• 2019.07.0506:30
  • 就活マナー

インターンシップに参加するとき、「私服で来てください」と言われたら?

インターンシップに参加する際、「私服で来てください」と書かれていることがあります。そう言われたら、「私服じゃなきゃいけないのか、スーツは着ちゃダメなのか?」「私服といっても、本当に自分が普段着ているものでよいのか?」と逆に悩んでしまいそうです。インターンシップで「私服」とは? 気を付ける点を考えてみましょう。

 

 「私服でOK」の意図は?

企業は、なぜ「私服で来てください」というのでしょうか? 「普段のあなたを知りたい」というサインかもしれません。インターンシップの内容が、作業を伴うものであるなら「働きやすい服装で来てほしい」という意思表示かもしれません。どちらにしろ、あなたの服装は、そのインターンシップに対するあなたの考え方が反映されたものとして評価されます。マナーに外れた格好をしてしまうと、あなたがインターンシップを、ひいては企業を軽んじていると思われても仕方がありません。素直に自分が普段着ているものを着ていってしまって、悪印象を与えてしまっても困りますよね。

 
あなたが選ぶ服装は、あなたがその企業に対して持っているイメージや思いを反映しているものとして相手に伝わると考えましょう。あなたのイメージと相手先の実態がかけ離れていると、悪印象を与えかねません。ギャップを減らすためには、インターンシップ先に直接聞いてみる、説明会などに行った時の社員の服装を思い出してみる等がおすすめです。 

 
インターンシップでは、働くことをイメージして「私服でOK」という指示が出ていることも多いので、「働きやすい」「清潔」という点に気を付けましょう。オフィスカジュアルやビジネスカジュアルと呼ばれる服装は、きちんとした印象も与えつつ、働く場で実践にふさわしい服装なので、そのような場合の「私服」に最も適している服装といえるかもしれません。

 

 インターンシップでの「私服」のマナーは?

インターンシップの初日には、スーツで行くのが無難です。リクルートスーツで構いませんが、スーツの上着を脱ぐ可能性を考えて、シャツやブラウスにも気を付けましょう。しわくちゃだったり汚れていたりといったことがないよう、清潔できちんとアイロンをかけたものか、確認してください。また、暑くなる時期ではありますが、スーツの上着の下に着るシャツやブラウスは、長そでにしましょう。

 
私服での参加が求められていたり、服装に関して記載のない場合で、スーツほど気張らない方が良いと思うなら、オフィスカジュアルにしましょう。インターンシップ時にふさわしいオフィスカジュアルとはどういった服装でしょうか。働いている自分をイメージしながら選んでください。

 
・基本は「働きやすい」+「清潔感」
動きやすいデザインで、清潔感のあるイメージが基本です。派手な模様は、そこに目が行ってしまうためにあらが目立ちやすくなります。落ち着いた色目、柄の方が、ビジネスの場では無難で、清潔感も感じやすくなります。ブランドものである必要はありません。むしろ高価なブランド物は、相手によってはあまりいい印象を与えない可能性もあるので、気を付けましょう。

 
必要になるかはわかりませんが、小道具として、男性も女性も、アイロンの当たったハンカチと、街角でもらったのではないティッシュペーパーをバッグに入れておきましょう。何かの時に困らないで済みます。しわくちゃのものを取り出すと、一気にイメージダウンしますが、きちんとアイロンのかかったハンカチを出すと、清潔感が増します。スマホは常に手元にあるものですが、画面が汚れているのも目立ちやすいものです。ティッシュがあれば、さっと拭いて目立つ汚れを取っておくことができます。

 
常備しておきたいものの一つは、埃などを払うための洋服ブラシです。ジャケットについた誇りなどを手早くキレイにすることができ、便利です。

 
・男性のビジネスカジュアルの基本形

基本は、「ジャケット+パンツ」です。パンツは、チノパンや布パンで問題ないですが、ジーンズやスウェット等カジュアルすぎるものは避けましょう。シャツは、なるべく白か薄い色合い、模様がある場合でも派手でないものにしてください。ポロシャツでも大丈夫かもしれません。これは、2日目以降、企業の雰囲気を見て決めてください。Tシャツやタンクトップは、ラフすぎるのでNGです。

 
ジャケットはマストです。茶色、グレー、紺色などの濃い目の色合いのトラッドなジャケットは、あまり堅苦しくないフォーマル感を出すのに最適です。今後のビジネスシーンでも活用できるアイテムなので、もしふさわしいものがないようであれば、思い切って購入しても、使えるアイテムになると思います。

 
ネクタイは必要ありませんが、バッグはやはりビジネスバックに近いものを持って行った方が安心です。靴もスニーカーは避けて、ローファーか革靴をきちんと磨いて履くようにしましょう。

 
・女性のオフィスカジュアル
女性の場合も、ジャケット+スカートかパンツ、もしくは、ジャケット+カジュアルでないワンピース、アンサンブル+スカートかパンツ、といったものが好まれます。ジャケットかアンサンブルの上着のように、羽織るものがあった方が、ビジネスライクな雰囲気を出しやすくなります。色目は、グレーやベージュのような中間色、紺、黒、オフホワイトといった落ち着いた色にしましょう。

 
ブラウスやワンピースは、襟元が大きく空いているデザインは避けましょう。柄も大柄な派手なものや、フリルが多かったり、透けて見えたりするようなフェミニンすぎるものはやめておいた方が無難です。Tシャツやタンクトップは、やはりNGです。スカートは膝丈くらいの長さで、ミニスカートは避けましょう。広がりすぎるフレアースカートやロングスカート、ぴったりしすぎたデザインのパンツやワンピースも、働きやすさの観点から避けた方が無難です。

 
シューズは、服装と同系色のローヒールのパンプスがおすすめです。ミュールやサンダル、ブーツはカジュアルなイメージが強すぎるので避けましょう。アクセサリーも、大きなピアスや派手なリング等、働く際に邪魔になりそうなものは外しましょう。動きを制約しない落ち着いた感じのアクセサリーなら問題ありません。

 
お化粧は、派手ではないナチュラルメイクを心がけてください。ナチュラルとはいえ、ノーメイクはNGです。髪型も、働きやすく、清潔感のあるものにしましょう。ロングの場合は、バレッタでとめるか、お団子にしてしまうのもよいかもしれません。

 
バックは、持っていた方がいいです。ハンドバックではなく、A4版の資料などが、きちんとは色大きさの派手ではない色合いのビジネスバックに、きちんと必要なものを整理して入れておくのはポイントが高いです。

 

 過剰な演出は不要

ビジネスカジュアル・オフィスカジュアルに関してみてきましたが、「私服OK」ということは、あなたらしさを出して構わないということでもあります。あまり考えすぎるのではなく、自分が着ていて疲れないような服装を、上記に挙げたような範疇で着るようにしましょう。「服に着られる」のではなく、「服を着こなす」を心がけてください。カジュアルであっても、ラフになりすぎない、あくまでもビジネスの場、働く場であることを忘れず、自分らしさをアピールできるような服装を意識してみましょう。 わからない場合は、事前に企業に連絡して確認してみましょう。

 

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