• 2017.12.0508:00
  • 就活入門

女性社員、理想と現実のギャップはどのくらい?「こんなはずでは…」

ある採用担当者いわく、「フラットに能力を比較すると、総じて女子学生のほうが高い印象があります。働くことに対する意識も高く、採用人数も、昔に比べて女性が格段に多くなりました」とのこと。では、実際に働く女性たちは、学生時代に思い描いていた“将来像”のようなものに、近づけているのでしょうか?
 
その実態を探るべく、今回OBRASS編集部では、社会人になって5年目から10年目の女性会社員55名に、今の自分は、学生時代に思い描いていた将来像に近づいていると思うかどうかをアンケート。また「将来像には近づいていない」とした人からは、理想と現実について教えてもらいました。
 
【今、自分は学生の頃になんとなく思い描いていた「社会人像」になれている・近づいていると思いますか?】
・将来像の通りになっている 21.8%
・近づいているとは思わない 78.2

 

 
アンケートの結果、「近づいていると思う」「まあ近づいていると思う」と答えた人は、全体の21.8%と約2割。約8割の女性が、「思い描いていた将来像に近づいているとは思わない」と回答しました。
 
では、「なれていない」と回答した人の声を見てみましょう。
 
【学生時代に思い描いていた「将来像」に、今の自分はなれていると思いますか?】

・思う 21.8%
・思わない 78.2%

では、思い描いていた「将来像」と現実とは、どのようなギャップがあるのでしょうか?

■もっとバリバリ仕事をしていると思っていた

もっとも多かったのは、「もう少し稼いでると思った」(その他/27歳)、「キャリアアップ」(営業・販売/27歳)など、いわゆる“バリキャリ”になっているはずだったという声です。

・キャリアウーマンに憧れてバリバリ働くのを想像していたが、そうはなれなかった(その他/29歳)
・バリバリ働いていると思っていた(その他/30歳)
・バリキャリ(営業・販売/29歳)
・もっと、キャリアウーマンになって入ると思っていた(その他/32歳)

また、バリバリ働く以前に、もっと「ちゃんとしている」と思っていたという声もみられました。ふわっとした回答ですが、自分の頼りなさに直面する姿がうかがえます。

・ちゃんとした大人になってになりたかったけど、、、なれてない(コンピュータ関連以外の技術職/25歳)
・もう少ししっかりした人間になっていると思っていた。勉強不足が原因かもしれない(その他/31歳)

■もう結婚していると思っていた

結婚についても多く寄せられた回答です。相手があることでもあり、なかなか理想通りにはいかないという人も多いもの。

結婚後に思い描く生活についても人それぞれで、専業主婦になるはずだったという人から、子供がいると思っていた人、そして仕事と家庭を両立させていると思っていたという人も。

・結婚して主婦をしている(総務・人事・事務/31歳)
・結婚して子供も作って幸せな家庭を築いてると思ったけど、そうではなかった(その他/25歳)
・もう結婚して子どもがいると思っていた(総務・人事・事務/30歳)
・結婚して仕事と家事を両立できている(総務・人事・事務/27歳)
・結婚して子育てしながら仕事(その他/26歳)

■楽しく仕事をして、もっと充実した生活になっていると思っていた

そして、「働く」ということが“こんなに大変だとは……”と思っている人も少なくありません。

・仕事も自分の時間も、もっと充実していると思っていた(/その他/23歳)
・もっといきいきしてるとおもっていた(/公務員/34歳)
・もっと自由があると思っていた(/その他/28歳)
・安定した仕事をしていると思い描いていた。現実ではそういった生活に自分が合わない部分があった(/その他/28歳)
・今は生活するために働いてる生きている感覚がする。もっと楽しく働くことを描いていた(総務・人事・事務/28歳)

なかには、「大手でバリバリ仕事して、金持ちと結婚したら退職して幸せに…というのを理想としていた。現在の職場は大手ではないが安定しているし、結婚相手の年収は平均程度だけど、私も働くのは嫌いじゃないことがわかったので、結局退職はせず。子供にも恵まれて幸せなので、まあまあ理想には近いのではないかと思う」(その他/31歳)という声も寄せられました。理想はあれど、今の自分は今の自分として、どれだけ受け入れられるかが大事なのかもしれませんね。

【調査概要】
方法:JOBRASS就活ニュース調べ(インターネット調査)
調査期間:2017年10月13日~10月23日
対象:入社5年目~10年目の社会人の 計100名

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