- Profile
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氏名：前薗 和弥
職種：総合職
入社：2006年
部署：労政部人事グループ
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2002年、広島大学法学部法学科卒業。 2002年、リフォーム系の会社で営業・法務を担当し、2006年に退社。 2006年、山陽特殊製鋼株式会社に入社。総合職として人事部で教育の企画立案、運営を担当。 2010年、教育・採用業務を兼任する。
Our businesses －会社を知る－ 国内シェアトップクラスを誇る“軸受鋼”を中心に、産業を根底から支えています。
当社は特殊鋼メーカーで、主に自動車や産業機械、建設機械向けの部品になる“鋼”を部品メーカーに提供しています。
特殊鋼の6割程度は自動車に使われる部品で、その中でも当社が扱う代表的な素材は、“軸受鋼”というもの。軸受鋼はベアリングという部品に使われる素材で、私たちは長きに亘って国内シェアトップの実績を保っています。
これまで自動車メーカー、自動車関連部品メーカー、産機・建機メーカー、商社など、非常に幅広い取引先と関係を築いてきました。
例えば自動車メーカーの場合、おおもとのメーカーさんの下に、小さな部品を作ったり加工したりする会社がたくさんありますよね。我々の素材を提供する会社さんはその部品を作るところになりますので、そうした意味では、産業を根底から支える重要な役割を果たしているといえます。
People and culture －働きやすい職場－若手の定着率が高いのは、何でもオープンに話せる環境があるからです。
私たちのひとつの特徴としては、一社一工場というスタイル。姫路の一ヵ所にしか製造拠点がなく、本社機能も同じ場所にありますので、非常にアットホームな雰囲気でまとまりがあり、団結力のある会社だと思います。また、姫路に根付いた会社として、姫路から世界に発信していることに誇りを持っている人も多く、地元の方々にも親しみを持っていただいています。 現場も含めて会社全体として見ると平均年齢は40～41歳くらい。従業員数は1341名で、総合職は400名弱くらいなので、決して規模の大きな会社ではありません。だから、入社1年目からでも担当として自分から提案をしたり、いろんな経験を積むことができます。 また、私は教育も担当しており、研修体制も充実させるように心がけています。入社して約1ヵ月半はみっちりと新入社員研修を行い、1年経過したときには新入社員フォロー研修を行います。そこでは、1年の振り返りと、2年目以降どういう課題に取り組んでいくか、自己啓発のポイントを決めたり、周りの人が自分たちにどんな期待を持っているのかを理解してもらうセッションがあり、今後どんな風に進めていくのかを考えていただく時間を取ります。そこから5年目まではOJTで、配属された職場で頑張ってもらいます。そして5年目の研修ではステージがひとつ上がるので、今後のキャリアデザインを思い描く機会にしています。 また、毎年個別にヒアリングを行い、会社の良い部分、悪い部分、課題に感じていることなどを聞いて、会社としてより良い方向へ進むように努めています。それぞれが感じていることを自分の中で溜め込まず、オープンに話せる環境があるので、若手の定着率が非常に良いんですよ。
Support －仕事とプライベートにメリハリを－経済産業省も公認。女性が長く活躍できる環境を作ることで、誰もが働きやすい状況に。
私たちは、女性活躍推進の取り組みに力を入れています。というのも、業界的に女性が少なく、当社の女性比率も11％程度で決して多くはないので、女性にも長く勤めていただける環境を整え、働きやすい状態を作りたいなと思っているのです。そうすることで、女性に限らず社員の誰しもが働きやすい環境になるんじゃないかなと考えています。 例えば、男性の育児休業取得を推進したり、女性の産休は法律上では産前6週間前からという規定があるんですが、当社では妊娠が分かった時点で休業できるようにしています。それに、出産後の育児休暇も3歳になる年の年度末までお休みがとれますし、短時間勤務も小学校3年生の年度末までとしていて、それぞれの家庭の事情に合わせてお休みの期間を調整していただけるようにしています。 ちなみに当社の男性で一番最初に育児休業をとったのは私で、今までに2度利用しています。しかも普通、育児休業中は無給なんですが、当社の場合は当初1週間は有給なんです。そうして家族と一緒に過ごす時間も大切にできるので、非常にありがたかったですね。 そうした制度面、インフラ面でいろんな取り組みをしてきたおかげもあり、経済産業省の“誰しもが働きやすい会社”として「ダイバーシティ経営企業100選」に鉄鋼メーカーでは初めて選ばれたんです。出産、育児を終えて復帰している女性社員も徐々に増えてきているので、今後もそうしたケースがさらに増えていけばいいなと思います。
Our Vision －当社の戦略－グローバルに活躍できる会社を目指し、新入社員の語学研修をスタートしました。
当社もグローバルな視点を持って活動を進めていこうとしており、現在は中国、タイ、インド、アメリカに2社ずつと、インドネシアに1社の9拠点、100％子会社と合弁会社を展開しています。そして、その拠点の次を担う人材を育てるためにも、海外での研修機会を設けて、グローバルな人材を育てていこうとしています。 それに伴い、海外のマーケットをもっと成長させ、海外での売上高や利益率を上げていきたいと目論んでいます。2015年からは新入社員を約8週間、海外に送り出して語学研修を実施することにしました。その短期間で英語が身につくとは思いませんが、海外に行くことのハードルを下げるために、実際に海外で異文化理解を深めたり、外国の人々とコミュニケーションをとることで、海外で働くことにも興味を持ってもらいたいと思っています。 現在は30人弱が海外赴任しており、年に7～8人くらいのペースで人材の入れ替えが発生しています。そういう意味では、海外で働きたいと思っている人には、チャンスが巡ってきやすい会社だと思いますね。
