- Profile
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氏名:佐久間 智春
職種:機械設計
入社:2011年4月
部署:エンジニアリング第二事業部 機械システム一課
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4年制大学機械工学科卒の28歳。実家の父と家具づくりを楽しんだ経験から、モノづくりの仕事を志望して三和工機株式会社に入社する。入社の決め手は、当社でならスキルを磨き、モノづくりのスペシャリストとして成長していけると思ったから。入社後は、メーカーの生産現場におけるオートメーション化設備の機械設計に携わりながら、今後自分が目指すキャリアを模索中。成長意欲が高く、モノづくりのプロジェクトに取り組む姿勢も素直で前向きなことから、エンジニアリング部門の次世代を担う人材として大きな期待を寄せられている。
What I do -こんな仕事をしています- 各メーカーの生産現場におけるオートメーション化設備の機械設計を担当しています。
半導体メーカーや搬送機器メーカー、食品メーカーなどを取引先に、生産現場におけるオートメーション化設備のモノづくりに携わっています。一般的な設計チームは、設計リーダーを筆頭に、機械設計担当、電気設計担当、システム開発担当で構成され、私は機械設計のパートを担当しています。
モノづくり工程の流れは、まずは営業や事業部のマネージャー、設計リーダークラスの方々が窓口となり、取引先から相談・依頼を受けます。その後、案件ごとにチームを組成し、プロジェクトをスタートします。
ヒアリングや仕様のすり合わせなどの顧客折衝は、主に設計リーダーが担当します。設計図面の大枠は機械設計担当がまとめ、設計を具現化にするために電気設計担当やシステム開発担当と連携するのが一般的な仕事の進め方です。取引先が要望するモノを作り上げるために、お互いの意思疎通やコミュニケーションを綿密に図っています。
私がいつも心がけているのは、独りよがりの設計にならないことです。実際に製品を組み立てる生産側が作業しやすいか?を常に意識し、図面に関しては、少し作成しては頭の中で組み立て、設計の欠陥を減らすようにしています。一緒に仕事をする人への気配りは、クオリティの高いモノづくりに欠かせない要素の一つだと思っています。
My choice -この仕事を選んだ理由- 三和工機でなら、自分に合ったキャリアを選択しながら、モノづくりのスペシャリストになれると思いました。
4年制の大学で機械工学科を専攻していた私は、3年生の2月頃から就職活動に向けて準備を始めました。最初はどんな業界が自分に向いているのだろうか?と迷っていました。というのも、私の学科では機械知識はもちろんのこと、電気や情報技術などの知識など広く学ぶため、就職先の選択肢がシステム開発会社やメーカーなど多岐にわたっていたのです。 やりたい仕事を絞るポイントになったのは、昔の楽しかった体験です。父が家具を作るのが好きで、「こんなものを作ろう」と言って、一緒に材料を買いに行ったり、家具のパーツを一つひとつ組み立てたりすることがとても楽しかったのです。完成したときの達成感も格別でしたね。そうした体験から、自分は機械のように実際に手で触れるモノを設計する仕事が向いているかもしれないと思いました。 三和工機で最も魅力に感じたのは、FA・メカトロ装置、プラント、半導体、ファームウェア、PCアプリケーションなど、幅広く事業を展開していることでした。私は「この分野を突き詰めたい」という方向性が漠然としていたので、入社後にいろいろな技術分野を経験しつつ、自分が目指したいキャリアを絞っていけるのではないかと思ったのです。当社が一つのモノを作るメーカーでないことは、私にとってはむしろプラスでした。 また、会社説明会で自社開発のロボットを見せてもらったことも印象に残っています。そのロボットは、機械・電気・プログラムが一体となって動いており、自分も頑張ればこういったモノが作れる!とワクワクしました。
Careeres -キャリアプラン- 工場の巨大な生産ラインの設計を丸ごとコントロールできるエンジニアを目指したいです。
私は入社して以降、まだお客様との打合せから仕様策定・設計・生産まで一貫して携わった経験がありません。やはりモノづくりを担うエンジニアとしては、ぜひとも上流から下流まで丸ごと手掛けてみたいですね。そして、お客様と信頼関係を築き、お客様から直接仕事をいただけるくらいの能力を身に付けていけたらと思っています。最終的には総合的なモノづくりのスキルを身に付け、工場の一つのライン・装置すべてを作れるエンジニアになるのが目標です。 幸い周囲にはすばらしい先輩や上司がいますので、一緒に仕事をする中で経験を積み重ね、できることを増やしていきたいです。オフィスにいると、よく上司がお客様と電話で交渉しており、仕様やスケジュールに関する調整事項を上手く取りまとめる様子を見聞きすることがあります。上司の横について、電話での話し方を聞きながら学ぶことも多いですね。 さらには、プロジェクトではしばしば電気の配線を手伝うこともあることから、自分が担当する機械のみならず、電気、システムと知識の幅を広げることも大切だと感じています。仕事を離れても、メーカーのビジネス動向や、ロボットの新製品、技術トレンドなど、仕事にリンクする話には広く興味を持つようにしているんです。
People and culture -働きやすい職場- さまざまな業界・技術分野を手掛けている会社だから、安定した環境で長く働けます。
当社の魅力は、さまざまな業界・技術分野のモノづくりを手掛けているので、景気の変動に左右されにくいことでしょうか。この先長く勤めると考えた場合、安定性という観点で安心できると思いました。 また、自社内に機械・電気・システムの技術体制が整い、大手メーカーの技術部門に常駐できることも、技術ノウハウを学べるという意味でプラスだと思います。なぜなら、さまざまな会社のモノづくり現場で吸収した知識やノウハウを自社に持ち帰り、他の会社の良いやり方をどんどん反映することができるからです。私はまだ常駐の経験が浅いですが、先輩エンジニアからいろいろと貴重な話を聞いています。 例えば休憩の取り方一つをとっても、会社によってまちまちです。時間が決まっている会社もあれば、各々のペースで休憩している会社もあります。そうした各社のやり方を聞くと、自分自身の業務改善を行う際にも貴重なヒントになるのです。 当社は総合エンジニアリング会社という立ち位置で、モノづくり企業に技術サービスを提供しています。一つのやり方にとらわれず、柔軟に良い考え方を取り入れながら事業を展開できることも、ビジネスモデルとして優れていると私は思います。