• 2016.03.0211:30
  • 就活マナー

就活でストライプのスーツはなぜダメなのか

就活を控えた学生は、その活動に向けた準備として、まずスーツを購入する人が多いでしょう。もちろん、中には既に就活でも使えるスーツを持っている人がいるかもしれません。しかし多くの学生にとって、スーツはあまり身近な服装ではないはずです。
そうなると、「いったい、就活にはどんなスーツを購入すれば良いのか?」と悩んでしまうのではないでしょうか。スーツは就活中ずっと着用することとなり、採用担当者からの印象や評価に繋がる大切なアイテムです。

 

 会社説明会は黒のスーツで埋め尽くされる

通常、会社説明会などへ行くと、会場内は黒いスーツを着た就活生で埋め尽くされています。周囲から見聞きすることで、まだ就活を始める前でも、そのような光景をイメージできるという方は多いでしょう。そのため、自然と「スーツは黒が良いのだろう」と思うのではないでしょうか。

 

夏場に多くの企業を回ることを考えると、やはりスーツは夏物と冬物の両方が必要となります。つまり2着以上のスーツを購入するわけですが、少なくとも1着は無難な無地で黒系スーツを用意しておくと良いでしょう。
中には黒のスーツに関して、「葬式みたい」「個性がない」などという意見もあるようです。しかし基本的に、就活という場においてスーツで目立つ必要はありません。黒系のスーツであれば、業界や職種を問わず対応することができはずです。就活において最もスタンダードな服装となりますので、黒系のスーツを着ていることがマイナスとなるケースは希少と言えるでしょう。

 

 ■就活にストライプのスーツは大丈夫?

スーツは男子だけでなく、女子も着用します。男子と比べても、やはり就活のスーツとはいえ、少しおしゃれな服装を好むのではないでしょうか。中には「ストライプのスーツは選べないの?」と思っている人がいるかもしれません。

 

男女どちらかに限った話ではありませんが、ほとんどの企業において、ストライプのスーツは避けるべきといえるでしょう。ストライプ柄はスーツとはいえカジュアルに見えますので、やはり就活には向きません。就活では採用担当者のほか、最終面接などで年配の役員と会うこともあります。カジュアルな印象のスーツを着ていると、そうした相手から「生意気だ」「立場をわきまえていない」などマイナスの印象を持たれかねません。

 

紳士服店などに行くと、就活スーツと一緒にストライプのスーツが置いてあるかもしれません。目立たない柄ならば、「これなら大丈夫かな」と思ってしまうこともあるでしょう。しかしストライプのスーツは、基本的に就活には不向きであることを覚えておいてください。

 

 ストライプのスーツが就活に不向きな理由

ストライプのスーツが不向きと言われても、「それでも…」と納得し切れない人はいるでしょう。先にも少し触れていますが、なぜ不向きなのか、その理由について具体的にご紹介しておきます。

 

<カジュアルに見える>

柄があるということは、無地のスーツと比べてカジュアルに見えます。普段着であれば、カジュアルで個性的な服装でも問題ないでしょう。しかし就活は、ビジネス社会の入口ともいえる場です。そこには、残念ながらカジュアルさは必要ありません。むしろ採用担当者から、「就活という場がどういう意味を持つかわかっていない」など、悪い印象を持たれてしまいます。

 

<フレッシュさが損なわれる>

就活生は、社会人と比べてフレッシュな存在です。しかしビジネスマンが着るようなストライプ柄のスーツは大人びて見えてしまい、そのフレッシュさが損なわれてしまいます。新卒採用の目的には、「若くフレッシュで新しい風を吹き込む」ということが挙げられるでしょう。そのフレッシュさが感じられないということは、あなたの魅力が半減しかねないのです。悪い意味で、周囲から浮いて見えてしまうでしょう。

 

<生意気に見られる>

企業で働く人々は、そのほとんどが過去に就活を経験しています。そして多くは黒系のスーツを着用し、現在と同じように会社説明会や面接などに脚を運んだことでしょう。そして内定を得たことにより、やっと少しおしゃれなスーツも着用できるようになっています。しかし社会人でもない就活生が、いきなりストライプ柄の入ったスーツを着てきたら、どう感じるでしょうか。人によっては「学生なのに生意気だ」などと感じられても仕方ありません。もしかしたら、その相手が採否判断に大きく関わる人物かもしれないのです。

 

 業界や職種によっては可能なところもある

基本的に就活では避けるべきストライプのスーツですが、業界・職種によっては必ずしもマイナス評価とならない場合があります。例えば最近のベンチャー企業では社長が若く、社員も基本的に服装自由といったことがあるでしょう。そういう風土の会社であれば、スーツに対してあまり厳しい目は向けられないかもしれません。また、ファッション関連の企業では、むしろセンスを感じられることから好印象を与えられる可能性があります。

ただし同じストライプのスーツでも、あまりに太いストライプは避けた方が良いでしょう。柄が主張し過ぎるスーツは着こなしも難しく、周囲からも悪い意味で目立ってしまいます。薄柄のストライプならば、実際に仕事に就いた後も広く使えます。

 
 
 

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