- Profile
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氏名:野口 佳奈
職種:人事
入社:2013年4月
部署:人事部
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大阪市立大学商学部卒業後、入社。本社の海外人事部に配属される。学生時代から社会で活躍する女性像を思い描き、企業の自社セミナーに積極的に足を運ぶ。京セラのグローバルな事業展開と将来性に惹かれ入社を決意。学生時代はバスケットボール、弓道、ハンドボール部で活躍し、文武両道を貫く。
What I do -こんな仕事をしています- 海外出向者の異動業務を担当。よりよい環境構築のための新制度導入も行います。
当社は、約350名の社員が世界各国にあるグループ会社に出向しています。海外人事部の仕事のひとつに、海外出向者・帯同家族の異動関連業務があり、私は主にシンガポールやタイ、ベトナム、インド、マレーシアなどアジア圏の出向者を担当しています。具体的な業務のひとつに、異動決定後に出向予定者と一対一で行う赴任説明会があります。これは、出向予定者に、国内勤務時とは異なる給与体系や制度、赴任までの社内外の諸手続きを説明するものです。また、国によって準備する書類や取得までの期間が異なるビザの取得については、現地法人と日本の代理店に確認をとりながら、スケジュールに間に合うよう手配します。
さらに、2014年に当社のグループに導入した、国際保険プーリング制度の運用も担当しています。国際保険プーリングとは、海外のグループ各社が個別で加入している団体保険を、プーリングプロバイダーと呼ばれる保険会社が各国にもつ、ネットワーク保険会社との契約に集約することです。スケールメリットがあり、掛け金に余剰が発生した場合は、その一部が国際配当金として還付され、コスト削減にもつながります。これを各社に理解してもらい、導入に結びつけました。導入に関する具体的な業務は、上司のアドバイスを受けながら、私が中心になって進めました。
My work -先輩たちの働く姿- 社員をきめ細かくサポートすることで、会社に貢献しています。
人事部の仕事のやりがいは、社員が安心して仕事に取り組める環境をつくることです。海外出向は、これまでと職場環境が大きく変わり、責任範囲も広がるので、出向者には大きなプレッシャーがかかることもあります。着任後すぐに仕事に専念できるよう、また、赴任中に安心して仕事に取り組めるよう、万全の態勢を整えるのが、私たちの仕事です。 出向前の手続きや質問の回答は、メールと電話を併用します。メールのやりとりだけでなく、直接話すことで出向者の気持ちに寄り添えると思うからです。 家族に関しては、たとえば出産の報告なども海外人事部が一番に受ける場合もあります。出向者のあらゆる面をサポートできることが、日々のモチベーションにつながりますね。 こういった業務は、売り上げに直接関わるものではありませんが、社員一人ひとりが仕事に専念できる環境を整えることで、結果的に会社に貢献していると考えています。着任後のアンケートに、「丁寧にサポートしてもらい、とても助かった」と書かれていたのを見た時は、役に立っていることを実感し、本当にうれしくなります。
People and culture -働きやすい職場- 尊敬できる上司がいるからこそ、安心して仕事ができる。
日々の仕事は、ビザ取得など期日に必ず間に合わせなければならない業務も多く、スケジュール管理をしながら進めています。一方、納期まで長いスパンの業務については、スケジューリングに悩むこともあります。上司からは、このような業務は目標達成から逆算し、余裕を持ってスケジュールを組むことで、問題が生じた時のリカバリーが可能になることを教えられました。 上司のアドバイスはいつも的確で、どう進めればいいのか悩んだ時も、アドバイスがありました。ゴール設定を行った上で、何が問題で、どのように進めていけばいいのかを、具体的に教えてもらってからは、仕事がスムーズに運ぶようになりました。経験豊富な上司の存在があることで、安心して働くことができます。 その上司と話す面談が年3回あります。面談では、普段の仕事で困っていることや、これからやってみたいことを相談し、上司からは視野の広い意見がもらえます。今も日々自己研鑽を積み重ねている上司の言葉は響きます。面談後は、いつもやる気とチャレンジ精神がわいてきます。
Careers -キャリアプラン- 新しいことに挑戦し、仕事と家庭を両立するキャリアウーマンを目指したい。
国際保険プーリング制度導入の仕事は、私にさまざまなことを教えてくれました。日々の業務は、人事部として社員と信頼関係を結び、サポートに専念することですが、新たな制度導入の仕事は全く違います。ゼロベースから企画し、それを海外の関連会社に伝え、さらに協力も求めるなど、多くの人と関わりながら、導入を目指さなければなりませんでした。 制度を理解してもらい、協力を得ることは簡単ではありませんでしたが、その分、導入が決まった時にとても達成感がありました。2016年度から当社の国際保険プーリングは拡大期に入ります。今はそのスケジュールを組んでいます。 国際保険プーリング制度導入の経験を活かし、今後は海外の現地法人の人事制度や処遇関連を整備する仕事もやってみたいと思うようになりました。意欲的に働けるのは、入社後に多くの経験を積めたからで、その一つひとつが自信につながっています。学生時代に描いていた、仕事と家庭を両立するキャリアウーマンに向かって、これからも日々熱意をもって仕事に取組みます。