女性の就活で気になる髪型の問題ですが、おそらく関心が多いのは前髪の行方ではないでしょうか。どんな髪型にしようかという迷いなどもあるかと思いますが、前髪の作り方で顔の印象は大きく変わることは間違いありません。
そもそも、髪型を変えるだけ人の印象はかなり違ってきますので、面接で好印象のイメージを残したのであれば、特に前髪へのこだわりは持っておくと良いでしょう。
ではどういった髪型にして、前髪はどう変えていけば良いのかについて、今回はご紹介していこうと思います。
面接官に好印象を与えやすい女性の前髪５選
まずは、どんな髪型が面接官に好まれるのか、好印象を与えやすい髪型の特徴から見ていきましょう。
眉毛が見えるぐらいの長さにするのがベスト
どんな前髪しようと、好印象な雰囲気を醸し出している方が良いと言えます。就活において、あなたと面接官は初対面ですから、特に身だしなみには気を使わなければいけません。
ではどの程度の長さならベストなのかというと、眉毛の上あたりの長さになります。長すぎず短すぎず、印象のよい位置をキープするには、この程度のながさになると覚えておくと良いでしょう。
就活の面接でなくても、初めて会う人に対して失礼な態度をとることはないと思います。それと一緒で、人事の担当者に会ったら身だしなみの面も気をつけましょう。人の印象は９割が見た目だと書いてあった本があったかと思いますが、それはその通りで、出会って10秒でその人の人柄が判断される傾向が強いと言えます。
もっとも注目されるのが顔であるということは、前髪の注目度がさらに上がっているということを認識しておく必要があります。
分け目の作り方
髪の毛の生え方やクセは千差万別人ですから、分け目も作る際もその人にあった自然な感じにすることをおすすめします。自分の分け目が自然な感じになるスタイルを見つけるには、一度髪の毛をかき上げみて、そのあと自然に下ろしてみましょう。
こうすることで、自分の分け目がどの方向に流れていて、どの位置分け目を作れば良いかの判断ができます。ここで大きなポイントになるのは、前髪でおでこが隠れないようにすることです。もし眉毛の位置よりも長くなるようでしたら、少し切って調整してしまうのも良いかと思います。
就活ではおでこを出すのが良い理由
普段の髪型でおでこを出すスタイルにしていないと、いきなりやるのは気が引け流こともあるかと思いますが、就活では清潔感、爽やかさがもっとも大事になりますので、できればおでこを出して顔を明るく見せることをおすすめします。
ただ、絶対におでこを出さなければいけないかというと、そんなこともなく、前髪を下ろしていても、暗い印象にならなければ問題ないと言っていいでしょう。
前髪が長すぎると暗い印象になるので耳にかけると良い
極端な例ですが、貞子を思い出して見てください。目元まで長い髪や、目元近くまで髪が伸びてどこを見ているか判別できない方はやはり敬遠される傾向にあります。
前髪がどうしても切りたくないという方は、耳にかけるなどして邪魔にならないようにする工夫が大切ですね。
お辞儀をしても崩れないようにピンで留めておこう
就活中は面接や会社説明会のたびにお辞儀をする機会が多くなります。かがんで書類を取る、記帳などで書類を覗き込む時などですね。その度にかがんで前髪が落ちてくるようなことがあれば、都度髪の毛の位置を直すことになりますので、あまり良い行動とは言えないでしょう。
見苦しく思えますし、相手に良い印象を与えることはまずありませんので、長めで耳にかけている方は、ピンか何かで止めておくのが良いと思います。
就活における髪型では、何よりも清潔感が大切になってきます。履歴書などに添付する証明写真でも同じことですが、就活では相手に与える第一印象が、その後の活動を左右してしまうことも少なくありません。
例えばどの髪型でもそうですが、前髪の長さはその人の印象を変えます。目にかかってしまうくらい長い方は、短めに切っておくか、上やサイドにまとめるなど明るい印象になるように心がけると良いでしょう。
