• Profile
  • 氏名:丸山 貴史

    職種:総合職

    入社:2012年

    部署:研究開発センター軸受・構造用鋼グループ ライン担当

  • 2012年3月、早稲田大学大学院卒業(ナノ理工学専攻)。 2012年4月、山陽特殊製鋼株式会社に入社。 入社当初より研究開発センター軸受・構造用鋼グループで研究・開発を行う。

What I do -こんな仕事をしています- 新鋼種の研究開発と、今ある技術をさらに新たな技術へと発展させる基盤研究をしています。

私は、研究開発センターの軸受・構造用鋼グループに所属しており、基本業務は、大きく分けて各顧客に対応した新鋼種の開発と今ある技術に対してさらに新しい技術を発見していく基盤研究の2つになります。
弊社は特殊鋼を製造するメーカーで、私たちのグループでは、その中でも数量の多い軸受鋼や構造用鋼を扱っています。軸受は、機械の回転運動を支える部品であり、構造用鋼は、例えば歯車の様な部品となります。このように、自動車や機械の動力伝達に関わる重要な鋼に対し、優れた新鋼種の開発、基盤技術の研究を担当しています。
鉄鋼分野は非常に幅広く様々研究が行われている分野ですので、今ある技術からいかにして新たな技術を生み出し、進歩させていくかが大切だと思います。例えば、基盤研究だったら、今分かっている知見から実験、思考を重ねて新たな技術を見つけ出し、世間に対し新たな知見として発表するなど。さらにその技術を発展させて、基盤研究で得られた技術、知見を適用して新しい鋼を世に送り出せる様にすることが最終目標です。このように、基盤研究⇒鋼種開発へと繋げることで人々の生活に役立つ優れた技術や鋼を生み出すことが私たちの仕事です。

新たな発見のために、日々研究しています

My work -先輩たちの働く姿-常に自分の頭で考える研究開発。“ピッチング”について学会で発表しました。

私はまだ4年目ですが、昨年、学会で「ピッチング」という現象について発表させていただきました。ピッチングとは、歯車が噛み合いながら動力を伝達する際に、歯面同士が接触している部分から壊れて剥がれる破壊現象です。これについて、どんなアプローチをしたら改善するのか、そこにはどんなメカニズムがあるのかを研究したんです。 普通は、まず上司に与えられた仕事をこなして評価されていくことが多いですよね。でも、僕たちの仕事は研究開発なので、担当の分担はありますが、上司の指示を待って動くのでは無く、自分で発想しながら進めていくことが重要となります。自分で物事のスタートからゴールを思い描くことが出来なければならないので、常に考える様に努力をしていますね。 もちろん、上司や先輩からのフォローもありますが、自分で方向性を見つけて、こういう技術は素晴らしいんじゃないかって考える。それが実現して、やっぱりその技術が間違いないなと確認できて新しい発見に繋がれば、すごくうれしいですね。最近では、その学会で発表したピッチングについての研究が、一番手応えがありました。

常に自分で考えることを意識しています

People and Culture -働きやすい職場-しっかりとした裏付けがあれば、若手の提案でも受け入れてくれる体制が有難い。

私は元々物理系の勉強をしていたので、入社当初は鉄鋼についての知識が全然なかったんです。ただ、1年目から2年目の序盤くらいまで学会などに行かせていただいたり、勉強の機会を与えていただいて、集中的にかなり知識を積ましてもらいました。 私たちの会社は社員数が多くありません。だからこそ、若手が責任を持って対応できれば、色々な仕事を任せてもらえる部分が大きいと思います。例えば、若手であっても上司から任せることができると判断してもらえれば、お客様が必要としている鋼材の研究にも関わりますし、学協会、研究会にも参加させてもらえ、様々な業種の自分よりも上の方たちとも一緒に仕事をする機会を得ることが出来ます。また、社内でも部署長や上司に対し、しっかりと実験の内容や計画を認めてもらえれば、僕みたいな3年目や4年目の若手の話でも実現しようとしてくれるのは、すごくありがたいですね。実際に、1年目でも『こんな開発がやりたい』、『こんな装置が必要である』というのをきちんと説明できれば、きちんと耳を傾けてくれて1000万以上する様な高価な装置でも導入してもらった経験もあります。 若手であっても、同じ会社で働く社員として対等に見てもらえるというのはすごくやりがいがある職場だと感じます。

英語の勉強も少しずつ頑張りたい

Careers -キャリアプラン-海外留学をして、スペシャリストとしての専門知識を高めていきたい。

今は、研究テーマとしてメインで扱っているのが、ピッチングと水素に関することです。今後も、研究を続けこれらの分野に対し、新規知見、技術を学会等で発表したり、技術を利用した新規鋼種を開発出来る様に邁進して行きたいと思っています。 そのためにも、もっと多くの知識を身につけていきたいと考えています。当社では、例えばアメリカ等海外に留学して、より多くの知識を身に付けたり、その専門分野で著名な先生に師事して、博士号の称号を頂ける様に研究活動を行うといった、専門知識を多く持ったスペシャリストを育てる制度もあります。是非これらを活用できるように頑張りたいと思います。実際に、研究・開発センターの中でもグループ長など知識・経験の豊富な上司の方は、博士号の称号を持っている方が多いんです。なので、自分もいずれはこういった方たちと同じ様に会社に役立てる人間になりたいと思っています。 また、もうひとつやりたいと思っているのは、お客様と関わる技術サービスです。研究・開発部門は新しい知識を積むためには非常に良い職場ですが、お客様など他社との関係も研究・開発部門とのやり取りがベースとなるため、実際のものづくりの現場からは少し離れてしまいがちになります。しかし、研究活動を続け、新規知見、技術を生み出したり、新規鋼種を生み出すためには、顧客の工程、自社の製品・工程にも精通する必要があるため、お客様の生の声は欠かせません。以上のような観点から、今後の研究活動のためにも、技術サービスという仕事を通じて経験を積んでいきたいと思います。

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企業情報
企業名

山陽特殊製鋼株式会社

業種 鉄鋼・金属・鉱業
事業内容 山陽特殊製鋼グループは高清浄度鋼製造技術をベースに、開発、品質、安定供給など全ての面にわたって、市場からの高い信頼を獲得する「高信頼性鋼」を提供しています。
国内シェアNo.1の軸受鋼をはじめ、山陽特殊製鋼グループの製品は社会のさまざまな場面で使用されています。また、主原料に鉄スクラップを使用し、環境に優しい資源循環型の事業を展開しています。
Webページ 企業ホームページ
採用ホームページ
設立(年・月) 1935年1月
代表者名 武田 安夫
資本金 201億8,200万円
上場データ プライム
売上高
従業員数 連結:2,706名、単独:1,341名
従業員平均年齢
本社所在地 兵庫県姫路市飾磨区中島3007
勤務地
(都道府県)
東京都, 愛知県, 大阪府, 兵庫県, 広島県, 福岡県

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