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氏名:出来 太地
入社:2018年4月
部署:経営企画部 人事課
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大阪体育大学卒。学生時代に保健体育の教員を目指して免許を取得するも、幼少のころより親しんだキャンプの事業化を模索し、2018年4月、新規事業の展開に積極的な有限会社新垣商店に新卒入社。人事課に配属され、自然の素晴らしさや大切さを伝えるべくアウトドア事業に取り組む。2020年1月からは人事業務に専念し、現在に至る。休日もキャンプ場でのボランティアに勤しむアウトドア派。
What I do ‐こんな仕事をしています‐ 新卒採用を中心に行いながら、大好きなキャンプの事業化を目指しています。
私は今、人事課で新卒の採用活動を中心に担当しながら、リサイクル事業に従事する社員の安全・衛生の保持・改善業務も行っています。当社が本格的に新卒採用を開始してまだ10年にも満たないため、内定者の研修フロー、入社後の働き方についてもまだ改善の余地があると考え、取り組んでいます。私自身、入社して3カ月間の研修終了後は、人事課に籍を置きながら、入社のきっかけにもなったキャンプの事業化に取り組んでいました。自らキャンプ場の候補地を探して企画書を作成し、プレゼンが通れば実行に移していくことを2年ほどしていたのですが、なかなか土地が見つからなかったり費用が莫大にかかってしまったりと、さまざまな面で思うようには進まなかったため、2年の間十分にできなかった会社への貢献をしたいと思い、2020年の1月からは人事の仕事に専念することにしました。今はまだ人事業務での結果は出ていませんが、バリバリ仕事ができる人というよりは、社員たちの意見を聞いて経営側の意見とすり合わせ、お互いがWin-Winになるような橋渡し役になっていければと思っています。もちろん、キャンプの事業化も諦めたわけではありません。今は事業の方向性を見直すとともに、引き続き休日には自宅近くのキャンプ場にボランティアに行き、子どもたちに火のおこし方やテントの張り方を教え、キャンプの楽しさを伝えています。私自身、子どものころに連れて行ってもらった海や山で自然に触れ、キャンプが大好きになりました。自然の良さや大切さを感じられるキャンプを事業として形にすることが、今からが楽しみです。
My choice ‐この仕事を選んだ理由‐ したい仕事にすぐチャレンジでき、環境と社会へ貢献できることが入社の決め手に。
学生時代は保健体育の教員を目指して学んでいました。ただ、教育実習を受けたときに、子どもたちをうまく指導できない自分がいたんです。子どもたちに楽しく教育を受けてもらいたい、体育の面白さを伝えたい、その思いを教育の現場で形にすることが私には難しかった。教員の道は少し違うなと感じたことが、自身が本当に何をしたいのか見つめ直すきっかけになりました。そこから就活へと進路と気持ちを切り替え、やりたい仕事をイメージするために、まずは自分の好きなことを洗い直しました。釣りやアウトドア、スポーツが好きなので、関連する企業について調べるうちに、入ってから長く勤めれば経験は積めるけれど自分のやりたいキャンプの仕事はすぐにできないのではと思い、環境関連の企業にも目を向けはじめました。そこでヒットしたのが、新垣商店です。何が一番インパクトに残ったかというと、当時のHPにあった、「社長との距離10センチ」という社長と社員が向かい合ったトップ画像です。「すごくおもしろい!一度行ってみよう」と参加した説明会で、今後の世界の流れとしてリユース、リデュースを強化し、将来的にリサイクルは縮小していくので、リサイクル事業をメインにしながらも新規事業を展開していくこと、すでに飲食店とアグリビジネスがスタートしていることを聞き、ここでならキャンプを事業化できると感じて入社を決めました。 当社には、社会貢献と環境貢献という2つのビジョンがあります。主軸となるリサイクル事業で環境負担を減らして広く社会へ貢献しながら、たとえば今問題になっている食品ロスを減らし食料自給率を上げるために飲食事業を運営し、残った食品の一部を肥料にして有機無農薬農業を行うというように、リサイクル・飲食・アグリという3つの事業が環境を循環させる一つの輪になるよう目指しています。 キャンプの事業は、自然に親しみながら環境を保護する点と、地域社会を活性化させる点で、当社のビジョンにマッチしていると思います。
People and culture ‐働きやすい職場‐ 家族のような温かい雰囲気と自由度の高い環境があります。
家族経営ではじまった会社ですので家族や知人の紹介で入社される方も多く、それが今のファミリー感が強い社風につながっていると思います。実際に「社長との距離10センチ」で距離が非常に近く、仕事のことはもちろんプライベートのことも何でも話せる人たちが集まっています。私だけでなく、現場で収集車に乗っている社員やリサイクル容器を選別している社員もコミュニケーションのしやすさは感じていると思います。 また、私の場合のキャンプのように、新垣商店のために、環境や社会のために、取り組みたい仕事、はじめたいビジネスがあるのなら、どんどん企画を出して挑戦することができます。自ら企画して動いていける人であれば、部署異動や新規事業の立ち上げも可能になる、かなり自由度の高い環境です。意見を発信しやすく、みんなで1つのことについて話し合えるのは、当社ならではの良さだと思います。同様に、入社後に3ヵ月の研修期間を設けていますが、学生自身が明確にやりたいことがあり、社内の研修ではなくて外部の講習会やセミナーを受けたいとプレゼンすればOKを出してもらえます。社内の研修についても一律同じ内容ではなく、今後さらにその人の興味のある部門を手厚く学べるようにカスタマイズする予定です。
Careers ‐キャリアプラン‐ 新規事業への挑戦で培った経験を、人事の立場から会社と次世代の人材へ還元していきたい。
今後は人事として、現場の社員とのコミュニケーションをさらに密にしていきたいと考えています。事務所が5階にあって現場と離れているので、自分からコミュニケーションを取りに行き、社員がどういう思いで働いているのかを聞いたうえで、経営側の思いを伝えていきたいですね。まずは人事として会社に貢献して信頼を得たいと考えています。一方で、今年中にはキャンプの事業をどんな形にしていくのか練り直し、キャンプ場の運営にこだわらない新しいビジネスの形をつくり出していきたいと思っています。社長や部長からは、「新卒社員のやるべき仕事は新しい事業に取り組むことだから、キャンプの方を頑張ってほしい」と言われています。新規事業に注力するのはもう1つ、循環型社会の実現を目指すほかに、リサイクル事業が斜陽になったとしてもカバーできるように、という理由があります。実際、工務部のリサイクル工場では機械化が進んでいて徐々に必要とする人手が減っていくので、完全に機械化されたときに雇用を継続するためにも新規事業は必要です。新卒採用を担当するにあたり、やはり私自身が新規事業に取り組み、失敗の経験も生かして新卒生へのフォローをしていくことが役目だと理解しています。 学生の皆さんは、まず自分が本当にやりたいことを見つけてください。環境や社会へ貢献できるようなことを本気でしたいと思っている人、主体的に取り組める人なら、当社はとことん応援します。