- Profile
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氏名:西岡 涼
職種:電気制御
入社:2013年4月
部署:エンジニアリング制御部
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大学では、プログラムや電気の知識を学ぶ。「ものづくり」ができる企業を探して就職活動を行う中で、人事担当者と話しやすかったことに好感を抱き、2013年4月に『東洋機器工業株式会社』へ入社。組立や製缶などの業務を経て、入社6ヵ月後にエンジニアリング制御部に異動。電気の配線設計や産業用ロボットのプログラミングを通して、機械に命を吹き込んでいる。2016年12月に主任へ昇格したことで、さらなる飛躍を目指している。体を動かすことが趣味で、時間があれば運動して爽やかな汗を流す。
What I do-こんな仕事をしています-電気制御から産業用ロボットのシステム設計、外部委託まで幅広い業務に携わり、充実した日々を過ごす。
コンベアの電気配線や制御がメイン業務です。少数精鋭で多くの案件を抱えているため、ときには外部業者に委託して工程管理を行うこともあります。最近では産業用ロボットの発注も多く、そのシステムの設計をする機会も多くなりました。
産業用ロボットは、パレットに段ボールを積みあげる機能を持つものや、溶接する機能を持つものなど種類や用途も多彩。まだシステム設計のノウハウを持つ会社は少ないため、ほとんど当社で行っています。ティーチングと呼ばれる、プログラム通りにロボットが動くか試運転する作業が大変で、誤作動が起きた場合はどのプログラムが影響しているのか考えてシステムを組み直さなければなりません。その分うまくいったときの達成感は大きく、やりがいがあります。
しかし、ロボットだけが正常に作動すればいいわけではありません。コンベアと組み合わせて使用する際に、動きの調整が必要です。特に外部業者にコンベア部分の制御を委託した場合は、何度もやり取りを重ねることになるため、機械に対する知識と同じくらい、コミュニケーション能力を求められます。幅広い業務に携われるから、毎日が非常に充実していますね。
My work -先輩たちの働く姿-自分から多くのことを学ぼうとする社員を応援する社風があるからこそ、スキルアップに一生懸命になれる。
外部業者とのやり取りもある仕事なので、入社当初は経験のなさから手際良く委託をできず悩んでいました。落ち込むこともありましたが、私を採用してくれた上司が「何も知らないからこそ、たくさんのことを吸収できる」と励ましてくれ、さまざまな講習に参加させてくれました。 基本的な知識がついたおかげで、気をつけるべきポイントがわかるようになり、外注の回数を重ねることで段取りも良くなりました。いまでは外部業者との連携もスムーズです。機械設計のノウハウも身に付き、私から設計の方へアドバイスすることもあります。 自分でも進んで知識をつけていきたいと思うようになり、電気工事の資格である“電気工事士”を取得したいと社長に伝えると承諾してくれ、受験にかかる費用も会社が負担してくれました。社員の積極性を応援してくれる社風があるから、自分次第で多くのことを学んでいけますね。最近は、事業用の電気工作物工事の保安監督ができるようになる“電験3種”の資格取得にチャレンジ中です。電気の知識が広がると、できることの幅も広がるので、これからも勉強を続けて成長していきます。
My work -先輩たちの働く姿-今まで得た知識を組み合わせて、新しい課題を解決する。物流・製造を支えられることが、やりがいに。
設計や制御に携わるたび、違う課題を解決できるのが面白く、同じ直線のコンベアでも、センサーの数や動き方が変われば難しさも変わり、1つの仕事ごとに学びがあります。また経験を積んだことで、携わってきた設計を応用できる場合もあり、引き出しの中にある知識を組み合わせる楽しさを感じるようになりました。 だから新しい知識にふれられると、やる気も高まります。最近、産業用ロボットを海外製品と組み合わせて使う案件があり、その製品のマニュアルは全部英語で書かれていました。ただでさえ初めて扱う機械なのに、マニュアルもすらっと読めないので一瞬気後れしましたが、これを乗り越えさえすれば、次から活躍の幅が広がると思うとワクワクしたことを覚えています。 また大手企業から中小企業まで、多種多様な企業の工場や物流倉庫で稼働する機械製作に関われることも、当社で働く誇りです。企業間同士の仕事のため目立たないかもしれませんが、自分の手掛けた機械が社会の役に立っているのだと実感できるからこそ、責任を持って最後までやり遂げようと思うことができます。
People and culture -働きやすい職場-社長をはじめ上司との距離が近く、意見を言いやすい環境が魅力。システム設計の技術を、今後も伸ばしたい。
資格取得もそうですが、仕事のことについて社長と直に話せるので、決定するスピードも違います。意見が言いやすい環境があるからこそ、自然と前のめりに仕事に取り組め、手応えも変わってきました。上司にも相談がしやすく、業務の割り振りについて、よく話し合っています。例えば私はプログラム作業が好きで、もっとこの分野のスキルを伸ばしたいと考えており、上司に掛け合って、納期に余裕のある案件があれば、自分でシステムを組むようにしています。幅広い業務に関わりながら、ある程度自由に工程の段取りを組めるのは、少人数で頑張る部署ならではの魅力です。 今後もシステム設計の技術を伸ばしていきたいので、システム開発のソフトの中で、まだ手掛けたことのない機械の動かし方に挑戦したいです。設定を知っていないと組めないため、ネットを使ってソフトのマニュアルをダウンロードして仕組みを調べています。しかし知識は、実践を経て初めて身に付くもの。大がかりなプロジェクトでなければ携われなさそうなプログラムもありますが、チャンスが巡ってくれば迷わず手を挙げるつもりです。会社の環境のおかげで、どんどん積極的になっていく自分がいます。