- Profile
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氏名:井上 浩一郎
職種:代表取締役社長
入社:2002年3月
部署:代表取締役社長
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明治大学卒。1992年信託銀行に入行。本店営業部に配属。その後、企画室、経営企画室など経営に関わる部署で活躍。上海、香港などに7年間に渡って海外駐在し、海外支店の店舗経営をサポート。その際に、「賃料改定ビジネス」と出会う。帰国して退職後、父が経営する会社での勤務を経て、2002年にイノベーショントラストを設立。
Our businesses -会社を知る- 賃料改定を通して、日本の企業の再生・成長に貢献
イノベーショントラストは、「賃料改定コンサルティング」を柱に、企業の経営をサポートしています。
企業経営の上でコスト削減は重要課題。しかしながら、市場の変化によって賃料相場が変化しているにも関わらず、賃借している事務所やオフィス・店舗の賃料を高い水準で払い続けている企業は少なくありません。この賃料を見直すことによって、年間数億円単位のコストを削減できるケースもあります。私たちは、いち早くここに着目し、弁護士、不動産鑑定士、公認会計士、税理士といった専門家と連携しながら、賃料を軸にした経営コンサルティング事業を展開してきました。
現在、お取引させていただいている企業は1000社以上。そのほとんどが、銀行や保険会社などからの紹介です。それを可能にしているのは、これまで1件ずつ積み上げてきた実績によって獲得した「信頼」にほかなりません。
当社のビジネスモデルの一つは、賃料のコストダウンによって、その企業の財務状況を改善したり、削減できた予算を他の費用に充て事業拡大することが可能になるというものです。
当社を設立した2002年当時、日本は不況の真っただ中。銀行にこのビジネスモデルを提案し、銀行のクライアントの中で経営が思わしくない企業に賃料改定の面からコンサルティングを実施。賃料のコストダウンによって、この企業の経営回復に成功した実績から、当社事業の「企業再生」の役割も見出しました。
現在では、銀行や投資ファンド等から顧客を紹介いただく「紹介営業」のみで、全国のさまざまな企業の成長をサポートしています。
今後も、賃料改定を通して、日本の企業の再生、成長に貢献し続けていきます。
Our Vision -戦略・ビジョン- スピード感を持って、すべてはお客様のために。
2016年に当社は会社設立15期目を迎えます。 これまで成長してこられたのは、社是にも掲げている、「For the client and speed」という理念にあります。「スピード感を持って、すべてはお客様のために」この想い一つで私たちは仕事に取り組んできました。 当社では、お客様に利益が出て初めて報酬を受け取る「成功報酬型」を採用しています。お客様のために懸命になることで利益が出るというシンプルな仕組みです。 賃料を見直すことによって、賃料を払うお客様に利益をもたらすのはもちろん、市場価格と比べて適性でない賃料設定をしていたために賃貸の機会を損失していたオーナー様の利益改善を促すこともできます。 お客様に喜んでいただくことこそがもっとも重要なこと。そのために、私たちは全力で仕事に取り組み、スピード感を持ってサービスを提供しています。 今後も、コアビジネスである賃料改定コンサルティング事業を強化していきます。それと同時に、現在、第2、第3の事業の柱となる新たなサービスの確立に取り組んでいます。たとえば、当社がこれまでに蓄積してきた賃料データを活用した企業向けの課金システムなど、当社資産を利用した事業の展開、またはまったく新しい事業を展開することによって、サービスの充実を目指します。 その上でもっとも大切なのは、社員一人ひとりの力。当社は、新人を育てる環境づくりに力を入れており、近年では新卒採用にも積極的に取り組んでいます。 新事業で今までにない新しいサービスを提供するためには、これらを担うメンバーにも新しい人材を抜擢する必要があると考えています。新卒入社社員の方々にも、新鮮なアイデアを提案してくれることを期待しています。
We are looking for people who… -私たちが求める人材- 足りないものは自分で作る。そんなアグレッシブさを評価
当社の特長として、年齢に関係なく積極的に仕事を任せるという社風、そして、社員の成長スピードが格段に速いということがあげられます。 賃料改定コンサルティングは経営に深く関わる仕事のため、通常では会うことのできない社長や役員などクライアントの経営陣と直接話をすることができます。扱い金額が大きく、責任も大きい中身の濃い仕事だからこそ、短期間で成長することが可能なのです。実力のある社員は20代で重要なポジションにつくケースも珍しくありません。 そうした環境の中で活躍できるのは、アグレッシブな人。たとえば、キャンパスに絵を描く時に、鉛筆も消しゴムも絵の具もすべて揃ってから描くのではなく、消しゴムがないのならどこかから探してくる、絵の具がないなら自分で作る、そうした姿勢で物事に取り組めることが大切です。「どうすれば良いか?」と、自ら徹底的に考える力を評価したいと考えています。 そして、自分の強みが何かを知っていることが武器になると思っています。自分のいいところを認識している人は壁にぶつかったときも乗り越えていけますし、成長も早い。ぜひ、「これなら負けない!」という自分の強みを持ってください。
Corporate value -私たちの強み- 苦難の先に生まれた信頼関係。人がもっとも大切
私が起業したのは30代。大学を卒業後、銀行に勤め、香港やシンガポールなどアジアを中心に7年間に渡って海外駐在を経験しました。その頃、「賃料改定コンサルティング」というビジネスに出会ったのです。当時、このビジネスは日本ではほとんど知られていませんでした。帰国すると、国内の不況は深刻で、コストダウンを課題とする企業は多く、賃料改定は日本でもニーズがあると確信しました。 しかし、起業当時は信頼も人材も実績も、何もかも無い無い尽くし。銀行員時代には営業成績に自信がありましたが、銀行という名の看板がない状態では、半年間、まったく契約が取れませんでした。会社設立時の資本金も半分まで減っていました。半年後に初めて結べた契約も私の父が経営する会社で、感謝すると同時に、悲しく苦い思い出でもあります。 そうした中で事業を軌道に乗せることができたのは、周囲のたくさんの方からのサポートがあったからです。そして、「このコンサルティングサービスのニーズは必ずある。お客様のためになる」という確信を持ち、がむしゃらに一緒に頑張ってくれた社員たちの存在があったからです。だからこそ、当社では人をもっとも大切にしています。相手がお客様でも社員でも、本音で話をするように心掛けています。人対人、そこから信頼関係が育っていくからです。 あるスポーツ用品メーカーのお客様は、3〜4年間に渡って赤字経営を続けていました。当社がコンサルティングを行った結果、年間2億円のコストダウンを実現。以来、10年間に渡って契約を続けていただいています。当社のお客様にはリピーターが多いのですが、これも当社を信頼してくださっている証だと思います。 これまで私は、夢や目標をかかげて、それに向かって真剣に生きてきました。学生さんたちにも、夢を持って欲しいですね。 私はトライアスロンをやっているのですが、ゴールがあるから200kmもの過酷なレースを乗り越えていけるのです。それは人生も仕事も同じ。どこに向かっていくのかわからなければ、仕事は頑張れません。将来どうなりたいのか目標を定めれば、今何をするべきなのかが見えてきます。目標を達成できたら、また次の目標を立てればいい。 60歳になっても70歳になっても、「これがやりたい!」と夢を語れる人でいてください。