に注目しているのかがわかれば、それほど悩む必要はない! と思えるかもしれません。特に「アイデア出し」とも言われるブレストで、どういった点に気を付けたらよいか、考えてみましょう。

 

 グループディスカッションで採用担当者は何を見ているのか

企業がグループディスカッションをする目的は何でしょうか。それは、筆記試験や個人面接、集団面接では見られない面、志望学生の人となりを把握したいからです。グループディスカッションは、チームで行います。ほぼ初対面の人たちが組んで、一つのテーマに基づいて議論します。グループディスカッションで見えて、他のことでは見られないのは、個人単体ではなく、他の人間と関わった時にどういう態度をとるのか、という点です。企業が把握したいと思っている一番のポイントは、「協調性」、「リーダーシップ」、「人の話を聞く力」と言った対人能力です。それから、「論理性」や「知識」といった資質も、評価対象になるでしょう。

 

対人能力は、人間関係を築く力です。この学生が自社に入社した際に、ほかの人と協力しながら仕事をしていけるか、チームを組んで仕事をしていく際に、チームに寄与できるような人となりを持っているかといったことを把握するために、グループとして最高の力を出せるような動きをしているかどうかを評価しています。具体的に言うと、

 

・ほかの人の意見をきちんと聞ける、頭ごなしに否定しない。

・自分の意見を押し付けない、むやみに否定的な発言をしない。

・建設的な方向に話の流れを変えることができる。

・嫌な思いをさせない話し方、ふさわしい敬語を使える。

・みんなが話をできるよう気を使える。

 

こういったことができているかどうかを見ているのです。

 

グループディスカッションは、うまくいくと全員が次に進めることもある一方で、話し合いがうまくいかないと全員が不合格になったりすることもあります。つまり、グループディスカッションで同じチームになった人たちは、ライバルではなく協力者と見なさなくてはなりません。同じチームになった以上、「一人よりもチーム全体で頑張ればより良いものが生まれる」という信念をもって、動くことが必要です。

 

 ブレストで評価される4つの振る舞い

グループディスカッションで採用担当者が見たいと思っていることを考えると、グループディスカッションでは、与えられたテーマに対する回答の内容よりも、話し合いの過程が重要だとわかります。グループディスカッションを和やかに、かつ、最後の結論まできちんと出せるようにするために大事な局面があります。それが、ブレスト(=アイデア出し)です。グループディスカッションにはいくつかの段階があります。まず、テーマに関する方向性を決めた後、ブレスト(=アイデア出し)を行い、出たアイデアに関する検討を行ってまとめる、というのが一般的な流れになります。ブレスト(=アイデア出し)が上手くいくと、グループディスカッションが成功する可能性が高まります。

 

それでは、ブレストの際に、どのように振る舞えばよいのか、気を付けたいポイントを考えてみましょう。

 

まず、ブレストとは何でしょうか。ブレストは、英語のブレインストーミング(Brainstorming)の略で、複数の人がアイデアをぶつけ合うことによって新たなアイデアを生み出していく方法です。アイデアをぶつけ合う、と書きましたが、「相互交錯や連鎖反応の誘発」を生み出すためには、批判的になってはいけません。どんどんアイデアを出し、アイデアの上にさらに付加的なモノを加えたり、範囲を広げたり、逆に縮めたり、似たものを並べていったり……とアイデアをこねまわして形を変えていくような過程と思ってください。ブレストは、堅苦しく構えたものというよりは、楽しくアイデアを出し合うものです。ブレストで気を付けなくてはならないことは何でしょうか、ブレストには、ルールがあります。

 

1.まずはどんどんアイデアを出すこと

ブレストでは、まずは全員でアイデアを出します。視点を広げるためにも、どんどん意見を出します。結論に結びつくかどうか、可能か不可能かといったことを考える必要はありません。それは後の検証の段階で考えればよいことです。そのためには、制限をなくしましょう。アイデア出しの段階で制限を設けてしまうと、新たな発想が望めません。自由奔放にアイデアを出しましょう。思いつきでも構いません。1人1人の発言は長くなりすぎないよう気を付けましょう。グループディスカッションには時間の制限があります。あまり長く1人が話し過ぎてしまうと、他の人が話す時間を奪ってしまうことになります。そういった行動は、採用担当者にもマイナスイメージを与えてしまいます。逆に、短く的をついた発言が続くならテンポも良くなり、みんなが意見を出しやすくなります。

 

2.否定的にならないこと

他の人が言った意見、アイデアがどれほど納得いかないものだったとしても、否定するのはやめましょう。ブレストでは、とりあえずどういった内容であっても、アイデアとして認めます。ただ、質問することは可能です。「それって○○ってことかな? こういう認識でいいでしょうか?」といった形で確認をするのでも構いません。否定的になると、雰囲気が悪くなります。議論の流れを変えて、盛り上げていくようにしましょう。

 

3.他の人の意見を良く聞くこと

他の人の話を聞かないのは最低です。さっき別の人が言ったのと同じことをさも新しいアイデアのように言うことは、場をしらけさせてしまいますし、発言に関するあなたへの評価を下げてしまいます。自分が言おうと思っていたことを、他の人が先に言ってしまうことはよくあることです。そういった場合には、「僕も全く同意見です、素材を○○や△△に変えるというのもありかと思いますが、どうでしょう。」と言った形で、相手の発言にのって、さらに何かを加えることができるなら、好感を与えられます。

 

4.アイデアからアイデアを引き出すこと、発展させること

ブレストの醍醐味は、「相互交錯や連鎖反」です。アイデアによっては、否定したくなるようなものもあるかもしれませんが、全否定をする必要はなく一部は使える、と思えたら、迷いなく発言しましょう。「○○の部分はすごく共感できるのですが、△△は××にしたらどうでしょうか。」といった形です。いいなと思うアイデアがあったら、さらに膨らませるのもありです。2人のアイデアをくっつけてさらに発展させるというのもありです。誰かがそういった発言をしていたら、あなたも乗っかりましょう。こうしたらもっと良くなる、もっと広がる、というアイデアを乗っけていくようにしましょう。ただ、ふざけた発言はマイナスです。「論理的」な発言、話の流れを壊さずに、結果につなげていくような質の高い発言をすることができるなら、高評価をもらうことができます。

 
 

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