• Profile
  • 氏名:冨士 早織

    入社:2015年4月

    部署:アグリ事業部

  • 大学の環境・バイオサイエンス学科で植物の生態系や環境について学び、農業や林業への就業を見据えて就職活動をはじめる。2015年4月、循環型社会の実現へ向けて動く有限会社新垣商店の事業内容にひかれて新卒入社。入社後は工務部でリサイクル品の選別・運搬業務に従事したのち、かねてから温めていた企画を元にアグリ事業部を立ち上げ、業務を開始。農地の耕作から各種作物の育成・収穫・販売までを手掛ける。

What I do ‐こんな仕事をしています‐ 循環型社会を形づくる有機無農薬栽培に取り組んでいます。

1年目は工務部に配属され、リサイクル工場で容器の選別や運搬を担当していました。機械でプレスしたアルミなどはフォークリフトで運び出すので、同期たちと一緒に免許を取りに行かせてもらいました。入社前はまさか自分がフォークリフトに乗る仕事をするとは想像していなかったので、新鮮な体験ができて面白かったですね。2年目からはアグリ事業部で農業に携わっています。土を耕して種や苗を植え、水や肥料をやり、成長を見守りながら草刈りなどをしています。現在、畑では、にんにく・じゃがいも・落花生の3種類の作物をメインに育てながら、空いているスペースで季節ごとにいろいろな作物を育てていこうと考えています。まだアグリ事業は単体で大きな売り上げを上げられるわけではないのと、社内の人員の都合もあり、今は工務部の業務も手伝いながら半々くらいの割合で畑に出ています。仕事で一番気をつけているのは、薬を使わないこと。薬が自然環境に混ざることによって残留農薬が蓄積され、流れ出した薬が濃縮されて人間に戻ってくることも考えられなくはありません。環境にも人にもやさしい農業を目指す有機無農薬栽培なので、畑にまく種や苗に農薬が使われていないか、堆肥に化学成分が入っていないか、必ず確認して購入しています。

My choice ‐この仕事を選んだ理由‐ あの日のおいしいピーマンを、もっとたくさんの人へ届けたい。

農業をしたいと思ったのは、幼稚園のころに遡ります。園の裏に畑があって、夏休みの水やり係だったのですが、ピーマンをもいでそのままかじるのが大好きだったんです。周りの友達が私の真似をしてピーマンをかじるのですが、「苦い」と言われることが不思議で「おいしいのにな」と思っていた子どもでした。みんながおいしいと言うピーマンをつくりたいと農業に興味を持ったことをきっかけに、植物や環境について学べる大学へ進学しました。専攻していたバイオサイエンスや環境学の知識を生かし、将来は植物関係の仕事がしたいと思って農業や林業への就業を考えていたのですが、環境関連の仕事もいいなと思ったときに新垣商店と出会いました。入社の決め手となったのは、面接で社長とお話しして「実は農業をやりたいと思っている」と言われたことです。「私もやりたいんです!」と話が弾み、新垣商店が目指す循環型社会の実現に向けて有機無農薬栽培に取り組みたいというところが私の考えに合致していたこともあって、当社で農業をしたいと入社しました。農業を自身でイチからはじめようと思うと大変ですが、会社の事業の一部としてはじめられるのは初期投資がしやすいメリットもあると思います。

My work ‐先輩たちの働く姿‐ ネギが育たない!土壌の改善からはじまったアグリビジネスのいま。

実は最初の企画段階では、ネギを育てようと話していたんです。関西はネギの収穫量が少ないけれど出荷先は多いという社長のアドバイスを受け、小さな面積でも収穫量が稼げる点や使い道も幅広い点からネギの栽培で決まっていました。ですが、借りた畑が予想以上に粘土質で、砂質が適しているネギには水分量が多過ぎて育たないという結果に……。ネギが育たないショックは大きかったですね。初年度は機械がなくて草刈りも耕すのもすべて手作業。粘土質なので鍬を持ち上げると土がすべてくっついてくる状態で、刈り取った雑草を堆肥化して混ぜ込むなど、土壌の改善は試行錯誤の連続でした。今の土質に持っていくまでにかなり時間がかかりましたし、1人で作業を行う期間もあったので、相談できる人が近くにいなかった時期が1番しんどかったですね。ただ、しんどい時期こそ自分がやらなければという気持ちの方が勝って、辞めたいという考えにはならなかったです。また、隣の畑の方が「そんなに水分が多いなら里芋の苗を植えたら?」と里芋の苗をくれたり、いろいろと教えていただいたりして、すごく頼らせてもらいました。そこから畑ごとにいろいろな野菜を試して最適な作物を探し、4年目の現在に至っています。社長が個人で借りた小さな畑からスタートして、2ヵ所3ヵ所と増え、今は大阪府内に全部で4ヵ所の畑を借り、後輩と2人で管理しています。一番広いところで二反なので600坪、夏場はしんどいと思うこともありますが、体力的には今のところ間に合っていますね。当面の目標は、現状の畑で収穫量をもっと伸ばすこと。一つひとつの質を上げて出荷量を増やし、うね立てすると余ってしまうところがあるので、できる限り間隔を狭めて植えるなど、必要に応じて栽培する作物も変えながら農地を最大限に活用できるようになりたいと思っています。

