• 2017.04.1908:00
  • 就活マナー

人事が嫌う! 「対応に困る」メール例を聞いてみた【メールマナーの常識・非常識vol.1】

学生とメールでやりとりする企業も増えてきています。そんななか、メールだけで採用担当者を萎えさせてしまうケースも多いみたい。自分では気がつかないうちに、もしかしたらメール段階で印象を悪くさせていることがあるかも!? 今回JOBRASS編集部では採用担当者106名に、“学生から届いた「対応に困るメール」”の例を教えてもらいました。
 
担当者のリアルな声を参考に、メールでマイナス評価にならないように気をつけるポイントを解説します。
 

 
もっとも多かったのは、「中身がない、意図がわからない」メール。また、得てしてそういったメールは長文のことが多いようで、合わせて「長い」「読むのに時間がかかり、結局何が言いたいのかわからない」といった声も多く寄せられました。
 

 要点が押さえられていない

 
・主語の不明な内容(男性/公務員/36歳)
・意図のわからないメール(男性/営業・販売/32歳)
・何を言っているのか理解できない文章はこまる(男性/総務・人事・事務/45歳)
・言いたいことが、簡潔に書いていない。読むのに時間がかかる(男性/営業・販売/42歳)
・内容が不明(男性/コンピュータ関連技術職/40歳)
・内容が理解できない(男性/コンピュータ関連技術職/40歳)
・中身がない、結論がない(男性/総務・人事・事務/42歳)
・要点がおさえられていない。だらだら記載している。同じ意味の繰り返し(男性/営業・販売/40歳)
 

 やたらに長い

 
・本題に入るまでが長く、要件が分かりにくい(女性/公務員/30歳)
・無駄に長い(男性/公務員/46歳)
・長くて、何を言いたいのかわからない(男性/医師/43歳)
・長文で何を伝えようとしているのか、わからない(女性/その他/33歳)
・感想文みたいな長文(女性/企画・マーケティング/43歳)
 

 質問が多い

 
そして「質問が多い」メールも、「主体性がない」などという理由で、嫌われる傾向にあるようです。また、質問に見せかけて“お願い”になっているものも多いようで……。
 
・意図がよくわからない質問。すぐに教えてくださいという安易な姿勢(男性/コンピュータ関連以外の技術職/43歳)
・こちらからの質問に、質問で返してくる(男性/公務員/44歳)
・質問が多すぎる(男性/公務員/36歳)
・質問だらけ(男性/研究・開発/48歳)
・面接時では話さず、メールで質問攻撃(女性/その他/35歳)
 

 お願い、相談される

 
・お願い(男性/営業・販売/31歳)
・どうすれば採用されますかと聞かれること(男性/金融関係/36歳)
・〇〇ですか? 〇〇したほうがいいですよね? など、文面の中身から負の感情を感じ取れる内容が多い。とにかく見ているだけでイライラする。なぜ、でしょうか? してもよろしいでしょうか?と相手を気遣った言葉遣いができないのか全く理解できない(男性/総務・人事・事務/40歳)
・懇願される(男性/総務・人事・事務/43歳)
・就職相談のようなもの(女性/金融関係/35歳)
 

 身の上相談、プライベートな内容

 
なかには、同情をひこうとする(?)作戦に出る人もいるようで……。
 
・プライベートの相談(男性/広報・宣伝/43歳)
・身の上話ばかりのメールは困る(男性/その他/31歳)
・不安をアピールしてくる(女性/コンサルタント/35歳)
 

 媚を売ってくる

 
・あざとい内容(女性/総務・人事・事務/40歳)
・会社のだれそれを知っていますといったようなメール(男性/公務員/48歳)
・明らかに媚をうってくる(男性/コンピュータ関連以外の技術職/42歳)
・余計な自己PR(男性/営業・販売/31歳)
 

 敬語の使い方がおかしい

 
内容以前に、敬語、日本語の使い方がおかしい、誤字が多いという声も多数あがりました。敬語はなさすぎても使いすぎても不快感を与えてしまうもののようですよ。
 
・無理やりの敬語(女性/その他/32歳)
・敬語の使い方が間違っている(男性/総務・人事・事務/42歳)
・敬語の連発が気になる(男性/その他/33歳)
・ため口メール(男性/公務員/41歳)
・やたらと堅苦しい言い回し(男性/その他/38歳)
 

 日本語がおかしい

 
・日本語がおかしい(男性/その他/36歳)
・意味不明な日本語(男性/営業・販売/41歳)
・正しい日本語が使えていない(女性/その他/41歳)
 

 誤字が多い

 
・誤字が多い、ぁぃぅぇぉなどの小文字を使う、タメ口の文章(男性/コンピュータ関連以外の技術職/40歳)
・誤字脱字が多い(男性/公務員/41歳)
 
その他、
 
・業績に関すること(男性/営業・販売/39歳)
・仕事の内容や条件などを何度も細かく聞いてくる人。一度でとまでは言わないが、しっかりとまとめてメールしてきてほしい(男性/営業・販売/36歳)
・電話ですべき大事な連絡をメールだけで済まそうとする学生が時々います(男性/総務・人事・事務/44歳)
・返信の時間帯を指定してくる(男性/会社経営・役員/46歳)
・飲みに行きましょ!(男性/企画・マーケティング/45歳)
 
等々の報告が寄せられました。
 
基本的に質問は面接のときにするべきだし、飲みに誘って親しくなろうというのはマナー違反。返信の時間指定も、“自分本位なタイプ”と捉えられかねません。ある採用担当者は(男性/その他/43歳)、「アドレスが不快なもの」と、アドレスまでチェックしている様子でした。
 
メールも選考の一部です。担当者にメールをするときは、何を伝えたいのかまとめてから、敬語の使い方、誤字脱字に注意して送るようにすること。心配な人は、事前に一度下書きをしてから自分で読み直すと良いでしょう。
 
 
【調査概要】
方法:JOBRASS就活ニュース調べ(インターネット調査)
調査期間:2017年2月10日~2017年2月17日
対象:企業の採用担当者 計106名
 

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