• 2015.11.2611:30
  • 就活入門

インターンシップは受けたほうが有利? 採用担当者「参加アピールうざい場合も」

インターンシップ、参加したほうがいいの? 参加できなかったら落とされるの? 採用者はインターンシップ参加者でほとんど決まるってホント!?
 
JOBRASS編集部では、「インターンシップには参加すべきかどうか」と考える採用担当者がどのくらいいるのかを大調査! 参加すべきだと思う理由、参加しなくてもいいという理由も合わせて、紹介します。
 
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JOBRASS編集部では、採用担当者100名を対象に「インターンシップには参加すべきかどうか」を尋ねました。
 
【インターンシップには参加すべきと思う】
・そう思う 66.0%
・そうは思わない 34.0%

 
その結果、「インターンシップに参加すべき」だと考える採用担当者が66%。「そうは思わない」という人の約2倍の人が、「インターンシップ」制度があるなら、参加すべきだと考えていることがわかりました。なぜそう思うのでしょうか。見ていきましょう。
 

 「参加したほうがいい」という理由

1)より多くの社会人と接することは必要
 
・より多くの社会人と接するべきだから
・学生と社会人の違いを学ぶためには必要だと思う
・ある程度、学生時に社会人としての経験をしておいたほうが、後で何かと役に立つと思うから
・新たなコミュニケーション、情報収集の機会
 
2)組織とはどういうものかを実際に知ることで、働く意欲を高める
 
・学生気分をただすため
・就業感の醸成
・仕事ぶりがわかる
・肌身で感じるべき
・学校で体験することと、実際に職業として体験することがかけ離れているため あらかじめ職業体験することは学生にとっても有意義なこと
 
3)実際に職業経験することで、ミスマッチを防げる
 
・仕事内容を知ることは重要だから
・実際の経験により適正がわかる
・お互いに適性がわかるので
・ミスマッチを防ぐため
・職業の疑似体験や会社の雰囲気が把握できる
・結びつきを深めるため。 ミスマッチを防ぐため
・会社との相性が分かり易いから
・イメージと現実のギャップを知る
・なんでも経験することは大切。合う、合わないの自己分析にも役立つと思う
 
4)志望動機が固まる、自信がつく
 
・志望動機が強固になる
・自信がつく
・学生の本気度を示せる
 
5)入社後の即戦力として期待
 
・何事も実務経験が後になって生かされると思うから
・即戦力として期待
・実務的なうえで勉強するのは実戦で役に立つので
 
6)幅広い視野をもつことに努力する姿勢をアピールできる
 
・幅広く視野を持つべき
・新しい発想の幅が広がるから
・チャレンジ精神
・何事にもチャレンジ
・少しでもアピールしておくことは損ではない
 

 「参加しなくてもいい」と思う理由

1)名ばかりのための参加が目立つ
 
・面接の際に「自分はインターンに参加した経験があります」と言いたいがために参加している学生が多いから
・今はそれをすることがトレンドかのようになっていて、形骸化している気がする
・目的が就職になるから
 
2)正直、受け入れ側の体制がととのっていない
 
・指導者不足
・全ての希望学生を受け入れることが出来ない(=受け入れ先企業が少ない)から
・受け入れ側の準備が整っていないから
・受け入れ側が大変。教えてもいなくなるかもしれないのは新人も同じだが、任せられる範囲が限られるので、面倒くさいと思われつつ働いてもらうのもどうかと思うから
 
3)「就業体験」ならアルバイトで十分
 
・アルバイトでも十分な社会経験となるので
・実際の仕事体験とは違うから
・アルバイトを目的を持ってしっかりやれば十分
・会社に入ってからでも十分教育・研修ができるから
 
「参加したほうがいい」という人たちは、アピールする場としての位置づけでもあり、少しでも社会、会社というものを知るのはソンではない、という考え方です。ミスマッチを防ぐ手立てになるという見方をする人も多数。
 
ただ、最近は「参加しました!」と言いたいだけで、何をしたか、何を学んだかはカラッポの学生も見受けられるそう……。目的意識をもって参加することが大切。そうでなければ、アピールとしては逆効果になってしまいます。
 

 「十分条件かもしれないが、必要条件ではない」

 
ある30代採用担当者の話。
 
「参加したほうが、“意欲があるんだな”ということで評価があがることはあります。
 
大手有名企業では、インターンシップの募集で選考をかけていることも多いのが現実です。インターンシップの競争倍率もあるから、インターンシップ枠に受かったということは、第一関門を突破しているということ。ただ、その後、当然インターンシップを受けたなかで“落とす”人が出てくるので、インターンシップを受けたからといって、合格率があがるというわけではありませんし、“採用枠”がインターンシップ参加者で埋まるということもありません。
 
僕個人のホンネとしては、その時間があったら、勉強とか旅行とかしたほうがいいと思うけど、中途半端にインターンシップという制度があるから、学生が迷っちゃうんですよね……。
 
どうせ全員参加できるわけではないし、もちろん経験にはなるけど、身についたかどうかは疑問。インターンシップ制度がある会社だったら受けてみてもいいけど、受けていないからといって落とすことはありませんよ」
 
企業も学生も手探りというのが実情のよう。ただ、その企業がインターンシップを募集していたら、応募するだけ応募しても良いだろう。
 
 
【調査概要】
方法:JOBRASS就活ニュース調べ(インターネット調査)
調査期間:2015年10月23日(金)~2015年10月26日(月)
対象:企業の採用担当者 計100名
 
 
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