- Profile
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氏名:豊田 実
職種:代表取締役
入社:1983年3月
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33歳で父から会社を受け継ぎ、20年以上にわたりトヨタ工機株式会社を経営。あらゆる哲学的な書物や著名人の教えに感銘を受け、「大和」という経営理念を掲げる。事業を受け継いで以来、トヨタ工機をヨーロッパ、アジアをはじめ世界12カ国に製品を輸出するグローバルカンパニーに発展させる。現在も技術力を活かし、世界のインフラを支える精度の高い製品を提供している。
Our businesses-会社を知る- “ものづくりの精神(こころ)”で世界に貢献しています。
当社はプレキャストコンクリート製品製造用の金型(型枠)と製造設備を設計・製造しているメーカーです。1966年1月に私の父が創業してから2016年1月で創業50年を迎えます。事業内容を説明すると、マンホールや道路用の排水溝・縁石、河川を護岸しているブロック、地下鉄のトンネル、高速道路など、世の中のさまざまなインフラ建設で使用されるプレキャストコンクリート製品の金型(型枠)と、製造設備を提供しています。こうしたインフラがないと、たとえば雨水がきちんと排水されず、不衛生な道路環境になってしまったり、強度の高いトンネルが作れなかったりします。競合もいます。しかし、゛ものづくりの精神(こころ)”を大切にしながら、精度の高い製品をつくり続けてきた結果、現在では日本国内はもちろんのこと、世界でも高い評価を獲得し、米国、ヨーロッパやアジアをはじめ世界12カ国の国々と取引をしています。
People and culture-働きやすい職場- 「大いなる調和=大和」を掲げています。
世の中の役に立つことをしたいという想いで、「大和=大いなる調和」という経営理念を掲げるようになりました。ビジネスにおいて競争は必要だと思いますが、自社の勝ち負けだけでなく、どうすれば世の中がよくなるかを考えることが大切だと思うのです。私が33歳で会社を受け継いだとき、ある人から哲学の本をいただき、読んでとても感銘を受けました。会社を経営していれば、社員の給与のことや明日の売上のことなど、不安になることもあります。そういう気持ちになるのは、自分が「世の中とは、人生とは何たるか」ということを知らないからです。自分たちが何のために生きているのか、そのことが腑に落ちていれば、不安というものは自ずと少なくなるんです。そういったことを私は本やいろいろな人から学び、「大和」という理念を掲げるようになりました。
Our Vision-戦略・ビジョンー 業界トップクラスの技術力を活かし、世界のインフラに寄与したい。
昨今の日本経済は不安定要素が多いと言わざるを得ない状況ですが、私は社員たちが夢や希望を持てるような会社経営をしていきたいと思っています。幸いにも私たちの技術はこの分野においては業界トップクラスで、世界にアピールできます。当社の海外進出は順調で、今期売上の4割は海外のお客様からのものです。今では製品の品質が世界各国から評価され、ヨーロッパやアジアをはじめ、世界12カ国から発注をいただくほどです。当社のものづくりは妥協のないものだと思います。゛ものづくりの精神(こころ)“を大切にしながら、これからも世界のインフラに寄与していきたいと思います。
People and culture- 働きやすい職場-勤続20年以上の社員が半数以上を占めています。
一言でいえば、当社の社風は家庭的。20代の若手から、50代、60代のベテランまで在籍しています。全社員103名中、60名弱が勤続20年以上のベテランです。なかには勤続47年という社員もいます。とても居心地の良い会社なのだと思います。 先日開催した創業50周年記念パーティーで勤続年数が長い社員たちを表彰したんですが、社員の半数が勤続20年以上で驚きました。勤続25年が40名以上、勤続30年以上も17名いて、本当に長く働いてくれる社員が多くてうれしいですね。もちろん新卒で入社してきた社員もいるので、平均すると勤続年数は約17年になります。これからも社員が安心して長く働ける環境づくりに力を注いでいきたいと思います。