- Profile
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氏名:松永 貢
職種:人事グループ 課長
入社:2001年
部署:管理本部
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2001年に入社。総務部庶務課としてキャリアをスタートさせる。入社1年目は社内の備品管理をはじめ、企業PRや広告活動、ホームページの制作などを担当。以降は株主総会担当者としても活躍。2013年の部署統合により、現在の管理本部へ。他部署と連携して、多くのプロジェクトや委員会活動に積極的に関わる。人事採用活動には数年前から尽力しており、メイン担当者として精力的に活動している。
Our businesses -会社を知る- 業界のコンシェルジュとして活躍しています。
私たち上原成商事は、生活のベースとなっているモノを取り扱っている生活産業商社です。主体となっている事業は「産業エネルギー」と「建設資材」です。産業エネルギー分野では、商社としてBtoBビジネスを展開しており、ガソリン・灯油・軽油・産業用ガス・プロパンガスなどを仕入れて、法人企業向けに販売しています。建設資材分野では、顧客となるゼネコンやデベロッパーに対して、生コンクリートや建材(サッシ・ガラス・住宅設備機器など)を販売しています。また、日本各地の複数のセメントメーカーと一次特約店契約を交していることは業界でも珍しく、当社の大きな強みとなっています。
一方でBtoCのビジネスも展開しており、生活サポート分野として、ガソリンや石油関連商品の販売、自動車点検整備などを提供するサービスステーションの運営も行っています。現在は関西を中心に、愛知県や愛媛県などで計30店舗を展開中です。さらに100%出資の関連会社を通じて、家庭用LPガスの販売も行なうとともに、住宅リフォーム事業も展開しています。
また、近年では「環境関連事業」にも積極的に取り組んでおり、宅配水のアクアクララの販売をスタートしました。この事業は子会社が「ろ過装置」の特許技術を持っていることがきっかけでした。商社でありながら、特許技術を所有していることは珍しいことなので、そのつながりで「水」に関する事業を始めたというのが経緯です。
当社のすべての商材に関係しているのは、生活のベースになっているモノ、地場に密着したモノを扱っているということです。私たちの仕事は必要とされている方に、必要なモノをお届けする「コンシェルジュ」的な役割だと考えていただければ、わかりやすいと思います。
Careers -キャリアプラン- 仕事の先に「人」がいることを意識して取り組んでいます。
入社して、他部署や他企業と共同で行なうプロジェクトを多く経験させてもらっています。その中で大切にしているのは「常に相手のことを考える」ということです。 例えば、総務の仕事として、コスト削減案の提出やホームページ制作、社内のレイアウト変更などがあります。そうした仕事の先には、常に「人」がいることを意識しています。普通、コストを削減されて喜ぶ人はいませんよね? だから、その人たちが納得できるような情報を、しっかり伝えるように努力しています。そこまで徹底するのは「情報は伝わらなければ意味がない」と思っているからです。 30歳の時からは株主総会の運営も担当しました。その業務を通じて、他の企業の担当者とのつながりが生まれ、勉強会を開催することにもなりました。これは私の考え方を変えてくれた大きな取り組みのひとつです。他の企業にも私と同年代の担当者が数名いたので、「お互いの情報交換ができる勉強会を発足させよう」という流れになり、5年連続で参加。そこで付けられたニックネームが「ミスター勉強会」です(笑)。勉強会でもいくつかのグループがあり、各グループを取りまとめる統括リーダーをしています。主には懇親会や合同勉強会のセッティングなのですが、そうした集まりの中でも「誰もやっていないことを1つはやりたい!」という気持ちがあったので、率先してやっています。 そして、もう一つ、学生の皆さんに関係することであれば、会社案内の制作も私が担当です。紙の会社案内にもこだわりが詰まっています。当社の会社案内の内容はホームページとほぼ同じです。しかし、“紙”でしか表現できない要素を盛り込んでいます。「紙の会社案内でどのように案内するのか?」と興味はありませんか? 答えは、私と会ったときにお教えさせていただきます(笑)。
Growth and development -成長を実感したい- 本気でやれば、皆が応援してくれる。それが成長のサイクルです。
