• 2016.07.1304:00
  • 面接/筆記/ES対策

面接官が語る「惜しい学生」から「採用したい学生」に変わる方法

就職活動をはじめて採用が決まるまでかなりの比重を占め悩む人が多いのが「面接」。
最近ではエントリーシートを廃止し、面接のみでの選考という企業も増えてきました。
 
みなさんが苦手と思っている面接ですが、意外と面接官をしていると「惜しい」学生が多いもの。どれだけ「良い学生」「真面目な学生」でもいくつかのポイントを押さえなければ「採用したい」という気持ちにはなりません。特に人気企業では、その惜しさから、採用に結びつかないという人は多いのです。
 
「面接の練習をしているのになぜかうまくいかない」という方から「いまから広告業界やメーカー、インフラなど人気業界に挑戦したい」という方まで、今回は、面接官が感じる「面接で差がつくポイント」を中心にお伝えします。
 
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STEP1. 第一印象:「明るく大きい声で挨拶」は本当に有利?
 
STEP2. 志望動機:「社会貢献」「安定」「グローバル」はタブー?
 
STEP3. 対策をしっかりしている人ほど気をつけるべし!面接でみかける「惜しい学生」とは?
 
STEP4. 面接は「企業との相性の問題」になるまで対策しよう
 
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  STEP1. 第一印象:「明るく大きい声で挨拶」は本当に有利?

 
「人は見た目が9割」といわれるように、就職活動では「第一印象」をよくするようにと、挨拶は大きい声で、表情は明るくなど指導されることが多くあります。一方、20歳を過ぎて「明るい大きい声で挨拶」なんて恥ずかしいから、できれば避けたいという学生の声も聞こえてきます。実際、第一印象は本当に重要なのでしょうか。
 
みなさんが思っている以上に第一印象は大事です。初めて出会ったその瞬間に面接官がみなさんに感じる「元気そう」「賢そう」「おしとやか」「真面目」……この第一印象のイメージが面接を進める上で、一つの基準となっていきます。ここがプラスの印象ならばよいのですが、「暗い」「元気がない」「疲れてる」「やる気がない」といったマイナスの印象を持たせると、それをプラスの印象に変えるのは短時間の面接ではかなり難しくなります。特に、営業職・広報、人事、CA(キャビンアテンダント)など外部の人と接する機会が多い職種では、みなさんの第一印象で、顧客が会社に対して良いイメージを持つか、悪いイメージを持つかが変わり、その後の関係性にも影響をしていきます。そのため採用側は、選考中のその表情こそが「入社してお客様にみせる顔」と思いながら面接をする場合もあります。
 
第一印象の大切さをみなさんも実感できる機会があるとすれば、アルバイト。みなさんのアルバイト先に新人がやってきたとき、どのような人であれば「良い子そうだな」と思うでしょうか。どれだけ計算がはやかったり賢かったとしても、明らかに「嫌々働いている」という面倒臭そうな表情をしていたり、こちらが挨拶をしてもノーリアクションだったりしたら、「一緒に働きたいな」「一緒に働いていて楽しいな」と思うでしょうか。企業も同じで「一緒に働きたい」と思った人を採用したいはずです。スキルや才能よりも大事にしている可能性もあります。
 
みなさんがもし強く入りたいと思う企業があるならば、まずは第一印象の良い人間になってみましょう。それがCAやアナウンサーなど激戦の職業であればなおさらです。「自分のようなCAにサービスを受けたいか」「今の自分がニュースを読んだら人々に元気を与えられるだろうか」という視点で見つめ返すとよいでしょう。サービス業であれば、一度お客さんとしてサービスを受け、理想の表情や接客をする先輩を見つけ学ぶのもよいかもしれません。
 
▼まとめ
・学生が思っている以上に、第一印象は大事。
・アルバイト先に新人が入ってきたときどのような新人ならば楽しく働けそうと思うことができるか
・理想の表情をしている人をみつけてみよう(有名人でもOK)
 
 

 STEP2. 志望動機:「社会貢献」「安定」「グローバル」はタブー?

 
第一印象を見直したあとは、いよいよ選考の要、志望動機に関する話題です。志望動機は学生に対して必ずと言っていいほど聞くものなので、必ず準備をしてほしいとは思うのですが、しっかりと準備をしていたとしても、もう少し深堀をしてほしい、と思ってしまう学生がいます。
 
それは、会社への志望動機を聞かれたとき、「社会貢献」「安定」「グローバル事業」を答える場合です。

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