• 2016.02.1704:00
  • 就活入門

【GD・プレゼンもこれで安心!】帰国子女が思う「日本人の苦手ポイント」を徹底解析! 

「帰国子女」
学齢期頃に保護者の赴任など、自らの意思でない理由で日本国外での長期滞在生活を経て日本に帰国した人を指します。
 
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みなさんの周りにも1人や2人いて、最近ではさほど珍しくもなくなってきたのではないでしょうか。あるいは、これを読んでいるあなた自身が帰国子女かもしれませんね。
 
かくいう私も父の仕事の関係で、幼少期はシンガポールに5年、中学~高校はマレーシアに4年半住んでいた帰国子女です。いずれもインターナショナルスクールに通い、多くの人種と関わり、異文化を体験してきました。
 
海外で暮らし、日本に帰ってくると、みんなが“当たり前”と思っていることが“当たり前”に思わなかったり、疑問に感じたりすることがたくさんありました。
 
日本人ならではの考え方や在り方を否定するわけではないのですが「こう考えたらいいのに……」「こういうときは別の側面から捉えてみればいいのに……」と感じたことがいくつかあります。その中から、就活に活かせそうなポイントをまとめて、今回はお話してみたいと思います。
 
※筆者は東南アジアに住んでいましたが、アメリカ系インターナショナルスクールの出身なので、「海外」としているところは「アメリカ」と捉えてください。また、アメリカも州によっては差異があるし、世界は広く一概には言い切れないところもあるので、あくまで筆者の経験から話しているものであることを念頭に読んでいただけるとうれしいです。
 

 グループディスカッションが苦手なあなたも大丈夫

 
就活で、苦手に感じる人が多いグループディスカッション。
日本ではあまり習慣がないことが苦手に思う原因かもしれません。まずは学校での過ごし方を比較してみましょう。
 

海外 日本
小グループに分かれて向かい合って座る
先生がいる教室に教科ごとに移動
お昼はお弁当かカフェテリアで食べる
前方の黒板に向かって並んで座る
教科ごとに先生が教室移動してくる
クラスごとに教室で給食を食べる

 

上記以外にもありますが、海外と日本では学校教育の“スタイル”が根本から違うのです。
 
まず、海外には「○年○組」といった「クラス」という概念がないので、授業ごとに共に勉強するクラスメイトが変わります。授業も、先生の講義をひたすら聞く日本とは違い、ディスカッション形式を多く取り入れ、普段から“色んな人と意見をぶつけ合う”ということをしているのです。
 
私が、日本の就職活動を経て感じたのは、日本人の「ディスカッションの取り違い」です。クラス制度があったせいで、日本人は団体(グループ)になりがち。いつも同じ仲間といて、グループ内の調和を大切にしますね。そのため反対意見を出すのをためらってしまうのか、大多数の意見に賛同しがちです。また思い切って反対意見を出したとしても、ケンカ腰になってしまったり、自分の意見を強く主張しすぎてしまったり、“上手”にディスカッションができないという場面が多くありました。
ディスカッションとは、決められた時間内に、あるテーマについて複数人で意見交換をするもの。最後に話をまとめて、何らかの結論を導き出す「議論」または「討論」です。賛成・反対意見の両方があって、それをまとめることができるかどうか、その過程を採用担当者は見ています。
 
私が思うところ、日本人は圧倒的な「ディスカッション経験不足」。でも、ちょっと経験を積み、考え方を知るだけで大きく変わってきます。
 
日本人が苦手な3つのポイント
■ しっかりと自分の考えを持つ
■ 相手の話も受け入れる
■ 賛成・反対の両方の意見をうまくまとめる
 
このポイントをおさえて、グループディスカッションの練習にチャレンジしてみてください。
 

 プレゼンテーション力が上がると合格率が上がる

あなたの周りの帰国子女や、帰国子女に対するイメージを思い浮かべてみてください。「やたらとアイコンタクトをするな」「リアクションがオーバーだな」「よく話しながら手を動かすな」と思うことありませんか?
私も今、職場にいる周りの人に聞いてみたところ「アイコンタクトが多い」「表情が豊か」「リアクションが大きい」と言われました。
 
海外では“プレゼンテーション”を日常的に行います。私も幼稚園の頃から、いかに説得力を持たせて発言するかということを教わりました。高校生になると、プレゼンでパワーポイントやレーザーポインター、スライド映写機を使うのは当たり前。我先にと、自分の考えてきた意見を発表するために手を挙げていました。
海外では学校の先生が「これはどう思いますか?」と聞くと、みんな自分の意見を発表したがりますが、日本では先生が意見を投げかけても友だち同士で顔を見合わせたり、誰かが手を挙げるまで待ったりするという印象です。
 
しかし、就活では“プレゼンテーション”が必要です。
自分をいかに上手にアピールできるか、選考を通過する上で必要なスキル。
 
では、プレゼン慣れしていない日本人が、どのように意識を変えれば上手にアピールできるのか、いくつかポイントを挙げていきますね。
 
■意識して、アイコンタクトを取る
あいさつをする時や「ここは!」と強調したい時などは、意識的に人とアイコンタクトを取ると良いです。列が複数ある場合は一番後ろの人とアイコンタクトを取るようにしましょう。そうすることで、少し顎が上がり堂々として見えます。大事なのは目線を上げること。目線が下がってしまうとそれだけで自信がないように見えてしまいます。
 
■ハンドアクションを効果的に使う
ハンドアクション(手の動作)が上手な人の話は、聞き手を惹きつけます。例えば「重要なポイントは3つあります」と言いながら指を3本出すなど、「数字」を手で示すことからはじめてみましょう。また、手を挙げる高さは顔の横あたりがベスト。人は相手の顔のあたりに目を向ける傾向があるからです。適度なハンドアクションを使うことで、相手の印象に残る話をすることができますよ。
 
■無意識にやっているクセに注意
よくあるのは「髪や顔の一部など、身体の部位を触ってしまう」や「“えー”“あー”“あのー”“そのー”などの言葉をはさんでしまう」です。これは、聞き手が一度気になりはじめると、話に集中できずその行為ばかりに目がいってしまうから。これらのクセはなかなか自分では気づかないものです。練習時に撮影をしてみるなど、自分の姿を客観的に見てみると改めて発見できるでしょう。
 
これらのポイントを意識するだけで、あなたのプレゼン力が上がります。面接やグループディスカッションの発表役になった時などに、ぜひ実践してみてください。
プレゼンテーションとはコミュニケーションです。自分の思いを相手に伝え、相手が理解していることを確認するのがコミュニケーション。プレゼンテーションも、自分が一方的に発言するのではなく、相手の反応を的確にキャッチできてこそ良いプレゼンテーションと言えます。“ワンウェイ”ではなく、常に“ツーウェイ”を心がけましょう。
 

 まとめ

口下手な人や人前で話すことが苦手、という人はグループディスカッションも面接も得意ではないことが少なくありません。ですが、だからと言って“能力”がないわけではなく、どうすればいいのかやり方を知らないだけなのです。
 
帰国子女の視点から見てみると、日本人は慣れていないだけ。なぜなら学校でそのスキルを教わらなかったからなのです。
やり方を知り、意識を変えることができれば、苦手な人でもできるようになるでしょう。
ぜひこの記事を参考に練習や、普段から意識をしてみてください。
 
 
▼▼▼参考記事▼▼▼
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