前髪ぱっつん系はNGではないがベストではないことに注意
前髪をぱっつんにした前髪が理由で不採用になることはあり得ないかとは思いますが、前髪が目にかかるような長さならば、調整が必須です。顔を少し下げただけで前髪が顔を隠してしまう。直すのに頭を振る、手でよける、などの仕草は人事の担当者に好印象を与えづらくなります。
ぱっつんであること自体は構いませんが、こうした動作は見ていて不快です。前髪をピンなどで留めないのなら、眉の多少上あるいは眉ギリギリまで切っておくと良いでしょう。ただし、あまり短過ぎるのも考えものです。見る側からすれば子どもっぽく見えてしまったり、ファッション性を強調してしまったりするかもしれません。
前髪を流すのであれば左右で印象が代わることを覚えておく
前髪を切るのがためらわれる方は、無理して切ることもないかとおもいますが、流す方向をどちらにするかえ人に与える印象が違うことを覚えておくと良いかもしれません。
左に流すと男性的｜右に流すと女性的な印象を受ける
1999年に「What Is Your Hair Part Saying About You? 」という論文が発表されたのですが、これは髪の毛の分け方で人にどのような印象を与えるのかといった研究概要になります。ただ、英語なのでざっくりと解説すると、右に分けると男性的なかっこよさを感じる人が多いのに対して、左に分けると女性的なイメージを受けやすいということを言っています。
もっとわかりやすい例として「フジテレビ」が何かの番組で行った「右分け？ 左分け？ 髪の分け目で印象が変わるか調査！」という記事があったので、概要をご紹介しておきます。
結論から言うと、「髪の毛を右に流すと大人っぽい印象」「左に分けると可愛い印象」を受ける人が多かったという結果が出ました。分け目で印象が変わったかというアンケートでも、変わったと答えた方が100人中78人という回答からも、前髪の分け方で印象が変わると感じたる可能性は80％あるといっていいでしょう。
これを就活でどう使うかと言う問題がありますが、仕事ができそう、この人を採用したいと思わせるには、やはり右に流すのが効果的かもしれませんね。
その他の傾向｜右に分ける人
- 他人を思いやる心が強い
- 自分の気持ちに正直に行動する
- 直感的
- 惚れっぽい
その他の傾向｜真ん中分け
- 対ストレス耐性が強い
- バランスを大切にする
- 何事も中庸控えめ
- 困難があっても冷静に対処する
その他の傾向｜分け目なし
- 独創性が強い
- 芸術家
- マイペース
- 変化を起こすことに生きがいを感じる
- 熱しやすく冷めやすい
その他の傾向｜左分け
- 欲しいものは必ず手にいれたい
- 左脳タイプ
- 論理的で頼りになる
- 政治家に多い
- 計画性がある など
こういった傾向があると言われています。自分がどのタイプに当てはまっているのかを考えるのも楽しいですし、面接においては相手に与える印象も考慮して戦略的に攻めてみるのも良いでしょう。
前髪の印象を限りなく効果的にするのなら黒目を意識するのが良い
どこで前髪を分けるかに迷った場合は、黒を意識すると良いとされています。人の顔は100％の左右対称ではないため、目元に関しても必ずどちらかが大きい場合や小さい場合があります。
他にも女性の髪型としておすすめできるものはいくつかありますので、下記の記事も参考にしてみると良いかもしれませんね。
ミディアムヘア
ミディアムヘアの良いところは、何と言っても知的感や爽やかさの演出がカンタンにできるという点でしょう。そこまで長い髪でないとできない髪型でもありませんし、面接中に何度もお辞儀をしたとしても崩れる心配が少ないので、応用力の高い髪型と言っていいと思います。
社会人の女性にも多い髪型ですので、面接官も働いているイメージを掴みやすいと思いますし、おしゃれすぎず、でも暗すぎずのいい感じのスタイルを保つことができますので、自分も髪の毛を意識しすぎるということはないでしょう。
ボブカット
