- Profile
-
氏名:岩見 貴史
入社:1998年4月
部署:エデュケーター 兼 人事部 部長
-
1998年に入社後は大阪府枚方市の【和食さと 星ヶ丘店】に配属。その1年後に新卒社員をフォローするブラザー社員として【和食さと 宝塚インター店】へ異動。1999年秋頃より本社の組織開発部へ異動後、マーケティング室、社長秘書などを経験。2004年から2005年には大阪で開催された「’05食博覧会・大阪」の事務局で、イベント開催に尽力した。その後、店長や本社での監査室、経営企画部、MD(マーチャンダイジング)部などを経験し、まさに同社のジョブローテーションの第一人者といった存在。2014年からはエデュケーターも務め、現在は人事部の部長を兼務する。
Our businesses -会社を知る- 全346店舗の和食飲食店をチェーン展開しています。
事業内容はシンプルに言えば、『和食飲食店のチェーン展開事業』です。2016年1月時点で子会社を含めて10業態346店舗を展開しています。飲食店に関しては、学生の皆さんも利用されることがあると思うので、仕事内容はイメージしやすいと思います。しかし、イメージしやすいからこそ、見えていない部分もあるのではないでしょうか。利用者から見る飲食店での仕事は、フロアを担当するスタッフや調理を行う料理人だと思います。ですが、店舗でお客様におもてなしをするためには、さまざまな部署のサポートが必要です。
上場企業である当社には、総務部、人事部、財務経理部といった部署のほか、飲食業として重要なメニュー開発を担当する商品開発や、大量に仕入れる食材調達を担当する部署があります。また自社で店舗開発を行っていますので、店舗用の土地を探す部署もあれば、そこに店舗を建てる業務を担当する部署も。店舗ができたときには、どのような仕組みで店舗運営するのかというシステムを考える部署のほか、現在は台湾、インドネシア、タイに店舗を展開していますので海外事業の担当部署、会社全体の経営をサポートする経営企画部のような部署もあります。そして、長く続く企業であるためには教育部門も重要なファクターだと思います。
このように事業内容としてはシンプルですが、店舗数や業態が増えていることで、さまざまな部門や担当に、業務内容が細分化されているのが当社です。
People and culture -働きやすい職場- 社長の魅力はフラットでフランクなところ。
当社社長の重里は、社長歴20年以上になりますが、誰とでも気軽にコミュニケーションを取る人です。普段から忙しく動き回っており、本社にいるときは社内のフロアを歩きながら、社員に気軽に声をかけているシーンをよく目にします。私は仕事柄、役員人事や管理職人事など、経営の根幹に関わる話もしますが、ちょっとした相談事を気軽に話せる雰囲気を持っています。 また、2012年に本社を移転する際、ワンフロアで本社の全社員が入れる場所にこだわっていました。そこには、常に全社員が同フロアにいることで、「各部署のコミュニケーションを円滑にしたい」という想いがあったからです。さらに移転後は社内に固定席とフリーアドレスを設置しました。業務の性質上、固定席となる部署もあれば、外出の多い部署などはフリーアドレスで、それぞれが毎日好きな場所に座って仕事をしています。これも社長がこだわった部分の一つで、他部署との関係性を深めるために設置されました。そのフリーアドレスのエリアにもよく顔を出して、仕入担当者や教育担当者へ「君たちは本社に来なくてもいいから、仕入先へ行って生産者と話したり、店舗へ行って新人の様子を見てきたりしてきなさい」と声をかけています。
Our Vision -戦略・ビジョン- 社会のインフラになるのが当社のビジョンです
2018年は会社設立から50周年で、創業からは60周年の節目の年です。そして、今後も成長する100年企業を目指していきます。企業としては中期経営計画に基づいて、2019年3月期までに出店数を470店舗、売上高480億円を目指すビジョンを掲げています。このビジョンには「社会のインフラになる」という想いが込められています。例えば、コンビニは現代社会にとって、もはや必要不可欠なインフラです。一方で、私たちの店舗を必要としてくれるお客様はいらっしゃいますが、まだコンビニほどの存在ではありません。社会のインフラになるためには、さらに店舗数を増やすことが必要です。当社は和食チェーン店では、【和食さと】のブランドが200店舗で国内トップクラスの店舗数ですが、洋食レストランであれば1000店舗を超えているところもあります。それを超えるためにも、まずはグループ全体で600店舗の出店を目指しています。そして社会のインフラになるためには、お客様に気軽に来店してもらえる価格も重要です。付加価値の高い高級店も社会には必要ですが、私たちは手軽に利用できるチェーン店を多く経営することで、たくさんのお客様に喜んでもらいたいと考えています。多店舗展開と低価格化を実現して、社会のインフラになることを目指します。 また、人事部門の責任者としてのビジョンもあります。飲食業界は『人材が命』です。当社も良い人材がいなければ仕事になりません。良い人材に来てもらうためには、良い環境が必要。だから、その環境を整えるためにも、人材に対する投資を積極的に行っています。 例えば、新卒採用に関しては多くの労力と時間をかけています。新卒社員の教育には【ブラザーシスター制度】の導入や月1回の本社での集合研修を実施。店長までに3段階に分かれたステップアップ研修を実施しています。店長になるまでに最短でも4年の期間を設けて、一般社員から副店長、店長へと1歩ずつ着実にステップアップしてもらうイメージです。さらに、将来の幹部候補となる30歳前後の社員には、チェーンストアの本場を体験する【アメリカセミナー】も用意しています。7泊9日の研修期間で、アメリカのスーパーや飲食店の経営スタイルを肌で感じ、その経験を当社の将来の発展に役立ててもらいたいと考えています。
We are looking for people who… -私たちが求める人材- コミュニケーション能力の高い人を求めています。
当社は、コミュニケーション能力の高い人材が活躍している会社だと思っています。私の考えるコミュニケーション能力の高い人は、『相手の話に対して考えて行動できる人』です。社会の現場において、1から10まで全てを説明するのが難しい状況があります。その際に、1を聞いて10を知れとは思いませんが、少なくとも1を理解して、それに続く2や3として、どのようなことがあるのかを想像し質問を返せる人であってほしいと思います。その行動によって、こちらもどれくらいまで理解しているのかを推し量ることができますし、2や3だけでなく、4、5と続く先のことについても話すことができます。それが、お互いに深いコミュニケーションを取れることにつながっていくのです。当社の仕事は店舗での接客業務をはじめ、本社の仕事においても一つの部署で完結することはほとんどなく、コミュニケーション能力を必要とされる場面は多くあります。 また、当社には店舗での接客や調理などの業務以外にも、商品開発、店舗システム、営業促進、仕入開発、教育訓練など、店舗業務を支える多くの仕事がありますので、私がそうだったようにジョブローテーションでいろいろな仕事を経験する社員がいます。だから「これしかできない」「これしかやりたくない」という人よりも、さまざまなことに挑戦するのを楽しめる人が活躍できます。特に、将来の幹部候補でもある新卒社員にはジョブローテーションを通じて、いろいろな職種を経験してもらいたいと考えています。エデュケーターは社員一人ひとりの希望や将来と、会社の未来を見据えて、人材を配置しています。店舗をいくつも経験する人もいれば、店舗と本社を行き来しながら畑違いの業務にチャレンジしてもらうこともあるでしょう。そこで仮に希望とは違う仕事になったときに、「これは自分には合わない仕事だ」と腐ってしまうのではなく、「これも将来のための糧になる」と前向きにチャレンジできる人が、当社のスタイルに適した人材だと思います。