- Profile
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氏名:K.M
職種:海運営業 オペレーション(運航管理)
入社:2012年4月
部署:油槽船・ガス船部LPG船課
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入社と同時にイイノマネジメントデータ株式会社出向、経理部配属。2015年6月油槽船・ガス船部LPG船課に異動となり現在に至る。
What I do -こんな仕事をしています- 国際情勢、国際市場も念頭において運航管理
私は、現在、主に中東から日本を含めた極東に向けてのLPG(液化石油ガス)輸送のオペレーション、運航管理をする仕事を行っています。この6月に異動してきたとき、トラブルが発生したときはいつでも対応できるようにと、会社の携帯を渡されたときは、身が引き締まる思いでした。
オペレーションと一言で言っても、安全に航行できるように航路を考え、燃料の補給の手配、諸経費の管理、入港手続きを行う代理店や船長と連絡を取り、全体の航行スケジュールを調整するなど、連絡・手続きは多岐にわたります。さらに、中東地域は政情不安が続く地域のため、特に国際情勢も念頭におく必要があります。さらに、燃料費は原油価格が影響するため、国際市場の動向にも注意を向けます。
今は、まだ、上司や先輩に確認しつつ、やるべきことを一つも漏れがないようにと進めるばかりです。日々、早くより良い運行のために気を配り、手配ができるようになれるよう業務に取り組んでいます。
People and culture -働きやすい職場-社内交流、部活動も盛ん。最近はゴルフ部の活動に参加しています
面接のときから、人事の人や役員の対応がフランクで話しやすいと感じていました。 入社してみると、オフィスはほぼワンフロアで部署を超えてのコミュニケーションも取りやすく、廊下で社長や役員とすれ違うこともよくあり、役員のほうから「最近、調子はどう?」と声をかけてくれることもあります。 週末には、趣味の合う人同士が集まって部を設立し、ゴルフや釣り、テニスをしたり、マラソン大会に参加したりしています。役員が参加することもあって、役付き、年次などに関係なくフラットな交流の場になっています。 最近の私は、ゴルフにはまっていて。2ヶ月に1回ぐらいの割合で、会社の人たちとコースに出ています。先日は、当社の創業記念ゴルフ大会に参加して、役員と同じ組になってコースを周りました。 私は高校まで野球部に所属していたことを面接時に話しましたが、入社後は、役員とプライベートについて話したことはありませんでした。ところが、一緒に回った役員が覚えていて、「野球部出身だったよな」と声をかけてくれたのです。社員を気にかけてくれる、こうした役員の姿勢が働きやすい職場環境を生み出しているのだろうと思います。
My work -先輩たちの働く姿-何十億円という金額が動く、ビッグビジネスにかかわれます
世界の多くの船会社が、パナマなどの国々に現地法人をつくり、外国籍の船を所有しています。パナマ等の外国籍の船は便宜置籍船と呼ばれ、これにより船会社は船に掛かる税金を低く抑えられたり、船員の確保が容易になるというメリットを享受することが出来ます。 当社も、同じような理由からパナマ籍の船を所有しています。私は、入社後この現地法人の管理・経理をまかされました。船のオーナー会社として、主にリース契約や船の売買、建造などにかかわるお金の流れの管理です。生まれて初めて発行した伝票が1,000万円。大学を出て間もないときでしたので、かなりのインパクトがありました。その後も、毎年、船の購入、竣工時の支払、建造契約の支払などで、何十億円というお金を動かしました。 1年半後には、経理内の異動があり、運航収支に関わりました。依頼を受けた品物を目的地に運ぶため、依頼主から運賃をもらい、燃料などの必要経費を差し引くという、運航会社の経理としてお金の管理をしました。オーナー、運航者、双方の経理を通して、海運業の大まかなお金の流れ、仕事の流れが体系的に見えるようになりました。
Growth and development -成長を実感したい-お客様の期待以上の結果をだそうと日々努めています
今の部に移ってから、「国家備蓄」という言葉をよく耳にするようになりました。そのたびに、日本を始め日々さまざまな国に輸送される原油やガスなどが、産業の土台となる非常に重要な資源であることを実感し、国を支える重要な荷物を運んでいるのだという責任とやりがいを感じています。 そして、これからもっと頑張ろうと思ったことがあります。それは英語です。今までも、会社の研修制度を使って語学学校に通い、講師を招いての社内研修に参加するなどして学んできました。しかし、オペレーションを任され、英語で、いろいろな国の人と、メールや電話でやりとりをしてみると、まだ納得のいく実力には至っていないことを痛感しました。実務レベルに対応できる英語をものにすることを目指しています。 オペレーションについては、経理としての経験から、自分の作業が全体のどこに位置づけられているか、なぜ必要なのかを考えて取り組んでいます。とはいえ、オペレーションのスキルはまだまだ未熟で手探り状態です。リスクの排除ばかりに気を取られている私に、ある日上司が、「お客様から船長へ情報を伝えるだけでは、せっかく私たちが間に入っている意味がない。もっと付加価値を考えていくようにしたほうがいい」とアドバイスしてくれました。それ以来、航行日数を減らすなど、お客様の期待以上のオペレーションができるように、日々成長することを意識して仕事に向かい合っています。