• 2016.10.2808:00
  • 就活マナー

採用担当者が就活生に見る「不潔感」チェックポイント8 襟汚れ、ニオイもNG!

就職活動の時の格好は、「清潔感」が大事とよく言われます。でも、「清潔感」って、具体的にどういうこと? JOBRASS編集部では、企業の採用担当経験者231名に、就職活動時の格好として、「不潔さを感じる」学生の印象を尋ねてみました。
 

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【「不潔さを感じる就活生は、全ての印象が悪くなる」と思いますか?】
・思う 80.3%
・やや思う 19.7%
・思わない 0.0%

 
就職活動中の学生に関して、「不潔さを感じる学生に対しては、全ての印象が悪くなる」と思いますか?
 
その結果、「印象が悪くなる」という採用担当者が100%。いくら面接内容がよくても、不潔さを感じたら、その時点でダメということです。では、不潔さで何を判断されるのでしょうか?
 

 “不潔さ”で何を判断されるのか

 
■社会人になる自覚がない
 
・社会人としての最小限の自覚が必要(男性/総務・人事・事務/49歳)
・社会人としての自覚の問題(男性/その他/45歳)
 
■仕事は「好感度」も大切
 
・好印象となるための努力が必要(男性/その他/45歳)
・好感度がなければだめです。仕事は遊びじゃない。だから、社会人の自覚を持ってほしい(男性/総務・人事・事務/43歳)
・客にも嫌われる(男性/その他/44歳)
 
■仕事もいい加減だと思われる
 
・自分の身の回りのことをきちんとできない、だらしないという印象を受けてしまう(女性/総務・人事・事務/41歳)
・身支度ができない人は仕事もできないと思われるから(女性/その他/39歳)
・相手が見てよい感じを受ける服装態度が大切(男性/その他/45歳)
・服装が乱れていれば、仕事も中途半端と判断します(男性/会社経営・役員/49歳)
 
■協調性がないと思われる
 
・協調性に欠けると思うから(男性/その他/41歳)
・清潔感は集団活動には重要です(男性/研究・開発/46歳)
 

 “不潔さ”を感じさせるポイント

 
■髪
 
圧倒的に多かったのが、「髪」という回答でした。顔まわりの第一印象を決める髪型は、いくら自分がオシャレと思っていても、相手に“チャラい”と思われたり、乱れていると思われたら損をしてしまいます。面接の日は寝癖などをそのままにせずきちんと整え、長い髪はまとめて。あまりに明るい髪色なども、危険です。
 
・髪がぼさぼさ(男性/コンピュータ関連以外の技術職/37歳)
・髪が茶髪(女性/その他/42歳)
・髪が長すぎる男子(女性/その他/50歳)
・髪の毛が整っていないものはだめ(男性/公務員/42歳)
・髪の毛の乱れ(男性/公務員/47歳)
・髪の長い人は束ねるべき。寝癖はダメ(男性/会社経営・役員/39歳)
 
■スーツ、シャツがヨレヨレ
 
連日の就職活動で、ジャケットはまだしもシャツがヨレヨレ……なんていうことになりがちです。シャツは複数枚用意し、面接の都度きれいなものを。
 
・ヨレヨレのスーツ(女性/その他/35歳)
・スーツのシワ(男性/総務・人事・事務/44歳)
・シャツのシワ(女性/その他/38歳)
・服装の乱れ(靴の汚れ、えりが曲がっている、シワなど)(男性/営業・販売/48歳)
 
■スーツ、シャツが汚い
 
ダークな色のスーツは、かえって汚れが目立つもの。また面接官は、シャツの襟筋などもチェックしています。黄ばみはもちろん、面接前にはフケが落ちていないかも確認して。
 
・衣類の汚れ(男性/営業・販売/46歳)
・襟筋の汚れ(男性/その他/36歳)
・シワのあるシャツ、不精ひげ、襟筋が汚れている上着等(男性/コンピュータ関連以外の技術職/44歳)
 
■靴の汚れ
 
スーツだけでなく、靴も重要なチェックポイント。足元まで気を配ることができる学生が“合格点”となります。
 
・靴の汚れ(男性/会社経営・役員/45歳)
・靴がボロボロ(女性/その他/35歳)
・靴の汚れで全てがわかる(男性/会社経営・役員/47歳)
 
■におい
 
案外多かったのが、「におい」を指摘する担当者でした。夏、暑い時期の就職活動では汗をかいてしまうものですが、対策もぬかりなく。喫煙者はタバコのにおいにも注意しましょう。
 
・においは言語道断(男性/コンピュータ関連以外の技術職/48歳)
・汗臭い(男性/営業・販売/42歳)
・においがプンプン(男性/営業・販売/41歳)
・においはもちろんのこと、フケなどはもってのほか。フケ症であっても会場入りする前に払えば良いはず(男性/その他/46歳)
 
■アクセサリー
 
女性のアクセサリーは、基本的に派手なものは避けたほうが無難そう。ピアスも、“髪に隠れるかどうかレベルまで”といった声が見られました。
 
・アクセサリーは基本的にNG。化粧も薄化粧レベルまで(男性/コンピュータ関連技術職/48歳)
・チャラチャラの(音がする)アクセサリー。ボサボサ髪はもってのほか(男性/その他/47歳)
 
■髭、爪
 
髭の手入れ、そして爪。爪の汚れまでも見られています。派手なネイルも歓迎されないようです。爪はきちんと切りそろえて、汚れがないように。
 
・無精髭・におい・爪・口臭などは気になる(男性/総務・人事・事務/50歳)
・爪の長さ、爪の中が汚れている(男性/その他/40歳)
・髭が伸びている、髪の乱れ(男性/その他/42歳)
 
■派手なメイク
 
真っ赤な口紅、大きいカラコン……。“いつもの自分のメイク”だとしても、採用担当者にしてみれば、“余計な自己主張”。面接時はメイクを薄く、「どこに出しても大丈夫」な自分を演出することも大切です。
 
・どぎつい化粧(男性/その他/45歳)
・派手(男性/総務・人事・事務/43歳)
 
採用担当者は、学生が思っている以上にチェックしています。“靴くらいいいや”“襟くらいいいや”という気持ちの緩みが、面接にもあらわれてしまうもの。身だしなみもしっかりと整えることが、内定への第一歩です。
 
 
【調査概要】
方法:JOBRASS就活ニュース調べ(インターネット調査)
調査期間:2016年9月16日~2016年9月26日
対象:企業の採用担当者 計231名

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