ボブカットの良いところは、何と言っても明るい、柔らかいなど雰囲気を出しやすいことです。女性の髪型は多くありますが、こと就活となると多くの方が同じ髪型になりがちという点があります。
それも全然悪くはないのですが、どうしても自分の個性を出したい場合や、面接官の印象に残りにくいということが挙げられます。その点ボブカットであれば、可愛らしさだけではなく綺麗さなども演出しやすいというメリットもあります。また、髪の長さに左右されず、仕上げることができる髪型としてもおススメです。
引用元：就活の髪型でボブにしても良いの？
ハーフアップ
髪型で人の印象が大きく変わるという話をしましたが、ハーフアップやショートは「明るさ」や「元気のよさ」を印象づけられる可能性が高くなります。プラスしてハキハキと話すことができれば、面接などでもその明るさが、より強調されるはずです。
ただ、ハーフアップやショートヘアにしたから完璧というわけではなく、ヘアピンで髪を留める、ヘアスプレーで前髪も横に流すことをすれば、顔の輪郭がハッキリと見えて好印象を与えられるケースもあります。
ショートヘア
髪型は、長すぎるとかえって邪魔になってしまうことも少なくありません。そして長く伸びた髪が乱れていると、不潔感を感じられてしまう可能性もあるでしょう。あるいは「髪もちゃんと整えられないのか」と、ガサツな印象に繋がってしまうかもしれません。それなら、むしろショートヘアのように短く切ってしまった方が、顔が明るく見えて好印象を与えられるとも言えます。就活では、ショートヘアもちゃんと適した髪型なのです。
女性の髪型がショートの方が良いという話はよく聞きますが、これは迷信です。正しいものというものはなく、清潔感があればどんな髪型でも基本的には問題ありません。
今回ご紹介したようなショートヘアでも、ロングヘアでも一向に構わないと思います。そもそも社会人として働いている女性の多くは大分自由な髪の毛です。就活生だからダメということはないでしょう。
ただ、「就活をしています」という雰囲気を出すことは意外と大事な要素として考えられるのは間違いありません。
パーマはOKなのか？
企業側の本音として、「過度なスタイルでなければそこまで見ていない」というのが実情です。例えばウェービーなヘアスタイルがパーマと見られて不利になるのであれば、生まれつきくせ毛でパーマのように見える人は、不利になってしまうことになります。反対にくせ毛の人は、矯正パーマをかけてうねりをなくしておくと良いでしょう。
前髪を流すスタイルで行く際のヘアセットのやり方
最後に、面接で好印象なイメージを残すためのヘアセットのやり方を見ていきましょう。
最初のドライヤーが重要
ドライヤーの乾かし方を失敗するとアイロンをした際のダメージが強くなりますから、しっかりと上から下に、根本まで乾かすのがポイントです。下からドライヤーを当てると髪を痛める原因になりますから、絶対にやめましょう。
くせ毛の方はマジックカーラーを使うのもアリ
アイロンで一旦伸ばすのもありですが、マジックカーラーで前髪を巻いて、10分ほど置くことで綺麗に流れる前髪が作れます。
アイロンを使う際はやりすぎに注意しよう
アイロンは当てすぎると髪の毛を痛めますから、出来るだけ短時間でさっと流す程度にやることをおすすめします。
最後はスプレーを使ってキープさせると安心
強風や湿気に負けてカールするようではせっかくセットして髪型が台無しになってしまいますから、最後はスプレーやケープなどでしっかり固定させるのがおすすめです。
アイドル並みにどんな状況でも負けない髪の毛にする必要はありませんが、もし自分では難しいと感じているなら、行きつけの美容室に行った際に、美容師の方に聞いてみるのもありですね。
まとめ
いかがでしたでしょうか。前髪に関する内容をご紹介してきましたが、どんな髪型にするにしても顔の印象が大事だと言うことはおわかりいただけたかと思います。
必ずしも前髪や髪型にこだわれば内定が取れるわけではありませんが、何かしらの参考にしていただければ幸いです。