- Profile
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氏名:栗田 直樹
職種:本店営業部 店長
入社:2009年4月
部署:営業本部 パーソナルサポートグループ
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商業高校卒業後、兼ねて興味を抱いていた金融業界に就職。約5年勤務した頃「大企業で埋もれてしまうよりも、個人の活動がしっかり評価され、スキルアップにもつながる仕事を」と転職を決意。企業情報誌などで業界研究を進めた結果、商品先物取引業界に飛び込む。23歳から始めたこの仕事をより極めたいと、2009年『株式会社コムテックス』に入社。初任地・福岡支店での仕事振りが評価され、2013年より現職。現在、社内でも注目度ナンバー1の<女性部隊>を率いる長として大活躍の47歳。広島県出身。
What I do-こんな仕事をしています-常に相手の立場で。お客さまはもちろん、部下からも信頼されるプレイングマネジャーとして活躍!
私たち『株式会社 コムテックス』は、1955年「株式会社 山三商会」として設立。以降、経済産業大臣および農林水産大臣から許可を受けた商品先物取引事業者として、時代に見合った多様な金融サービスをお客さまに提供し続けています。
今、この記事をご覧の学生さんの大半が「(商品)先物取引?専門的過ぎてイメージしづらいな」と思われているかもしれませんね。でも実は、意外にもそんな難解なイメージとは異なる仕事なんです。株式やFX同様、適切なトレードでお客さま=投資家の資産運用のお手伝いをするのが私たちの使命。金・銀をはじめとする<貴金属>や、とうもろこし・大豆・コメなどの<農産物>。さらにガソリン、灯油といった<エネルギー>や<ゴム>など、ほとんどの国内上場銘柄を取り扱っています。その中で、お客さまにそれらのお取引の提案を行い、ご契約をいただくのが私たちの仕事。ですから職種的には完全な営業職です。実際にお取引をされるのはお客さま自身なので、全てを任される証券会社のディーラーとは全く異なる業務です。
若い頃から金融業界に身を置き、早いものでキャリア25年目。ベテランのお客さま担当として現場最前線といった感じなのですが、現在は店長として部下の育成も業務の主軸に。格好良く言えばプレイングマネジャーですが、そんな気取った感じではなく(笑)、とにかく部下と一緒になって、いかにお客さまに安心して取引をしていただけるかに努めています。
My choice ‐この仕事を選んだ理由- きっかけは「好奇心」で十分!数々の資格取得でスペシャリストとして差別化を。
私の初めての就職先は、現在とはジャンルは異なりますが広義的には同じ金融業界。新社会人は誰もがそうだと思いますが、当初は仕事に付いていくのがやっとでした。ですが数年経ち、ようやく視野が開け自分なりの仕事スタイルを模索するようになると、個人がいくら成果を出しても均一にその組織・会社の評価としてとらえられてしまう状況に大きな違和感を抱くようになりました。そして、そんな心境のまま甘んじられない性格も手伝い、社会人4年目にして転職を決意しました。個人の知識・経験をしっかり評価してほしい。給与面でもそれに見合う査定をしてほしい。そんな想いで臨んだ転職活動で縁あったのが当社でした。 私たちの仕事は「人づきあい」が肝。ちゃんと目を見てお客さまと向き合うとか、お客さまのお話しにしっかり耳を傾けるとか、そんな人と接する際の基本と向上心さえあればチャレンジすることが可能です。新人がまず担当するアポイントも、いわばお客さまとの対話が全て。このように、実際の取引に入るまでは、いわば「アナログ」の世界です。取引が始まってはじめて、解析力・分析力など経験やキャリアに即したテク二カルな能力が活きてきます。 このように、スタート時は思いのほか垣根が低い仕事だからこそ、お客さまにより大きな安心感を提供するプロとしての差別化が必要です。そんなこともあり私は複数の関連資格を取得しています。現在持っている資格は『2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP)』『日本テクニカルアナリスト協会 認定テクニカルアナリスト(CMTA)』。いずれも入社後に取得しました。資格取得に関するあらゆる費用補助はもちろん、自学のための時間的融通など社員のスキルアップには惜しみなく協力してくれるのも当社の魅力のひとつです。
People and culture -働きやすい職場- いかなる場合でも、否定から入る指導は絶対に行わない。これが私のポリシーです。
現在、直属では係長ほか3名の社員で構成されたセクションをまとめているのですが、こちらは全社肝入りで発足の≪女性メンバー≫ばかりを集めたチームです。現在、当社には本・支社併せ約130名の社員が在籍していますが、その内営業職の女性は6名。昨今の時勢を考えるともはや珍しい男女比率です。ですが、この“女性部隊”は表面的な数字のバランスを取るためだけを理由に立ち上がったものではありません。 現状、当社に限らず男性の仕事というイメージが定着している私たちの仕事ですが、女性ならではの気づきを活かしたアプローチやソフトな対話で、逆に男性にはない力を発揮できる仕事です。それなら、そんな女性社員の良いところをより引き出せる環境づくりへの取り組みがこちら(会社)側にも必要。その第一歩として満を持してスタートしたのがこのチームです。これまでも各拠点で在籍していたこともありましたが、気軽に話せる同性がひとりもいない環境は厳しかったようです。このような経験を踏まえ“これから”の人材を環境面でしっかりフォローしていきます。 知識ゼロからという社員も多いのですが、何があっても「絶対に否定しない指導」が私のモットー。結果的にミスになってしまっても、それは彼女らなりに必ず自分の中で理由があってそういう言動になっているはずなのです。成長の速度を問われると、私の方針では正直遅いと思います。でも、自分がやったことを頭ごなしに否定し修正されても納得できませんよね。若い頃、私はそんな上司が嫌でした(笑)。急がなくていい、本当に納得して次に進んでもらいたい。そんな部分を大事にした指導方針を心がけています。
People and culture -働きやすい職場- まるで“戦隊ヒーロー”のように、色んな個性がひとつになって大きなパワーを生み出します!
先ほども少し触れましたが、今後、より性別を問わず活躍できる企業へと変身中の『コムテックス』。近年特に、社内における人材育成が企業活動の大きな核となりつつあります。将来的に当社の中心となる若手社員を中心に、職業人としてのキャリア構築のみならず、高い人間力も持ちあわせた人材を育成する、そんな取り組みです。 このように“人”を主役とする企業風土が定着している当社。「この会社の社員は、皆均一に同じようなタイプの人が集まっているな」との印象を受ける企業も少なくありませんが、当社は違います。私は逆に「それぞれに得意なことが違う。雰囲気も違う。性格も違う」そんなメンバーが思い思いに活躍できる、当社のような職場がベストだと考えています。考えてみれば、子どもたちに人気の戦隊ヒーローもそうですね(笑)!一見して個性豊かで、それぞれ異なる得意分野を持つメンバーが団結することで確実に結果を出していく。これがまさに私の理想とする仕事像です。個性といっても、何も派手な言動や、強い自己主張が必要なわけではありません。むしろ、そんな個人で完結する集合体ではなく、前述のように足りないところは社歴に関係なく補い合い、サポートする。そんなチーム力が自慢の職場です。まさに、お客さまの数だけヒーローになれる、そんな仕事です。 私自身、今もずっと、初任地・福岡支店で共に苦労して頑張った仲間たちに助けられています!今は東京・大阪・名古屋と各拠点の長になり顔を合わす機会も減ってしまいましたが、オフィシャル以外でも有効な情報を発信し合ったり、会議などでたまに会うと昔のようにちょっとハメを外したり(笑)。何かあっても互いに信頼し支え合える、そんな仲間の存在が頼もしいですね。