- Profile
-
氏名:大塚 昇
職種:フィールドエンジニア
入社:2013年4月
部署:福岡支店 技術課
-
流通科学大学情報学部卒業。大学ではネットワークやセキュリティを専門に学ぶ。入社後、1カ月間は本社で研修を受け、その後、鹿児島支店に配属。技術職として経験を重ね、2年目から福岡支店に異動となる。顧客から厚い信頼を受け、現在は後輩の育成にも力を入れている。
What I do -こんな仕事をしています- ゼロからのスタート。だからこそ、自由に未来を思い描けました。
当社は、アミューズメント業界向け設備機器であるICカードシステム、POSシステム、会員管理システムや紙幣搬送装置、貨幣処理機等の販売と保守メンテナンス、その業界に関する設備工事の企画・設計・施工を行っています。ドライバーすら触ったことのなかった私が、なぜ当社で「エンジニアの道」を選んだのか。それは、「技術職」に加えて、「営業」「販売」と、その先にできる仕事が広がっていると感じたからです。当社のエンジニアとしての役割は大まかに分けて3つあります。「パチンコ店やゲームセンターなどアミューズメント施設の機械を新しく設置すること」「機械のメンテナンス」「故障などのトラブルが起きた場合の修理対応」です。技術スキルを磨きながら、営業や商品の販売スキルも身に付くので、日々、充実感があります。
My work -先輩たちの働く姿- 機械を修理してお客様が笑顔になってくれる。頼ってもらえる嬉しさを実感する毎日です。
エンジニアとしての第一歩は工具の使い方を覚えること。入社後、工具セット一式を支給され、先輩から使い方を一つひとつていねいに教えてもらいました。専門的な知識はなくゼロからのスタートだった私にとって、見るもの、触るものすべてが新鮮でしたね。 これまでの仕事で印象に残っているのは、入社2年目で経験した「紙幣計数機」の故障対応です。計数機が壊れると、手作業で何千枚もの紙幣を数えなくてはいけないため、お客様はすごく困ったご様子でした。その機械は型が古く、修理をするにも部品がなく、修理ができない状態です。そこで事務所に戻ってすぐに新しい商品の資料と見積書をお送りしたところ、「対応が早くて助かったよ」と喜んでいただき、すぐに契約が決まったのです。自分の力で契約がとれたのは初めてだったので、とても嬉しかったですね。その後も、近くに行ったときには訪問して機械の調子を確認するなど、定期的にコミュニケーションを図っています。 入社して気付いたのは、当社はエンジニアとして、お客様とのコミュニケーションが思った以上に多いこと。お客様から、機器の交換のご相談や、調子が悪いといったお電話があれば、すぐ現場に向かいます。点検から修理、入れ替えの提案まで一貫して関われるので、やりがいがあります。
People and culture -働きやすい職場- 生まれて初めての土地での一人暮らし。毎日がドキドキの連続でしたね。
入社後、1ヶ月あまりの新入社員研修が終わった後、鹿児島支店に配属になったときは、正直不安がありました。私は兵庫県出身なので、鹿児島県に知り合いはいないうえ、一人暮らしも初めてです。頼りにできるのは会社の先輩たちだけ。そんな私の状況を思いやってくれて、先輩は休日になると自宅に呼んでくれたり、映画に誘ってくれたりしました。食事をごちそうしてもらうこともあり、可愛がってもらいましたね。今は福岡支店に勤務していますが、どこの拠点でも先輩たちの面倒見の良さは変わりません。仕事帰りに飲みに行ったときは、仕事はもちろん、プライベートの相談にものってくれるんですよ。 新人の頃は現場でよく助けてもらいました。たとえば、修理に伺った先で、通信経路のトラブルが起きたときに、私の知識では原因が突き止められなかったことがありました。困って、事務所にいる先輩に電話し、状況を説明したところ、すぐに的確なアドバイスをくれたのです。そのおかげでエラーの原因が分かり、その場で問題を解決できました。先輩たちの確かなスキルと膨大な知識量、すごいなと尊敬しています。私も早く近づけるよう日々勉強中です。「自分もこうなりたい」と思える先輩が近くにいるのは恵まれていることだと感じています。
Growth and development -成長を実感したい- 失敗して、また一つ新しいことを覚える。まるで昔の自分を見ているようです。
2016年に私の部署にも2人の新卒社員が配属され、私も先輩の立場になっています。2人を見ていると、「自分にもこんなことがあったな」「同じことで注意されていたな」と、入社当時の自分を見ているようで、気になりますね。取引先に電話をかけるといった簡単な作業でも、新人にとっては初めてのことなので、緊張します。また、指示通りに見積書を作ることにも時間がかかるんです。 そんなときは、当時の自分を思い出して、「緊張しなくて大丈夫」「わからないところがあったら遠慮なく聞いて」と、その都度声をかけるようにしています。2人はそれぞれ、タイプが違うので、指導するときには言い方を変えて、それぞれの長所を伸ばすように心がけています。 技術課の新入社員は、基本的な技術が身に付くまで先輩に同行します。一人ひとり、ペースは違いますが、3カ月から半年ほどしたら独り立ちします。2016年入社の2人も、今では自分で動けるようなりました。成長している姿を見て、すごくうれしいですし、時には私のサポートをしてもらうこともあるんですよ。これから、さらに技術力を高め、技術のスペシャリストになり、営業や販売のスキルも磨き、お客様と良い関係を築いてほしいですね。そうすると、また一段と仕事の楽しさを感じると思います。 エンジニアは専門的な知識と技術が必要な仕事ですが、私はゼロからスタートしました。それが今、こうしてお客様から頼られ、後輩を育てる立場になっています。知識と技術は努力をすれば身に付きます。興味があれば、ぜひチャレンジしてください。