• 2017.01.3008:00
  • 就活入門

先輩社会人が語る就活で「やっておけば良かった……」こと【先輩社会人インタビュー企画vol.3】〜前編〜

就活を終え、就職した社会人にも、「あの就活のときに、もっとこうしていれば……」という思いを抱えている人は少なくないものです。現状に不満があってそう思う人もいますが、社会に出ていろんな企業や人を知ると、「自分にももっとやりようがあったのではないか」と思ってしまうというわけ。

今回JOBRASS編集部では、社会人130人に、就活時、「やっておけば良かった」と思うものを聞いてみました。今回は【前編】として、学生時代に「やっておけばよかったこと」。【後編】では、実際に就活を始めてからの情報収集、企業・業界研究、そして面接のときに思った「やっておけばよかったこと」をご紹介します。

21

【今から考えると、就活で「やっておけば良かったこと」を教えて下さい】

 英語の勉強

社会人になると、仕事であれ、業務外のコミュニケーションであれ、英語を話せたら、何かと役に立つことはあると実感することが増えるものです。そして、勉強する時間も社会人になったらなかなかとれません。時間のある学生時代に英語を勉強し、話すトレーニングもしておけば良かったという声多し。

・TOEICとか英語の勉強。何かと将来性があり、便利だと思う(女性/コンピュータ関連以外の技術職/25歳)
・英語の勉強はしておくべきだったし、人前で話す訓練を積むべきだった(男性/公務員/29歳)

 資格

専門職を目指したかったという人からは、資格をとっておけばよかったという声も。

・資格をもっと学生の時間のある時にとっておけばよかったと思った(女性/その他/26歳)
・資格勉強をして、専門職として採用されるような勉強をしておけばよかった(女性/営業・販売/26歳)

 コミュニケーション能力の向上

学生時代は付き合う人を選べても、社会人になると、そうはいきません。いろいろな人と話すのに慣れているかそうでないかで、コミュニケーションの幅にも差が出てきます。

・コミュニケーション能力の向上のためにもっといろんな人と話しておけば良かった(女性/その他/24歳)
・接客業のアルバイトに就くなど、コミュニケーションをする機会を学生の内にもっと経験すれば良かったと思います(男性/その他/28歳)
・多くの人とのコネクションの構築を目的としたコミュニケーション(男性/その他/30歳)

 学生時代ならではのこと

勉強、バイト、サークル活動など、学生時代ならではのことをしてこなかった結果、面接で話すネタもなく、「これをやった」という自負もない……。その他「他の就活生と差別化を図るために、様々なことに挑戦してみればよかった」(女性/総務・人事・事務/30歳)という人も。

・サークル活動(面接でサークルは何かやっていたかと聞かれたが、入っていなかったため問答がすぐに終わってしまったから。)(女性/公務員/30歳)
・夏休みなどの長期休暇を利用して、もっと日常では経験しづらいことを経験すれば良かった。一度フルタイムで働くと時間がない(女性/その他/25歳)
・学生時代は休みがちで、出席日数が少なく、また運動部に在籍していなかった(男性/その他/20歳)
・自分が大学で何をやってきたか何かしら証明できることをやればよかったと思う。インターンでもいい(男性/研究・開発/32歳)

 マナー

社会人マナーをあまり把握しないまま社会人になり、戸惑うという人からは、「バイトなどでもっと慣れておくんだった」という後悔が。うっかり学生言葉が出てしまったり、付け焼き刃で話し方マニュアル本を読んでも慣れていないために“丁寧すぎ”になったり舌をかんでしまいそうになったり。

・いすの座り方や、歩き方。座ったあとの足の位置しか勉強していなかった(女性/公務員/27歳)
・もっと礼儀正しい言葉遣いやしゃべり方を身につけて面接をしとけばよかった(女性/営業・販売/25歳)
・敬語の勉強や面接での受け答えの練習を実践しておけばよかった(女性/その他/24歳)
・敬語や日本語のマナーについて、もっと学んでおくべきだったと思います(男性/総務・人事・事務/26歳)

 インターン

アルバイトだけでなく、「働く」ことを少しでも実感する、他の企業の実態に触れるためにはインターンも有用。また、実際に働いてからは、他の企業で「働く」という経験はなかなかできないため、経験としてすすめる先輩もいます。

・インターンシップはたくさんいけばいいと思う。会社に入って仕事を経験すると言うのはとても貴重で、お金を払ってもできるものでは無い(男性/会社経営・役員/32歳)
・インターンをして、企業の仕事の進め方などを勉強しておけばよかったなと思います(女性/コンピュータ関連以外の技術職/31歳)

 「働き方」についてのイメージをもっと持っておけば良かった

自分が何をやりたいのか、どういうふうに働きたいのかわからないまま就活をし、なんとなく内定をもらえたところに就職してから、「これは自分がやりたいことではない」「こんなふうに働きたくない」と気づく人もたくさんいます。

・どんな風に働きたいのか、もっとイメージをもって活動すればよかったと思う(女性/総務・人事・事務/30歳)
・もっと自分がしたいことはなにか深く考えるべきだった(女性/総務・人事・事務/29歳)
・下調べと、将来性、将来象を明確に考えて何をするべきか想像すれば良かった(女性/営業・販売/28歳)
・学生のときに就きたい職種のアルバイトをして入れば良かったです(女性/その他/24歳)

後悔が続くようなら転職という道ももちろんありますが、「新卒」のカードは一度きり。入社してからの“違和感”は、少ないに越したことはありませんね。

【調査概要】
方法:JOBRASS就活ニュース調べ(インターネット調査)
調査期間:2016年11月11日~2016年11月21日
対象:社会人1~2年目の男女 計名130名

 

<JOBRASSマガジンからのお知らせ>



CATEGORYカテゴリー