My work ‐先輩たちの働く姿‐  好きなことを仕事にできるアットホームな環境に感謝。

農業の一番の魅力は、植物の成長を間近で感じられることです。人も成長しますが、植物の成長は思っている以上の早さです。隔週で畑に行くと、「この子、こんなに大きくなって!」と驚かされます。大きく育つと本当にかわいくて、収穫のうれしさも増します。また、たとえば冬場はじゃがいもを植える場所に土壌の乾燥や浸食を防ぐマルチというビニールを敷くのですが、植え付け時期にはマルチをすべてはがして畑を耕し直します。その作業をこの日までと目標を立て、予定通りに終われたときはスッキリしますね。 ずっと畑仕事だと社内の人との関わりが少なくなってしまうので、今はもうしていないのですが、「アグリ新聞」という情報紙をつくって配るなど社内へのアピールも自分から行うようにしています。あとは、今どんな野菜を育てているかSNSに投稿したり、毎年秋に本社1階のヤードに屋台が出店されてビンゴ大会などをする新垣祭という社内イベントがあるので、そこで育てた野菜を使ってもらったりします。たまに出荷できなかった野菜を持って事務所に帰ってきたら「買うよ!」と引き取ってくれる人がいたり、「今は何を植えてるの?」と聞いてくれる人がいたり、気にかけてもらってありがたいなと思います。つくった野菜を市場に送り出すルート開拓や取引先とのやり取りも最初はアグリ事業部だけで行っていたのですが、最近は現場から事務所に異動した同期が手伝ってくれます。普段なかなか会えなくても、社員同士の距離は近いと感じますね。入社して最初に思ったことも、社長との距離の近さです。仕事で悩んでいた時期にたまたま社長と一緒に食事をする機会があり、まだ何も相談していないのに「冨士さんは今後こんなことに悩むと思うから…」と社長からアドバイスをもらったんです。実際の悩みと合っていたので、すごく驚きました。今も困ったときや迷ったときは、社長に相談させてもらっています。 新垣商店に入社できたのは、自分がこの会社に合うと思ってもらえたからかなと思います。違う会社に入社していたらすぐに辞めていたかもしれないので、学生さんも急がず焦らず自分に合う会社を見つけてほしいですね。野菜が好きな方や農業に興味がある方が入って来てくれたらうれしいですが、農業に限らず、新垣商店は何か好きでやりたいことがある方、面白いことが好きな方に向いていると思います。

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企業情報
企業名

有限会社 新垣商店

業種 プラント・エンジニアリング, レストラン・フード, 農林・水産, その他サービス
事業内容 ●リサイクル事業
缶・ビン・ペットボトルを破砕やプレスなど行う、マテリアルリサイクルを実施しております。

●産業廃棄物運搬事業
関西圏を範囲に産業廃棄物の収集運搬を行っております。

●飲食事業
南海なんば駅周辺で鶏肉専門の『炭火割烹こことり』を展開いしております。
ぜひお越しくださいませ!
大阪府大阪市浪速区難波中1-15-3 鳴門ビル1F

●アグリ事業
富田林市にある畑で有機無農薬の野菜を育てております!
また、食に関わる循環型社会への貢献を目指しております!
Webページ 企業ホームページ
新卒採用ホームページ
飲食事業部「こことり」ホームページ
設立(年・月) 1986年1月
代表者名 代表取締役社長 谷川 拓磨
資本金 1,000万円
上場データ 未上場
売上高
従業員数 70名
従業員平均年齢 44.5歳
本社所在地 大阪府大阪市大正区南恩加島5-8-61
勤務地
(都道府県)
大阪府

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