- Profile
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氏名:浮船 亜季子
入社:2003年4月
部署:人事部 主任
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短大卒業後、ファッション業界に興味があったことからアルバイトでシップスに入社。働くスタッフのサポートをしたいと人事部の仕事を担当。2006年に正社員登用制度を活用し正社員に。2009年に主任に昇格。採用、人材育成などバックオフィスで幅広く活躍中。
Our businesses -会社を知る- 40周年を迎えた今、「SHIPS」の魅力をもっと伝える
2015年、私たちシップスは会社設立40周年を迎えました。1970年に輸入カジュアル衣料品の販売をスタートし、1975年にはシップスの前身となる「MIURA & SONS 渋谷店」をオープン。日本を代表する老舗セレクトショップとして成長し、オリジナルブランドも提供しながら、現在、全国85店舗の直営店を展開しています。
当社のもっとも大きな特徴は、メーカーではなく小売りからスタートしているということ。アメリカやヨーロッパなど海外への憧れからはじまり、海外のファッションの魅力を直接お客様にお伝えしたいという想いがベースになっています。直営店にこだわるのもそこに理由があります。
好調な業績を続けていますが、現在のところ海外進出や急激な店舗拡大は考えていません。丁寧な店舗運営を行い、「SHIPS」の認知度をもっと高め、より多くの方に魅力をお伝えしていきたいと考えています。
同時に、オリジナルブランドのアイテム展開にも力を入れています。その1つが“日本のおみやげ”をコンセプトにした「SHIPS SOUVEN!RS(シップス スーベニアーズ)」。日本を訪れる外国人観光客へ向けて、日本の文化や技術を取り入れたおみやげをシップスがセレクトして提案しています。
実は、このアイデアは店舗のスタッフからの声がきっかけになっています。「増加している訪日外国人のお客様へ向けて、特別なアイテムを提供できないか」という声が形になりました。このように、当社では現場の声を大切にしながら、今後も新たな試みにも積極的にチャレンジしていきます。
My work -先輩たちの働く姿- 販売の枠を超えて、店舗づくり、プレスなど、いろいろな仕事にチャレンジできる
当社では入社後、基本的に店舗勤務からスタートしていただきます。一期一会という言葉がありますが、シップスの店舗での接客は1回きりではありません。子供服から大人向けまで、幅広い世代のアイテムを用意していますので、お客様と長いお付き合いをすることができます。 たとえば、「初めてのデートに何を着ていったらいいか?」というお客様からのご相談にお応えしたら、次は、ご両親への結婚の挨拶のためのお洋服。誕生した子どものお宮参りに着る服、入学式のスーツなど、ファッションを通じてお客様の人生に関わっていくことができます。お客様の中には、「自分が子どもの頃にこんな服を着てみたかったから」と、お孫さんへの服を選んでくださる方もいます。着るごとに味わいが生まれ、長く着続けられる商品の提供にこだわり、40年の歴史を持つ当社だからこそ可能なお客様との関わりです。 また、店舗での業務が幅広いことも当社の特長です。地域性やお客様の層によってニーズが異なりますので、店舗づくりも本部からの指示だけではなく、各店舗の個性や特徴が出るように、現場のスタッフがチーム全体で一丸となってつくりあげています。 このため、販売をしながら他の業務にも携わることができます。たとえば商品が好きなら、どの商品をどんなふうに陳列するかを自ら考えて提案することができます。プレスに興味があるなら、SNSを活用してその店舗オリジナルの販促を展開することも可能です。 また、一番お客様を理解しているのは、現場のスタッフ。その声を大切にしていますので、「SHIPS SOUVEN!RS」のように、店舗スタッフも商品開発に携わることができます。 自分の興味や向いていること、将来シップスの中でどんな仕事に携わっていきたいのかなどは、いろいろな仕事に携わる中で変化したり明確になったりしていくものです。たくさんの経験を通じて、自分の方向性を見つけて欲しいですね。
People and culture -働きやすい職場- 経験から得たノウハウを後輩に伝えられる
現在、正社員は約650名。アルバイトも含めて仲が良く、自然とサポートし合う流れができていると思います。これは、全店舗直営店のため、店舗同士の交流を持ちやすく、お互いの顔が見えやすい環境だからです。 いろいろな店舗で働くことで、たくさんのスタッフと知り合えますし、地域による違いや店長ごとの店舗運営の進め方など、様々な考え方、多方面から仕事に対してのビジョンなどを吸収することができます。 仕事が終わった後にワイワイ話をすることもありますし、普段から仕事以外のことも含めて、先輩や同期に相談しやすい環境はあると思います。以前、新入社員が接客をうまくできなくて悩んでいた時に、「販売の仕事はモノを売ることではなくて、お客様の話を聞くこと」と先輩からアドバイスしてもらって気持ちが楽になったと話してくれたことがありました。 お客様がどこに着ていく服を探しているのか、どんなことに興味をお持ちなのか、そうしたお客様の背景を聞くことで、自然とおすすめするべきアイテムもわかってきます。経験から得た考え方やノウハウを後輩に伝えていける雰囲気が、当社にはあると思いますね。
We are looking for people who… -私たちが求める人材- たくさんのことに興味を持ち、引き出しを増やして欲しい
店舗に立っていると、毎日たくさんのお客様がいらっしゃいますし、いろいろな出来事があります。そうした一つひとつをポジティブに捉えて、楽しんで欲しいと思いますね。ときには、お客様から厳しいお言葉をいただくかもしれません。しかし、厳しいお言葉の本当の意味はシップスに対して愛を持っていただいているから。愛がなければ、何も言わずに二度と来店しないだけです。お客様が求めていることを知るチャンスと捉えることで、自分自身も成長することができます。 説明会などで、よく学生さんから卒業までに何をしたら良いか聞かれるのですが、いつもこう答えています。 「学生時代にやりたいことを全部やってください」 たとえば、当社のようなアパレル業界なら、「洋服が好き」というのは大前提になりますが、それだけではなくて、音楽やスポーツ、旅行、何でも良いのでいろいろなことに興味を持って欲しいですね。 あるファッションが誕生した背景にはスポーツが由来しているなど、ファッションと歴史は切っても切れない関係があります。アメリカにはアメリカの歴史が、ヨーロッパにはヨーロッパの歴史がファッションに影響を及ぼしているのです。学生時代に歴史やカルチャーを学ぶことで、ファッションに対しての興味がより深くなると思います。 そうして身に付けた知識は、販売職では、お客様との会話のきっかけになりますし、お客様のライフスタイルを知る手がかりになります。幅広くアンテナを張って、引き出しを増やしておくことをおすすめします。