• 2015.11.3004:00
  • 就活入門

基本給だけで判断しないで! 意外と差がつく「福利厚生」にも注目してみよう

皆さんは、志望先企業の情報を見るとき、「福利厚生」もきちんとチェックしていますか?  ついつい基本給だけ見比べて、自分の中でなんとなく優劣をつけてしまっていませんか?
 
「福利厚生」とは、従業員とその家族の“幸福”や“利益”のために、各企業が設けている制度や施設のこと。企業によっては、保険・住宅・教育などで支出する際に賃金以外の手当がもらえたり、社員寮・住宅、保養施設などの福利厚生施設があったりするので、企業研究をするにあたってはぜひ抑えておきたい大事なポイントです。
 
実際、基本給だけでなく「福利厚生」にも注目しながら2つの企業を比べてみたところ、基本給では劣ると思っていた企業が、トータルではお得だということに気付いたという例もあります。もちろん、企業選びに関しては業務内容なども重要ですから、それだけでどちらの会社が良いのか簡単に選ぶことはできませんが、知っておくと企業への理解もグッと深まるはず。
 
今回は、この「福利厚生」について、改めて勉強していきましょう。
 

 ○○手当の金額に注目してみよう

企業によっては、「住宅手当」や「家族手当」が手厚い場合があります。
改めて、この2つをおさらいしておきましょう。
 
■住宅手当
企業が従業員の生活を気遣い、住宅費用を支給する福利厚生のこと。主に、賃貸物件の家賃の一部を負担するケースと、従業員の持ち家の住宅ローン返済を補助するケースがあります。この住宅手当は、企業によって必ず設けているわけでなく、金額も様々ですが、大体月に1~2万円前後が一般的のようです。
 
■家族手当
配偶者や子供のいる社員に対して、基本給とは別に費用を支給する福利厚生のこと。会社によって金額に違いがありますが、配偶者に1万円程度、子供(1人)には5000円程度が支給されるケースが多いようです。
 
では、具体的に2人のケースを比較してみましょう。
 
Aさん:年収350万円で福利厚生ゼロ
Bさん:年収300万円で福利厚生が豊富
 
AさんもBさんも27歳。配偶者と子供が1人います。
Bさんの会社は、住宅手当2万円、家族手当15,000円(内訳は、配偶者に1万円、子供に5000円)、さらに★社食が無料です。
 
すると……
 

続きを読むにはログインが必要です。

CATEGORYカテゴリー