- Profile
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氏名:山本 勝也
職種:役職:技師
入社:2016年9月
部署:技術部
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大学では電子情報電気工学を専攻。一度は鉄道会社に就職するものの、製造業界に身を置くことを決意し、2016年9月に第二新卒として入社。技術部の検電器チームで基礎を学んだあと、2017年8月にリレー(継電器)チームに異動して設計開発に携わる。先輩の補助を通して知識を磨き、現在では主軸としてイチから製品づくりを担当するように。2023年より技師にステップアップし、先輩・後輩と力を合わせて設備の安全に貢献するものづくりに情熱を燃やす。休日の過ごし方は、子どもと遊ぶこと。さまざまな場所に出かけて気分をリフレッシュしている。
What I do -こんな仕事をしています-一喜一憂しながら、少しずつ前に進む。その繰り返しで製品を開発しています。
私のチームは電力会社や鉄道会社の変電所で、施設を保護するための(継電器)の設計と開発を行っています。当社ではひとつのプロジェクトに対して1名の主軸メンバーを配置しているため、設計から部品選定、試作、試験、出荷までしっかり関われるのが魅力です。
設計から実際に製品が完成するまでは、山あり谷ありで、一筋縄にはいきません。ひとつの製品につき6ヵ月から1年ほどの時間がかかるので、どの設計開発にもドラマはつきものです。たとえば、想定していた部品が急に手に入らなくなり回路図の変更を余儀なくされたことや、既存製品にシンプルな機能を追加するだけの簡単な作業かと思えば、ただ組み合わせただけだとあちこちで不具合が起きて苦労するといったこともありました。
そのたびに頭を悩ませながら仮説を立て、改善案を実行しています。まれに「まさか、これではうまくいかないだろう」くらいの気持ちで行ったことが大当たりということもあり、そのときはかなり興奮しますね(笑)大変なことも多いですけど、イチから自分が関わった製品が電力会社や鉄道会社などのインフラに長く使用されることがうれしいです。製品が活躍する現場を直接見に行くことはできませんが、地域が停電になったときに当社の機器が作動したのかなと思うことがあります。
My choice -この会社を選んだ理由-インターンシップがつないだ縁。先輩たちのおかげで苦手を克服できました。
大学卒業後は鉄道職員として働いていましたが、ものづくりに関わりたい気持ちがどこかにありました。そこで半年もしないうちに思い切って退職して、製造メーカーに飛び込もうと考えたんです。そのときに思い浮かんだのが、長谷川電機工業でした。学生時代に参加した当社のインターンシップでの印象が良かったので、だめもとで問い合わせてみると、ありがたいことに試験をしてもらえることになり第二新卒として入社できました。 大学時代は電気の勉強をしていたとはいえ、専門分野は強電。当社で必要になる電子回路の知識はむしろ苦手なジャンルで、まさかその方面の仕事に就くとは想像もしていませんでした(笑)回路図を見ても最初はまったく理解できなかったのですが、先輩たちが丁寧に教えてくれるおかげで、各ブロックがどのような働きをしているのか見るだけでわかるようになってきました。 最初に苦労した経験は新人研修の際に役立っており、自分の新人時代を振り返りながら、すんなりと頭に入ってこなかった部分をいかにわかりやすく、かみ砕いて説明するかを心がけています。尊敬している先輩が博識で後輩へのサポートも素晴らしい人なので、研鑽を重ねて少しでも近づきたいですね。
My work -先輩たちの働く姿-設計開発は、わかってくるほど面白い。もっとむずかしいことにもチャレンジしたいです。
電気というのはとても素直な性質を持っていて、必ず設計通りに動きます。シミュレーションの結果が実際の結果と同じになるところが魅力的です。そうやって、リレーの設計を完成させていくのですが、製品自体が完璧に仕上がってもうまくいかないことがあります。というのも、変電所に組み込まれるものなので系統の電圧・周波数などの環境によっては正しく機能しません。 そういった事態を防ぐためにも、自社製品以外の機器も含め変電所全体のことを理解している最中です。あのときはこうだった、このときはこうだったという知見を積み重ねることで、学んだもの同士が線で結ばれていくと面白くなってきます。最近では大学の授業や電験の試験で勉強した基礎知識も仕事に活用できることがわかり、考えをより深めていけるようになりました。リレーや変電所のことを、知れば知るほど好きになっています。 いまは主軸として関わっている設計は既存製品に新しい機能を追加する案件がメインなので、もっと上を目指す意味でも、今後はゼロベースの開発にもチャレンジしてみたいです。お客様と話し合いながら、まだ世にない製品をつくるのは本当にやりがいがあると思います。
People and culture -働きやすい職場-部署を超えてコミュニケーションを取れるフランクな社風。働きやすさにあふれています。
現在の建屋になる前はワンフロアに営業部・技術部・品質保証部・製造部が集まって作業していたこともあって、部署外との交流も盛んです。技術部でもチームは分かれていますが、お互いにわからないことを質問し合いますし、その際に自チームにはない視点に気づかされて学ぶことも少なくありません。 年齢や立場による垣根もなく、みんなの仲が良いことはインターンシップで感じた印象からいままで変わらないですね。会社自体も社員同士のコミュニケーションを重要視していて、BBQをはじめとした社内イベントも開催し、部署ごとに予算を配分して親睦会の実施をサポートしてくれます。 また、働きやすさも特筆すべき点で、土日が休みで残業時間についてもしっかり管理してくれるだけでなく、育児への理解も深くて朝に子どもが体調不良になった際も、会社のチャットに連絡すれば休みをもらえるのでありがたいです。 「明るく 楽しく たゆまぬ前進」という社是の通り、社内の雰囲気の良さに加えて、これまで築いてきた実績に甘えず時代に応じた商品開発も進んでおり、IoT商品のラインナップも増えてきました。最近では広報面も強化され、動画サイトへの投稿にも積極的です。当社の検電器は東南アジアでも人気なため、部署によっては海外出張の機会もあるので、いろいろなことに挑戦したい方に最適な会社だと思います。