仕事を通じて成長を感じることは多くあります。上原成商事は歴史の長い会社ではありますが、伸びる部分も、まだまだ多くあると個人的には思っています。これからもやるべきことは多いですし、それも「誰が担当」と決まっていることではありません。だから、逆に言えば、自分がやりたいと言えばできる環境なんです。若い人にもチャンスの多い会社だと感じています。それが結果として、ストレッチゴールとなり、誰もやっていなかったことが経験できて、人の成長につながっているのだと思っています。 身近な具体的でいえば、サッカーのワールドカップでのエピソードがあります。私はもともとサッカーが好きで、入社2年目のときが日本で開催されたワールドカップの年でした。とても楽しみにしていたのですが、平日に放送される日本代表の試合を見ることができずに、悔しい想いをしました。日本が負けたことよりも、社内にテレビを持ち込んで一緒に観戦しているという他の企業のニュースを見た方が悔しかったですね。それで、いつか機会があったら必ず見てやろう!と思うようになりました。 それを2014年のブラジル・ワールドカップのときに実現させました。もともと当社には、皆で一緒にサッカー観戦するような社風はありませんでした。だから、私が別件で東京まで行ったときに、新幹線内で往復6時間、副社長に直談判しました(笑)。このプロジェクトを実行するためのメリットやリスク管理などを踏まえたプレゼンをして、了承をもらいました。そして、本社ロビーに大型のプロジェクターを立てて放映したら、本社勤務の8割の人が観戦してくれて好評でした。上原成商事には「自分がやりたい!」と思うことに対して、気持ちを持って、本気で取り組めば、応援してくれる人がたくさんいます。お祭り好きなだけかもしれませんが(笑)。 やりたい気持ちを持って、本気で取り組むことが大切だというのは、部下や後輩たちにも言い続けています。そして、自分自身でも、常にそれを実行できるように心がけています。そのサイクルが、自分自身の成長につながっていると考えていますので。「やると決めたら、後はただやるのみ」。その考え方や行動の仕方が、私の成長を支えていると思います。 また、この行動力を培ってくれたのも、仕事の影響が大きいですね。私の仕事は部門ごとに区切られたものや行動範囲が限定されたものではありません。ボールペンの発注からホームページの制作、株主総会の取り仕切りまで、幅広く担当することが当たり前の仕事でした。それだけに自然と自分で積極的に動いて、物事を進めるという意識を持つようになりました。「自分がやらなければ、何も始まらない」という環境が、私の行動力を飛躍的に伸ばしてくれたと思っています。
We are looking for people who… -私たちが求める人材- 他人のために、自分自身を出せる人を求めています!
「自分の個性を人のために使うことが、自分のためにもなるという感覚を持っている人」。これが、私が採用基準にしている要素のひとつです。「オレがアピールしたいから、オレが行く」ではなく、「自分が行動して、人が喜んでくれるから、自分もハッピー」という感覚を持っている人を求めています。だから、自分の個性を出さないのは、当社ではNGです。皆を楽しませるエンターテイメント精神を持っている人を歓迎しています。 そして、「やるときは、ただ目の前のことに集中できる人」であることも大事です。やると決めるまでは、いろいろと議論をしても良いですが、決まってからは迅速に行動して、やり遂げる気持ちが必要です。そのマインドが持てない人は、残念ながら当社の社風には合わないでしょうね。 私がよく学生に話すことがあります。「聞かないほうがいいかな」「失礼にあたるかな」と思うことは、全部言ったほうが良いということです。どっちかなと悩むくらいのことであれば、聞いて「失礼やな」と言われればいいんですよ。プラスでもマイナスでも、行動すれば結果は必ず得られます。やらなければ、何もわからないだけです。それに、私はマイナスという結果はないと思います。良ければプラスで、ダメならゼロのままなだけ。当社が求める人材としては、プラスを目指して攻め続ける意識を持った人がいいですね。 私は採用試験を受けてくれた全員に、個別のフィードバックメールを送っています。昨年は200名以上に送信して、75%の学生から返信をもらいました。その返信のほとんどは不採用をお伝えするメールに対してです。それは就職活動では縁のなかった人とも、どこで縁がつながるのかわからないと思っているからです。 これは自分自身の経験にも基づいたことでもあります。自分の就職活動のときに小さな企業に出会いました。その会社は社長様が自ら何度も対応してくれました。そこに就職することはありませんでしたが、いつか何かあったときには恩返しがしたいと思い続けています。その時の気持ちを、今の学生たちに置き換えたら、自分がして欲しかったことはできる限りしてあげたいんです。例えば、不採用の場合、私はなぜ落ちたのかを知りたいと思ったらから、それも今の学生たちには伝えてあげます。「良かったよ」と言われたのに不採用になるのはつらいですよね? だから、良かったところも悪かったところも、しっかりとフィードバックしてあげたいと考えています。そうすることで、仮に当社に入社しないとしても、大切な何かを得ていただけると思っていますので。