- Profile
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氏名:田中 極
職種:店舗営業
入社:2002年7月
部署:店舗営業部
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2002年、阪急グループの食品を扱っているという点に興味を持ち、パートとして入社。入社後は惣菜・弁当の製造に携わり、正社員へキャリアアップを果たした後、生産管理へ配属。2017年からは製造、生産管理での経験を生かし、店舗営業のキャリアをスタートさせている。
What I do -こんな仕事をしています-まわりの声をよく聞き、分析し、商品に反映させる。
店舗営業は、当社のブランド『六斎』『宝梅』『豆狸』『きた乃』『福俵』『どん米』『和み菜』の商品の企画と運営をおこなっています。土地柄やお客様の層によっても、売れ行きの良いものとそうでないものがあります。店舗やエリアから得られたデータをもとに商品展開や販売計画を練り、またお客様のご意見を元に、企画したアイデアを製造部門と連携して商品化する業務もおこなっています。
店舗営業に配属になって1年ほど経ちましたが、製造と生産管理で商品を作ることに関しては14~5年ほど携わっていたので、お客様に対して物作りの目線、また食品ですので安心や安全を出来る限りわかりやすく説明しています。そうした経験があるからこそ、製造した商品をどうしたらご購入いただけるか、どうしたら魅力を感じ取っていただけるかなど「製作者」の感覚で考えることはよくあります。
ただ関わる人は部内の製造スタッフから、店舗スタッフやお客様へと大きくシフトしました。対外的な対応を求められることも多くなり、その場で的確な応えを出さないといけない分、あらかじめ勉強しておかなければという気持ちも強くなりました。
Growth and development -成長を実感したい-得意ではなかった笑顔を意識したことで生まれた、喜びの連鎖。
店舗営業に配属になって、痛感したのはコミュニケーションの大切さです。 自己評価ですが、どちらかというと私はじっくり人と接していくタイプなので、初対面の方とお話しするときは打ち解けるのにとても時間がかります。以前いた生産管理でも、製造の窓口として対外的な応対が求められる場面はありましたが、初対面の方の割合は今の店舗営業の方が断然多いです。なので、最近はあまり得意ではない笑顔を意識してみたり(笑)。ただ、そうやって試行錯誤していくうちに少しずつですが、頻繁に足を運んでくださるお客様が増えたり、「美味しかったよ」「ここのお稲荷さん美味しいね」など、声をかけていただけるようにもなってきました。 お客様からすると、そうしたお声はちょっとしたことだと思うんですね。でもこちらとしては、やっぱりそれが嬉しいんです。商品について具体的なご意見やご要望をくださる方もいらっしゃって、そうした反響を店舗の職人さんや製造部門にフィードバックしたらそこでも喜んでもらえて。そのあたりからですかね、店舗営業のノウハウとまではいかないかもしれませんが、この仕事の輪郭や、面白さがぼんやりと見えるようになってきましたね。
My work -先輩たちの働く姿-環境の変化、人との出会いがそれまでの自分を変えるきっかけに。
私は製造、生産管理の仕事に携わってきた期間が長く、当時は身近なスタッフとのコミュニケーションが大半でした。その頃は「よりいいものを作りたい」「そのためにはどうすればいいか」を部内で考えることがほとんどでしたが、それを会社的な目線、さらに広い視野でとらえる店舗営業に配属になっただけでも、私としては大きな転換でした。 店舗営業は多くの人との出会いがあります。そのなかで意見を調整しながら、いちばん良しとされる選択をします。季節ごとや行事ごとに展開する商品も多く、結果が出るまでには時間がかかりますし、目に見えた成果を挙げたとは自分としては正直まだ言い難いところがあります。 季節ごとの商品は、常にリニューアルが求められます。競合する他社の動向や、野菜や鮮魚など材料の値動きやコスト管理も含めて準備をします。そして、それをどれぐらい販売できたのか、お客様にどれぐらい喜んでいただけたのか、さらにはその結果を次の年にどう生かすか。日々、手探りで仕事をしているような感覚になることもあります。その分、店頭でお客様からお声をかけてもらったときは本当に嬉しいです。売れ行きがいいと、店舗スタッフや製造スタッフの笑顔も見ることができます。長いサイクルでやっていく仕事だからこそ、そうした関わる人に喜んでもらいたいという気持ちがエネルギーになっているところはあると思いますね。
Careers -キャリアプラン-ひとつの商品に詰まった多くの想いを、これからの世代に伝えていきたい。
お客様に末永く当社の商品をご愛顧いただきたい思いはもちろんです。ただそれとは別に、これからは後輩の育成にもできる限り時間や手間を割いていきたいと考えています。 会社を盛り上げたいというのもありますし、若い世代にはひとつのことに固執せず、多くのことを知ってほしいという気持ちもあります。 私は店舗営業に配属になるまで、自分の職場や会社を俯瞰してみる感覚がほとんどありませんでした。しかしお客様や他部署のスタッフと接してみて、これまで自分が想像もしていなかった多くの人が商品、職場、会社を支えていることがわかってきました。 それを伝えたい。私のすぐ下の世代は5年下、そしてその下もそこからさらに5年下になります。2015年に新卒社員が17年ぶりに入社してきてから、阪急デリカアイでは毎年新卒の入社が続いているので、自分が知っている知識や持っているノウハウと新入社員がどんな化学反応を起こすのか見てみたい。そう思っています。 もちろん、私が彼らから学ぶこともあると思います。年齢の開きがあるので最初は緊張するかもしれませんが、私も店舗営業に配属になってまだ間がありません。まだまだこれからと考えています。そういう意味でも、若い世代と一緒に一緒に会社を盛り上げていけたら嬉しいですね。