• Profile
  • 職種:生産技術

    入社:2013年

    部署:エンジニアリング本部 電気システム・制御開発部

  • 昔から数学・物理が得意だったということもあり、自然と理系を選択。工学部で電子物理工学、半導体をはじめ電子部品の基礎を学んだ。業界より生産技術職にこだわり、コンピューターで設備制御する仕事をしたいと思い、現代社会に欠かせない自動車の足元を支えるタイヤの世界へ。入社後電気システム・制御開発部にて生産技術職に従事。アメリカやマレーシアにある工場でも彼がプログラミングしたソフトが活躍。着実にグローバル技術者の道を歩み続けている。

What I do -こんな仕事をしています-生産技術職として自動車社会の「安全」を支えている。

タイヤ工場の生産設備などを動かすプログラムの作成がメインの業務です。例えば、流れてきた部材をセンサやカメラでデータ取得し、それが不良品か正常品かの判定をしたり、そのデータをサーバに置いて生産現場の人が後から使用できるようにしたりしています。プログラムの作成で心がけているのは、他の人に引き継ぐときがあるので、見やすく、現場の人でも操作しやすいように組むことです。極力わかりやすいプログラムにすることを意識しています。
私の業務である生産技術職の「ユーザー」とは、生産現場で作業する人やメンテナンスする人です。現場からの声を参考にし、どのようにプログラミングしていくべきか常に検討しています。「こうしたら良くなるのでは」と言われ改良し、「良くなった!」と声をもらうと素直にうれしいですね。以前、私のつくったソフトをアメリカの生産設備に導入したことがあり、テストしてみると、旧バージョンより正誤判定率が向上していて、成長を実感したことがあります。ガソリンスタンドで「東洋タイヤ」と書かれたラックに自社のタイヤが積んであるところを見ると、私の組んだプログラムで一つひとつ検査され、世の中に出ていることがとても嬉しく、自分の仕事に対する誇りとともに大きなやりがいを感じます。

Preferred skills & experience -活かせる知識-学生時代の研究を、規模の大きなフィールドで実践。

大学や大学院で実験していたとき、入社後に感じた一番の違いは、規模です。当然、研究室の方が規模は小さいですが、センサ、モーター類をコンピューターから制御し、データの取得・分析を行っていました。東洋ゴムに入ってからもコンピューターでさまざまな設備を制御し、データの取得・分析を行っていますので、その点は学生時代の研究と変わりありません。ただ、学生時代はプログラムを組むのも、使用するのも私自身なので、自分だけが理解できればOKなので多少使い勝手が悪くても問題ありませんでしたが、実際の仕事となるとそういうわけにいきません。生産設備をつくるは私だとしても、実際扱うのは生産現場の人。どのような製品をつくっているのか、現場の作業者の使い勝手は問題ないだろうかなどを考える必要があります。極端に言うと、ボタンを押すだけで勝手に動作する、そんなレベルまで安定したものでないと使いものになりません。 しかし、学生時代の研究活動は、実際に会社に入ってから、特に電気系の場合装置の制御などもありますので、とても役に立つことは間違いのない事実です。大学4年生、大学院2年生になると、就職活動で多忙を極めますが、学業や研究を疎かにしないでほしいと思います。私自身、東洋ゴムにおいて自動車のタイヤの製造に携わっていますが、自動車の知識はなく、生産技術的な仕事を探していた結果での入社です。学生時代の研究で機械制御に慣れ、データの取得・分析・まとめ・発表を何度も経験したことが内定、入社、そして現在の業務へとつながっています。

My work -先輩たちの働く姿-コンピューターの知識と、コミュニケーションのスキルを手に入れた。

プログラム自体は、大学時代と全く違う言語を使用していることもあり、教本を見ながら、すでに入れられているソフトを参考にしながらほぼ独学で勉強しています。もちろん、週に1度外部講師によるプログラミング言語の講習を受けさせてくれるなど、会社もしっかりバックアップしてくれています。また、データの取得や集積はサーバで行いますので、サーバの維持管理もできないといけないため、サーバの設計も理解する必要があります。プログラムの際に使用するラダー言語、C言語を含めて、コンピューター関係も勉強させてもらっていることで、コンピューターへの理解も深まりました。そのおかげで、実際に装置を一つひとつ制御できるように、自分で目的に合わせてプログラムできるようになったと実感しています。 プログラムは電気系統だけでなく、ハード、つまり機械との兼ね合いもあります。部署のメンバー5人くらいでチームを組み、プログラム担当、機械担当、機械の動作担当など手分けして業務を推進。また、工場に設備を導入するとなると、工事の手配なども必要になってくるので、工場と連絡・調整が必要になってきます。生産する段階になると現場でゴム自体を専門にしている人や、製品設計を専門にしている人などを交えて、製品の評価など、製品づくりに関わる部署とやり取りをしなければなりません。こうした他部署とのコミュニケーションスキルも仕事をしながら磨いています。

My work -先輩たちの働く姿-この部署で長く経験を積み、高い技術を身につけ、一流の技術者へ。

いろいろな設備に対し、ソフトを自らつくり、導入できるようになりたいと思っています。自分の担当したところしかわからないのではなく、工場にあるあらゆる設備の中身がわかっていて、問題が発生すれば、それに対し適宜対応できるようになることが目標です。 実は、同じ部署に尊敬する先輩がいます。プログラムは、たとえ、導き出される結果が同じでも、組む人によって、読みやすい、読みにくい、動作スピードの速い、遅いといった違いが出てくるものですが、その方のプログラムは、どんなに複雑なものでも、キレイに整理されていてとても読みやすいです。実際に使用する現場の人が使いやすいように、管理者用、一般社員用といった具合に機能ごとにわかれて組まれているなど、細部に至るまで気が配られています。 設備の制御は10年やって一人前の世界。入社4年目の私は、実際につくり、工場へ導入する実務経験がまだまだ不足していますが、自分の技量が上がっていることを実感したときがやりがいです。例えば、新しいソフトを作成する際、以前に自分が作成したソフトを参考にするのですが、旧いソフトを見て、「もっとここをこうすれば良かったな」「こうした方が素早く処理できたな」など、いくつもの改良案がスッと頭に浮かんだとき、自分自身の技量の高まりを感じます。 東洋ゴムの生産技術職の仕事は、毎日が楽しく、とても充実しています。恵まれた環境の中で、腕を磨き、技術者としてさらなる高みを目指していきます。

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企業情報
企業名

東洋ゴム工業株式会社

業種 自動車・輸送機器, ゴム・ガラス・セラミック, 化学・石油, その他メーカー
事業内容 自動車タイヤ、自動車用・鉄道車両用ゴム製品、空気ばねや工業用ゴム製品、その他各種ゴム、ウレタン製品などの開発・製造・販売
Webページ 企業ホームページ
設立(年・月) 1945年8月
代表者名 清水 隆史
資本金 304億8,463万円 ※2015年12月末現在
上場データ その他
売上高 4,077億8,900万円 ※2015年12月期
従業員数 連結:11,333名 ※2015年12月末現在
従業員平均年齢 42.5歳
本社所在地 兵庫県伊丹市藤ノ木2-2-13
勤務地
(都道府県)
宮城県, 東京都, 愛知県, 三重県, 大阪府, 兵庫県

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