- Profile
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氏名:磯部 孝憲
職種:デイサービスセンター主任(介護及び相談員)
入社:2006年4月
部署:加美北特別養護老人ホーム デイサービスセンター
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関西福祉科学大学 社会福祉学科で社会福祉主事の資格を取得。2006年、同大学を卒業し、社会福祉法人 和悦会に入社。働きながら社会福祉士と介護福祉士の資格を取得し、2013年から相談員業務を兼務。現在デイサービスセンターの主任を務める。
What I do -こんな仕事をしています- デイサービスセンターの主任をしています。
当施設は特別養護老人ホーム(介護老人福祉施設)を中心にショートステイやデイサービスなど、様々なサービスを提供しています。そこで私はデイサービスセンターの主任として、よりよいサービスを必要な皆様に届けられるようにスタッフの指導に当たっています。
一方、在宅相談員としてデイサービス利用を希望される方の自宅を訪問し、ご本人とご家族に対してサービスの紹介をしたり、ご本人の普段の様子をお聞きするアセスメントという業務も担当しています。契約を交わし利用を開始されてからも、利用者様ごとに適切なサービスを提供できているかなど経過を追い、サービスの質の向上に努めているのです。
デイサービスの利用者様一人ひとりに、利用されるにあたり目標が設定されます。それぞれの目標と課題に対して、計画は順調に進んでいるかどうかをモニタリングし、対策が必要な場合は利用者様、ご家族、担当の介護福祉士、ヘルパー、福祉用具の業者、ケアマネージャーなど、いろいろな方々と連携を取り、話し合いながら改善していきます。
My work -先輩たちの働く姿- 入職後、複数の資格を取得。3人の子のパパとして、プライベートも充実しています
私は学生時代に社会福祉主事の資格を取得し、入職後、働きながら介護福祉士と社会福祉士の資格を取りました。当法人は、資格取得の支援が充実していて、介護福祉士の試験を受けるために必要な実務者研修について受講料と必要時間を法人が全て負担してくれる制度があります。また、すでに資格を取得したスタッフが、自身の経験をもとに働きながら勉強するコツや教科書の選び方、試験の傾向をレクチャーする機会も設けていますので、今資格がなくても「意欲」さえあれば資格取得のチャンスはいくらでもありますよ。 入職直後は1週間にわたり法人理念、介護の基礎、法令遵守、社会人としてのマナーなどの基礎研修があります。その後、各部署に配属されますが、現場で丁寧に指導を継続しますので安心してください。 研修制度や資格取得支援制度が充実しているので、私も2つの資格を取得し、現在、デイサービスセンターの主任として頑張っています。また、入職した年に結婚して、今では3人の子どものパパとして家庭を築いています。4週8休制でもあり、さらに法人としても残業ゼロを目標として掲げていますので仕事もプライベートもメリハリをつけて、充実した毎日を過ごしています。
Careers -キャリアプラン- 3年目で入浴班のリーダーを担当。その経験が成長につながりました
入職して10年、介護の技術はもちろん、コミュニケーション能力が大きく向上しましたね。私は人付き合いは苦手なほうだったのですが、仕事を通して、人と接することが好きになりました。 成長するきっかけは、入社3年目で入浴班のリーダーを任されたことです。それまでは一スタッフとして目の前の業務に精一杯取り組めばよかったのですが、リーダーになり、全体を見る視点が必要になったのです。前任者のやり方や班のリーダーという立場を意識して、悩むこともありました。試行錯誤するなかで、スタッフの意見に耳を傾け、コミュニケーションを深めることが大切だと気付いたのです。気持ちの伝え方や、相手にわかりやすい話し方もこの時期に学びました。 入浴班は10名のスタッフで構成される部署でしたが、現在、私が主任を務めるデイサービスセンターは、30名のスタッフを擁しています。両者を比べると規模は違いますが、入社3年目で入浴班のリーダーを務めた経験があったからこそ、自分が変わることができて今につながっていると思います。「若い時の苦労は買ってでもせよ」と言いますが、本当にその通りだと思います。
Growth and development -成長を実感したい- 施設を理解してもらい、最適なサービスを提供するための「見学会」
リーダー論や認知症をテーマにした講座など、外部の研修に参加する機会が多く、そこで多くの方と出会い、横のつながりができたことも、主任としての成長を後押ししてくれました。他の事業所から集まる同じ介護の現場で働く方々と話したり、情報を共有することで、視野や考え方の幅が広がりましたね。 研修で知り合った方と話すなかでアイデアを得て、実行したことに、「施設見学会」があります。実は介護サービスを希望する方が、はじめの一歩として、施設に直接コンタクトを取ってこられることはほとんどありません。介護を必要とする方、もしくはそのご家族がまず相談するのはケアマネージャーであり、そこから介護サービス事業者へ連絡が入ります。ケアマネージャーは、介護を受ける方とサービス事業者の橋渡し役なのです。私はそのケアマネージャーに対して見学会を企画しました。介護サービスやリハビリの様子を実際に見てもらい、利用者様にお出ししている食事を食べてもらったのです。お花見やクリスマス会などの年間行事をスライドショーにして流すなど、私たちの施設を理解してもらうことでマッチングの質を高めようと考えました。 「利用者様が過ごしやすい環境づくりと、スタッフが活躍できる体制づくり」。これが私の責務です。これからもデイサービスセンターの主任としてまた相談員として、スタッフ教育や介護が必要な方へのさらなる情報の発信に力を入れていきたいと考えています。