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氏名:内 義弘
職種:代表取締役
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社会人として初めて入社した大手メーカーにて7年半にわたり生産技術に従事。当時は報告書の作成も鉛筆の時代で、会社に置かれていた車一台分の価格に相当するパソコンを扱える者はおらず、本人も使えないということで触れることも敬遠。しかし、PCに関して会社で一番になるべくPCを学べる大学へ。勉強するたびに面白さを実感し、力試しに受けた情報処理試験にも受かり、ますますのめりこむようになった。27歳のときに株式会社ファナティックの前身となる企業に入社。2006年同社を分社創業し、代表取締役に就任。2019年からはベトナムにも拠点を展開している。
Our businesses-会社を知る-変える挑戦、守る気概。その二つが会社の成長の原動力。
「まだ世の中にないもの」「他社がやっていないこと」を具現化し続けてきた私たちファナティック。主要事業は、サーバー・ストレージ・産業用PCの設計・開発・製造・販売や、基幹システムのハードウェアだけを入れ替える「システム延命サービス」です。モットーとして「既成概念にとらわれない製品・サービスを創ること」を掲げ、大手が参入しないマーケットを主戦場に、積み重ねてきた経験やノウハウと、磨き上げられてきた技術を結集したユニークな製品とプロフェッショナルなサービスを提供。2018年には「健康経営優良法人2018(中小規模法人の部)」に認定され、2019年には当社初となる海外拠点をベトナムに設けるまでに成長しました。また、「変える挑戦」を2019年度のスローガンとし、全事業の進化と事業領域の拡大といった、さまざまな「変革」を図る一方で、価格競争へは一切参入しないなど、変えるべきではないところは変えていません。変えるべきものは変え、守るべきものは守り続けていきます。
People and culture-働きやすい職場-創業時から現在、そして未来へ。代々受け継がれていくファナティックのDNA。
「全従業員が良心を結合し共に物心両面の幸福を実現する 社会と共に永続的に発展する」。私たちが掲げている経営理念です。その中にある「良心」がキーとなるフレーズです。英語では「conscience」と表記され、意外なことに語源には、良し悪しの「良」という意味はありません。意味するのは、誰もが生まれたときには兼ね備えている「心」なのです。そう本来、人間が生まれ持った心はみんな同じで、そこに邪なものはありません。目つきの悪い赤ちゃんがいないことが何よりの証拠(笑)。その後、一人ひとりが育った環境により、個性が磨かれ、社会人になったときにはそれぞれの価値観が微妙に異なってくるのです。価値観が大きく異なる人とは一緒に仕事しづらいもので、常々「規模や知名度ではなく、自分の価値観に近い会社を選ぶべき」と就職説明会に参加される学生さんへ言っています。実際、価値観の離れた人とはプライベートでも付き合いづらく、友人にはなり得ないでしょう。私自身もそう。対会社でも同じなのです。個人の価値観と会社の価値観があまりに離れていると、まずベクトルは合いません。つまり、良心を合わせるというのはベクトルを合わせることに他なりません。そこで当社は、会社の価値観である考え方、理念を社員全員で共有するため「ファナティックDNA」と呼ばれる手帳で文字化しています。全部で55項目。決して難しいことは書いていません。当たり前のこと、シンプルなことだけど、とても大切な当社のDNAを次世代へ継承していきます。
Corporate value-私たちの強み-お客様の「こんなことはできませんか?」を大切にできる社風。
お客様の「こんなことはできませんか?」を大切にできる社風と、お客様の期待に応えたい一心で挑戦を重ねてきた経験が財産。 探求心とチャレンジ精神―エンジニアはもちろん従業員全てに必要な資質だと考えています。私たちの製品は全てオーダーメイド。お客様が抱える課題を解決するためや目的を達成するための特別な1台を私たちは提案し注文をいただく。その1台1台に求められる「こんなことできますか?」の課題は無理難題と思われることが少なくありません。そんな時、私たちはこう考えます―『能力を未来進行形でとらえる』。現在の能力で出来ない理由を論うことは誰にでもできます。今はできなくとも出来るようになればいい。自分が出来なくても誰かが出来ればいい―『個人の限界をチームの限界にしない』。理論理屈を机上でこねくりまわすのではなくやってみる―『試みの無いところに成功はない』。たとえ失敗しても、その実践経験から学ぶことはたくさんあります。できないと思われたことが、試行錯誤を繰り返す中で成功することも数多くあります。基幹システムをそのままにハードウェアだけを入れ替える「システム延命サービス」や、AIのプラットフォームの開発を行う「ITインフラ事業」、大失敗の経験から高速な画像処理を生産ラインで求められる産業用パソコンの開発に成功した「産業機器事業」といった今では当社の主要事業へと成長した数々の製品やサービスを生み出せたのは、そんな当社ならではの風土があったからだと自負しています。このことは若手社員の育成にとっても大切で、お客様とともに特別な仕事に挑戦するチャンス、自分の可能性を信じ発展させる環境があるということです。
Technology and development ability-私たちの技術・開発する力-日本から世界、世界から日本。相乗効果で技術開発力を磨く。
2019年2月、ベトナムにソフトウェア開発拠点を設立しました。ベトナムでは国策事業としてITと農業に力を入れており、優秀なIT人材を数多く輩出しています。特にソフトウェアエンジニアのレベルは高く、同年代の日本人エンジニアにないスキルを習得しています。ベトナムと日本のエンジニアがそれぞれの強みを補完しあい、共同で大きなシステム開発プロジェクトを進めていますが、このシステムが完成すれば当社の新たな事業となり、既存事業の海外展開を後押ししてくれます。今後、探求心やチャレンジ精神を持つ方には、国内外かかわらず様々な挑戦の機会が巡ってきます。年齢や経験、国籍は関係ありません。従業員が成長し会社も成長する。自分の成長と会社の成長を実感できる仕事は楽しいです。そして私たちの成長発展が社会に貢献できれば、有意義な人生になるのではないでしょうか。