- Profile
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氏名:江澤 章
職種:代表取締役社長
入社:1995年10月
部署:代表取締役社長
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大学卒業後、独立系システムインテグレーターに入社。エンジニアとしてソフトウェア開発などで活躍すると同時に、営業、管理部門など幅広く実績をあげた。退職後、マルチメディアを活用した新サービスの開発を手掛けるベンチャー企業で活躍。1995年株式会社インプレスを設立。
Our businesses -会社を知る- 連結会計システムなど独自のソフトを開発。大手上場企業のITシステムを担う。
私たちインプレスは、さまざまな企業のITコンサルティングやシステム開発を手掛けるITソリューション会社です。お客様は宇宙機器メーカーや大手食品メーカー、金融機関など、多様な分野に渡ります。
また、会計システムを得意とし、連結会計システム『iCAS(アイキャス)』やスピーディなデータ収集と分析を可能にしたデータ収集システム『iFUSION(アイフュージョン)』など、独自のソフトウェアの開発も行っています。これらのソフトウェアは、現在、多くの大手上場企業をはじめ、幅広い業界の企業で導入されています。
社名の「インプレス」は、Impression(感動)から名づけました。仕事を通じて社員と感動を分かち合いたい。そして、当社のサービスによってお客様の成長をサポートし、お客様と成長の喜びや感動を共有したいという思いが込められています。
会社設立20年を超え、今後も社員と一緒に新たな感動を与える製品・サービスを社会に送り出していきます。
People and culture -働きやすい職場- 「技術の前に人ありき」。人間性を大切にしたい。
これまで私は、システムインテグレーターやベンチャー企業など、一貫してIT業界で仕事をしてきました。エンジニアとしての仕事の仕方や考え方を学んだのは、やはり最初に入社した大手独立系システムインテグレーター(SI)です。 現在インプレスでは約120名の社員が活躍していますが、会社設立時は私と社員の2人でのスタート。しかしながら、当時から株式上場をめざしてきました。上場するにはインプレスという会社の特色を打ち出せる製品やサービスが不可欠。そうした中で、誕生したのが現在も主力製品の1つである「iCAS」です。 この製品は、もともと大手監査法人と共同開発していた連結決算システムで、それを改良・機能拡張したシステムです。子会社からの情報収集、連結決算、有価証券報告書の提出といったディスクロージャーまで行うことができます。専門性の高さからこうした会計システムを開発している会社は少なく、日本を代表する数多くの企業で導入されています。 また、2012年に次世代情報収集・統合プラットフォーム「iFUSION」を開発・販売。お客様からのご要望を受けて、2014年にはクラウド型「iFUSION」のサービスをスタートしました。「iFUSION」は、汎用性の高いExcel(エクセル)と連携してデータを収集しデータベース化できる点が特徴で、利便性の高さが評価されています。 これらの製品は現状に満足することなく、お客様からのご要望を実現するために改良を重ねています。 創業以来、当社がもっとも大切にしている理念は「技術の前に人ありき」。 開発には高度な技術も必要ですが、システムを開発するのも、扱うのも「人」。どんなシステムを必要としているのかはお客様との対話によってわかること。開発現場でもよりよい製品を作るには、メンバーとのコミュニケーションが欠かせません。このため、技術力の前に、挨拶や気配りといった人としての基本、人間性を重視しています。
People and culture -働きやすい職場- ワーク・ライフ・バランスを重視。「人がすべて、人材が財産」が当社のポリシー。
専門性の高いIT技術を強みとしている当社ですが、新卒社員は文系理系に関係なく活躍しているというのも特徴の一つです。これは、「人がすべて、人材が財産」というポリシーのもと、人材育成や働く環境の整備に力を入れているためです。 取り組みの一つに、「IEC」という若手社員によるクラブがあります。インプレスでは、社員旅行やスポーツ大会など年に数回、全社的なイベントを開催しています。このイベントの企画から準備・当日の進行までを楽しみながら担当するのが、クラブのメンバーたちです。 たとえば、社員旅行なら、社員数約120名のツアーの企画から旅行会社との交渉、余興の実施などやることはたくさんあります。社員と会社が積み立てた予算は自由に使って構いませんが、イベント終了後には収支報告も行います。イベントを成功させるには、1人で頑張ってもうまくはいきません。メンバーみんなと協力し合って組織立って動くことが必要です。 実はこれは、システム開発の現場でも同じこと。チームメンバーとの協力やお客様との交渉など、仕事の現場でも活かせる経験をイベントの企画を楽しみながら積むことができるわけです。「IEC」での経験は、他の社員との絆を深めるいい機会にもなっています。 また、働く環境の面では、東京都中央区から「ワーク・ライフ・バランス推進企業」として認定されています。ワーク・ライフ・バランスとは、仕事と家庭の両立をめざすこと。当社では、仕事をする上で、社員の健康や家庭と仕事の両立はとても大切なものと捉えています。ノー残業DAYや有給休暇取得の促進などの他、男女共に育児休暇の取得実績があります。また、時短勤務を活用しながら活躍し続けている社員もいます。 当社のロゴにはカラフルな文字が並んでいますが、これには、いろいろなカラーの社員が活躍できる会社でありたいという思いが込められているのです。
Corporate value -私たちの強み- 「IOT」「人工知能」「ロボット」の3分野で新たなソフトを開発。
現在、インターネット上にデータを保存する「クラウド」はアメリカでは主流になっていますが、国内ではまだまだこれからです。自社内にサーバーを持つことに躊躇する企業も増えており、当社が開発したクラウド型「iFUSION」も導入企業が伸びています。 今後の事業戦略としては、「iFUSION」に新たなサービスを組み込むことや、新たなソフトウェア開発に注力していきます。とくに注目しているのが、「IOT」「人工知能」「ロボット」の3分野でのソフト開発。「IOT」は、「モノのインターネット」とも呼ばれ、たとえば、冷蔵庫にソフトを組み込みスマートフォンを使えば、外出先で冷蔵庫の中の在庫を確認できるといったシステムです。当社では、2016年度に研究会を発足させ、IOT開発へ向けての取り組みがスタートします。 人工知能、ロボットについては、将来的にアプリケーションの開発を考えています。現在のロボットは、いわば歩くクラウド型コンピュータ。アプリを組み込むことで、受付での案内役など、さまざまなサービスが可能になります。こうした開発ではネットワークの知識も必要です。これからエンジニアをめざす方々には、システムにもネットワークにも強いエンジニアをめざして欲しいと考えています。 新しいことをする時にはなにかリスクがあるものです。しかし、そのリスクを冒さなければその先は見えてきません。リスクを冒さないことこそ最大のリスク。これから社会に出る方々には、失敗を恐れることなくポジティブに果敢にチャレンジして欲しいですね。