• 2017.05.1208:00
  • 就活入門

就活が縁で知り合った友人、知人を大事にしたほうがいい理由 経験者語る

例えば旅行会社を志望する場合、Aという旅行会社にエントリーする人はBという旅行会社にもエントリーするもの。もともと友人であれば、同じ業界を目指す就活生同士として情報交換をすることはありそうですが、逆に、就活が縁で友人になることもある……?
 
今回JOBRASS編集部では、社会人101名に就活が縁で、友人や知人が増えたかどうかを聞いてみました。就活が縁で友人や知人が増えたという人は、どのくらいいるのでしょうか。また、その後の付き合いは?
 
【就活が縁で友人や知人が増えましたか?】
・増えた 7.9%
・増えていない 92.1%

 

 
アンケートの結果、「増えた」という人は約8%。かなり少数ではありますが、「増えた」という人は、「LINEやfacebookなど、SNSを通じて連絡をとっていたり近況を報告していた」(女性/公務員/34歳)という声にあるように、やはり情報交換をする関係として、積極的に友人や知人を増やしたことがうかがえます。
 
ただし、その後そういった知人・友人とどうなったかというと、なかには「同じ会社に入社し、顔を会わせると、お互い挨拶をするような関係。いつかこの縁は何かにつながると思っている」(女性/その他/23歳)という人もいましたが、多くは“その時だけの関係だった”というもの。
 
「その時だけ」(女性/営業・販売/25歳)
「あまり連絡をとらなくなり、関係が薄れた」(女性/その他/26歳)
「就活中は頻繁に会うことがあったので話すこともありましたが、その後はまったく関わりがなくなりました」(男性/その他/26歳)
「就活中は数回会っていたが、その後会わなくなった」(男性/その他/25歳)
「就職ししばらくは連絡していたが、お互い職種が違うなど予定が合わず今はほとんど連絡してない」(女性/営業・販売/32歳)
 
等々で、ほぼ全員が“だんだん疎遠になった”と回答しました。
 
同じ会社に入れば、同期としてさらに関係は続いていきますが、そうでない場合、もともと共通点もないことから、続きにくいのかもしれません。ただ、就活生時代に知り合った人と今でも付き合いがあるという44歳の男性は、こう振り返ります。
 
「就活生という、いわば“同士”時代に知り合い、考え方などのウマが合ったヤツがいたんです。実家が近いことでも話が合いました。結局新卒で自分はPR会社、そいつはメーカーに進み、就職後は互いの生活環境も変わったことから、確かに頻繁に連絡はとらなくなりましたが、半年、一年に1回会うくらいのレベルで関係は続けていました。ここのところはfacebookでつながったこともあって、時々飲みに行きます。
 
そいつとの縁を大事にしておいてよかったなと思ったのは、社会人になると、案外“他業種の友人”って増えなくなるんですよね。仕事上での付き合いはたくさん発生するけど、利害関係がない知人、友人っていうのは増えにくい。だから、昔から学生時代の友人は大切にしておけって言うんでしょうけど……。就活生時代の友人は、あえて同窓じゃないからこそ、自分の知らない世界もたくさんあって、刺激もあり、交友関係も広がります。
 
最近いいなと思ったのは、PRの仕事をしていて、ちょっとメーカーの人の意見を聞きたいなといったときに、そいつに連絡できたこと。お互いある程度経験を重ねてきて、会社のなかではそれなりに役職のようなポジションについているので、ざっくばらんに、でもきちんとした話ができる。
 
ふわっとしていますが、なんていうか、例えば音楽ですごい人と、スポーツですごい人って、案外話が合ったりする。何か目指すものややりたいことがあって、一生懸命にそれに取り組んできた人って、業界とか全然関係なく、価値観のような部分で話が通じ合うんじゃないでしょうか。それと近い感じです。だから、業界が違っても、それぞれがそこで長く続けていれば、将来的にものすごくおもしろい話ができる可能性もあるということ。せっかくできた縁は、大事にしておいて絶対に損はないと思います」
 
もし、就活中に知り合った人がいたら、是非積極的にコミュニケーションを図ってみて!
 
 
【調査概要】
方法:JOBRASS就活ニュース調べ(インターネット調査)
調査期間:2017年2月10日~2017年2月17日
対象:社会人1~2年目の男女 計101名
 

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