- Profile
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氏名:相馬 芳江
職種:係長
入社:1991年1月
部署:総務部
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国際情報ビジネス専門学校経理本科を卒業し、会計事務所で実務を経験。1991年に株式会社共伸に入社し、総務部に配属される。途中、1年弱の産休を挟み、復職後も同部署で活躍。プライベートでは、娘とライブへ出かけるのが、よいリフレッシュになっている。
What I do -こんな仕事をしています- 総務、人事、経理、すべてに携わり、会社と社員を支える
当社の総務の仕事は、人事や経理も含め、会社のバックヤード業務のすべてを担っています。具体的には、人事としては、求人手続きや社員の入社から退社までのさまざまな手続き、給与計算など。経理としては、売上や支払いの管理、請求書の発行、銀行処理、それに基づいた経理システムの入力などに携わっています。会社の根幹となる経営状態を知ることができる立場なので、非常に重要な業務を任されていると思います。そのほかに総務として、電話や来客の対応、事務用品発注など、まさにオールマイティに働いてます。
仕事は基本的なサイクルがあります。月の初めは、取引先への請求書の発行業務があり、中旬は通常業務です。忙しいのは、給与計算や支払い業務などが重なる20日過ぎごろ。1円たりとも間違ってはいけないので慎重に、でも敏速にこなしていく必要があります。この時期は、体調を崩すと仕事に大きく響くため、「体調管理も仕事のうち」と気を遣っています。
このような毎月の流れのほか、年間でも仕事の山があります。特に、12月は当社の決算なので繁忙期になりますね。ただ、こういう忙しい時期であっても、お客様からのお電話などへは丁寧に対応するよう心がけています。私たちは会社の窓口。応対一つで、会社全体の印象に影響を与えかねません。常に自覚を持って臨んでいます。
My work -先輩たちの働く姿- 誰かの役に立てること、信頼に応えることが喜び
お客様がご来社されると、お車が駐車場に入る様子が事務室から見えるので、真っ先に玄関に駆けつけます。事務室の隣に社長室があるので、社長もすぐ気づくのですが、それよりも先にお出迎えの準備に取り掛かるんです。これは当時の社長の教え。「先回りして気遣いし、いてくれてよかったと思われる社員になりなさい」とよく言われました。会社の窓口になるとは、そういうことなんだと学びましたね。 そのような気遣いをわかってくれる方もいらっしゃいます。ずっとお電話でしか話したことがなかったお客様を、いつものように玄関でお出迎えしたら、「あなたが相馬さんですね!直接会えてよかった!」とお声がけいただいたこともあります。自分が共伸にいる意味を認められたようで、とても嬉しく思いました。 社内でも私たちの仕事は、相手の求めに応える内容が多いですね。たとえば、社長から会社の経営状態を示す資料の作成を頼まれたときなどは、どうすればわかりやすくまとめられるかを工夫して、とても喜ばれたことがありました。そんなふうに誰かの役に立てること、信頼に応えることに、やりがいを感じています。 2018年は創業55周年、設立50周年を迎えるので、大きなイベントの企画も持ち上がっています。その運営を行うのも総務の仕事です。年間を通してルーチンワークもあるのですが、このようなイレギュラーの仕事もちょくちょくあり、変化があって飽きることがないですね。対応しなければならない大変さはありますが、それが楽しさでもあり、総務ならではだと思います。
Preffered skills & experience -活かせる知識- 人は変われる。大切なのは、やる気をもって成長し続けること
総務部は来客対応があるので、周囲に対してオープンな人が活躍できる職場です。ただ、オープンな接し方は磨けるスキルでもあると思います。実は、私はもともとはインドア派で、家でコツコツと何か作業しているのが好きなほうなんですよ。でも、以前さまざまな接客業のアルバイトに集中的に挑戦したら、人と接する仕事に自信が持てるようになりました。そのとき、和菓子屋さんでは、お金を揃えて出すといった細やかな気遣いや立ち居振る舞いを、デパートでは、たくさんのお客様への迅速な対応などを身につけることができました。総務の仕事はオールマイティだから、今まで自分の生きてきたなかで身につけた、さまざまなスキルを生かせると思います。 また、あれば便利なのは、簿記や秘書実務の知識、文書作成・表計算・メール作成などの基本的なPCスキルです。でも、何よりも大事なのは、やっぱりやる気。入社してからも、仕事を通じて学ぶチャンスはたくさんあるので、そこで成長を目指せるかどうかだと思います。 当社はスキルアップの研修に積極的に参加できます。会社の制度として受講料の補助もあります。総務部に配属されて、簿記の知識を一から研修で身につけた社員もいます。私も、経理業務の効率化、メンタルヘルスなど、さまざまな研修を受講し、成長につなげてきました。これらは上司から打診される場合もありますが、自分から申請することもできます。
People and culture -働きやすい職場- 別の部署まで心配してくれる、思いやり深い人ばかり
社員は、部署を越えてみんな仲が良く、いつも仲間のことを気にかけています。たとえば、入社当初、総務の仕事は幅広く、覚えることがたくさんありました。しかも、会社を代表する窓口です。できない自分に落ち込むこともあったんです。そんな私の様子を、周囲は敏感に察してくれて、なかには別の部署なのに「大丈夫か?」と心配してくれた上司もいました。そのときは、気遣いが嬉しくてボロボロと涙がこぼれましたね。 それ以来、少しでも悩みがあれば周囲に打ち明けるようにしています。すると、先輩たちは飲み会に誘ってくれ、話を聞いてくれます。そうすると、「よし、また明日から頑張ろう!」と勇気をもらえるんです。先輩たちの優しさは、ずっと変わりません。 この温かな社風は、会長や社長がつくってきたものだと思います。たとえば、当社は朝礼を円になって行います。人が集まる会議室や食堂のテーブルも円です。円になれば、顔を見合わすことができる。そうすれば、相手の気持ちや思いも伝わりやすいし、顔色や健康状態もわかるというのが理由です。何より、「ここに集った“縁”を、“円”になって感じ、互いを大切にしなさい」という思いが込められています。そんな仲間への感謝や優しさが、みんなに伝わっているんだと感じます。 社内の懇親会などでは、社長がパート社員の輪のなかにそっと入って、何気なく話を聞いている姿をよく見かけます。そのとき社長は何も言いません。でも、後日、社長から指示を受けたとき、「あ、これはあのとき話されていたことだ!」と気づくことがあります。社員のためにいろいろトライしてくれる会社なんだと感じて、うれしくなりますね。 これまでいろいろな壁がありましたが、いつも周りには頼れる上司がいて、仲間がいました。だから、私は成長できたんだと思います。