- Profile
-
氏名:Y.W
職種:製造職
入社:2013年4月
部署:生産管理部
-
4年制大学・農学部農芸化学科卒(26歳)。大学ではプロセスチーズを自分でつくり、食感を数値化する研究に携わる。就職活動の際には、モノをつくる職業を志望し、特にお菓子をつくる仕事に携わってみたいという思いから、お菓子を扱っている食品メーカーを中心に検討。いくつかの会社にアプローチする中で、中村屋と出会い、新卒採用の会社説明会に参加する。そこで人と人のつながりを大切にし、心を込めた商品づくりを行っている会社および先輩社員の姿勢に魅力を感じ、入社にいたる。入社後は製造職として、中村屋の主力商品の一つである中華まんの製造を中心に担当している。
What I do -こんな仕事をしています- 少しでも生産性を上げるため、頭をフル稼働させながら機械を動かす。
私は中華まんの製造ラインに入り、量販店向けの製品の包装に携わっています。包装は機械オペレーションによる作業で、入社後は先輩の横について、機械の操作方法や、操作において注意すべきことを一つひとつ覚えました。
私たち製造職は、単に依頼されたモノを製造するだけではなく、生産性を向上させるため、自分なりに知恵を絞り、工夫することが求められます。私たちの役割は、依頼された注文数をできるだけ短い時間の中で、かつ確実に製造すること。そのためには、「どの種類・どれくらいの量の注文がくるか」を予測しながら準備しておく必要があります。ちなみにこの予測は、過去の製造実績データを調べながら行います。気温、天気、曜日など、外的要因によって注文内容の傾向はまちまち。データもさることながら、過去に実践と検証の繰り返しにより学んだ経験がものを言います。
また、製造ラインに材料を流す際にも、材料と材料の間隔を調整したり、流す順番を変えるなど、微妙な調整を図っています。例えば、その日の温度や湿度によって、まんじゅうの生地のコンディションが変わり、ライン上での転がり方も微妙に変わってくるのです。そういった意味で、毎日変化がある仕事なのです。
My work -先輩たちの働く姿- より美味しい中華まんをつくり、消費者に届けたい。
私は入社してから包装工程しか経験していないので、今後は生地の仕込みや成形など、いろいろな製造工程に携わり、中華まんの製造に関する知識・ノウハウを広げていけたらと思っています。そして、製造ラインで培った経験をベースに、将来的には中華まんの新商品開発にもチャレンジしてみたいです。 大学では狭い研究室でプロセスチーズをつくり、ひたすら食感の分析に没頭していました。それが中村屋の製造現場に入ることで、一気に視界が広がり、世の中のたくさんの消費者とのつながりが生まれました。このチャンスを活かし、ぜひとも食品づくりに携わる喜びを味わいたいと思っています。 その夢を叶えるには、現在携わっている製造ラインの業務知識のみならず、食品の素材・構造に関する知識が欠かせません。その点で言うと、現在は会社のサポートを受けながらパン製造技能士の取得を目指しているところです。粉の状態からパンをつくるまでの流れを教わっていますが、やはり食品を一からつくるのはワクワクしますし、実際に自分で手を動かすことで勉強にもなります。
People and culture -働きやすい職場- 仕事でもプライベートでも、やさしく接してくれる人たちばかりです。
中村屋の社風を簡潔に言うと、温もりのある社風でしょうか。誰とでも穏やかに接し、人と人のつながりを大切にする人が多いように思います。私もそうした人間関係を大切にし、仕事だけの関係ではなく、プライベートでも交流を図りながら、お互いの悩みを相談しあっています。ちなみに自分を含め、年代が近い女性社員4名での女子会は、私が楽しみにしている集まりの一つです。 また、先輩社員の方々も非常に温かく、今まで幾度となく精神面で支えられました。例えば、予測した数以上に中華まんをつくりすぎてしまい、とても落ち込んでいた時、先輩は私を食事に誘ってくれ、「誰でも経験するから大丈夫だよ」とフォローしてくれました。この言葉でかなり気持ちが楽になったことを覚えています。 リーダーからもらった、「困難に遭遇しても、考え続けて行動しよう。」というアドバイスも印象に残っています。かつて、想定していた量の2倍以上の注文が入り、どうしようとパニックになってしまったことがありました。そんな時にもリーダーは冷静さを失わず、他のラインに声を掛けてヘルプをかき集め、見事に依頼された注文数をつくったのです。そうした頼もしいリーダーの姿から学んだこともあり、今ではどんな難しい局面に遭遇した時にも、「どうすればこの局面を乗り切れるか?」というプラス思考でのぞめるようになっています。
My choice -この会社を選んだ理由- 人のつながりを大切にし、心を込めた商品づくりができる。
大学で食感にまつわる研究を行っていた私は、お菓子をつくる仕事がしたいと思い、お菓子を取り扱う食品メーカーに絞って就職活動を行いました。数ある食品メーカーの中で、中村屋に魅かれたポイントは、商品づくりにおいて人の温かさを感じたからです。これは贈る人への思いを込めたギフト商品を多く扱っているからなのかもしれません。商品一つひとつに人と人のつながりというか、ストーリーを感じることが、私にとっては魅力でした。明治34年に創業以降、そうした商品づくりを通じて、こんなに長く消費者の皆さんに愛されている。歴史そのものにもストーリーを感じ、何てすごい会社なんだろうと思ったのです。 説明会では現場で活躍されている先輩社員と、別途話せる機会がありました。先輩社員から商品づくりにかける情熱を生の声で聞き、私は「こういう温かい人たちだから、あれだけ人を笑顔にする商品がつくれるんだ」と納得しました。この人たちとなら、心を込めた商品づくりを通じて成長できる。そんな期待が持てたことが、入社を決めた最大の決め手でした。