- Profile
-
氏名:N.I
職種:SE(システムエンジニア)
入社:2017年4月
部署:BigDataソリューション部
-
首都大学東京・法律学部卒。大学では法律を学び、公務員を志望するも、4年生の夏頃に民間企業に転換。自分の強みや特徴などを見つめ直した結果、語学や数学が比較的得意で、何事も論理的に考える傾向があったことから、自分はSEが向いているかもしれないと思うようになる。システム開発会社に絞って就職活動を行う中で東京システムリサーチを知る。 説明会で詳しい話を聞いた際、SEとして成長する自分をイメージできたことが決め手となり入社に至る。入社後は数ヶ月の研修期間を経て「BigDataソリューション部」に配属。現在は先輩指導のもと、SEとしてシステム構築に携わっている。 業務外では軽音楽部に所属し活躍中。
What I do -こんな仕事をしています- AI(人工知能)システム製品を使って、企業の意思決定・業務最適化をサポートするシステム構築を行っています。
私が所属する「BigDataソリューション部」は、企業が蓄積している膨大なデータの活用について、BIツール(ビジネス・インテリジェンスツール)・AIツール(人工知能ツール)を使って付加価値を生むソリューションを提供している部署です。
私はシステムエンジニアとして、AIシステムを活用したシステム構築を担当しています。そのシステムは、お客様の業務から生まれるさまざまなデータを解析してナレッジ化し、ナレッジを業務プロセスに組み込むことで、意思決定の支援や業務最適化を手助けすることができます。
仕事の流れは、まずお客様がAIを使って業務で実現したいことのヒアリングからスタートします。そして、学習データを作って実際にAIで動かし、期待通りの結果が出せるかを実験。実験結果を見ながら、AIシステムを導入するか否かを検討します。導入が決定したらシステム構築のフェーズに移ります。クラウド環境で動くWebアプリケーションの構築や設定などを行い、お客様が使えるものとして完成させます。システムを導入した後も、問い合わせ対応や操作方法のレクチャーといった継続的なサポートを行っています。
私は入社2年目のため、知識・経験がまだまだ足りません。Webアプリケーションの構築に関しても初めての経験でしたので、わからないことや困った時には、同じチームの先輩や上司を頼りながら、目の前の業務を一つひとつクリアしていきました。
Growth and development -成長を実感したい- わからない専門用語が出てくるごとに調べる毎日。2年目くらいから話の内容が理解できるように。
私は文系出身で、IT関連の知識がほとんどありませんでした。だから専門用語の吸収は苦労しましたね。知っている専門用語があまりにも少ないため、つまずいていることを自分で説明できない、そもそも自分がどこにつまずいているのかもわからない。そのくらいの知識レベルでした。 導入研修では、講師が授業スタイルで教えてくれるのでわかった気になっていましたが、実務ともなるといつどんな専門用語が出てくるか予測がつきません。サーバー?インターフェイス??と、仕事中に抽象的な専門用語が出てくるたびに、インターネットや本で調べ、わからないときは上司に聞きながら、一つひとつ地道に知識を増やしていったのです。 この他、セミナーや社内勉強会に積極的に参加したほか、プログラマーの人たちが集まるコミュニティサイトを見ながら独学でWebアプリの基礎を学んだり、情報処理技術者試験合格を目標にしたりと、自分でも努力しました。お客様にメールや電話で商品の機能を説明する際には、わかりやすく説明するために、その機能に関する知識を深める勉強もしたのです。その甲斐あって、2年目くらいに、ようやくまわりの人たちが話している内容が理解できるようになりましたね。
Preffered skills & experience -得意なことを仕事に- 法律学科で養われた、論理的思考や言語コミュニケーション能力が活きています。
私は大学の法律学部で学んだのですが、意外にもシステムエンジニアの仕事にその経験が活きている実感があります。 例えば法律を学ぶ際には、法律の知識はさることながら、法律の一つひとつが、何を持って論理的と言えるのか?第三者にどのように説明すればわかりやすく物事を伝えられるか?という思考が欠かせません。課題で提出する論文を構成する際にも、論理的な流れを心がけ、文章を書く際にも、名詞・助詞・動詞の基本的な組み合わせや、「てにをは」の使い方に細心の注意を払い、読み手にわかりやすく伝える文章を書くことを心がけてきました。こうしたことを大学生の頃から繰り返してきた結果、複雑な内容を相手にわかりやすく、かみ砕いて伝える「言語コミュニケーション能力」のようなものが養われたと自負しています。 システムエンジニアの仕事では、システムを構築・導入するにあたって、相手が理解でき、納得できるように専門分野の知識を伝えなければならない場面もあります。その点でいうと、お客様から「N.Iさんに教えてもらって理解できました」と褒められたり、上司から「N.Iさんが提案用につくった資料はすごくわかりやすいね」と言われることがしばしばあります。そんな場面がある時に、自分ならではの強みを実感しますね。
Careeres -キャリアプラン- コミュニケーション力を発揮し、プロジェクトを牽引するシステムエンジニアにステップアップするのが目標です。
現在はまだまだまわりの先輩に助けられてばかりですが、早く一人前になって、営業と一緒に同行して提案できるシステムエンジニアにステップアップしたいですね。私は技術を追求するエンジニアというよりも、プロジェクトリーダーとして全社の業績アップに貢献できるようなエンジニアに成長したいと思っています。そんな風にステップアップするためには、現状では実務の基本能力が足りません。たくさんのシステム構築案件で経験を積み、知識とノウハウを習得していくのが当面のテーマです。 また、言語コミュニケーション能力をさらに磨きたい気持ちもあります。世の中ではAIは万能な技術として取り上げられることが多いせいもあって、しばしば「AIシステムなら何でもできるんでしょ?」と思われてしまいがちです。そのような時には、AIができること、逆に容易くは実現できないことをお客様に理解してもらえるように丁寧に説明しています。AIを論理的にとらえ、かつ相手に正しくAIの魅力を伝えるためには、今よりもっと高度な言語コミュニケーション能力が必要だと思っています。上司からは伝える力をテーマとした本を読むようにと渡されているので、しっかりと読んで今後に活かしたいですね。