- Profile
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氏名:本間 大二郎
職種:代表取締役
入社:1990年3月(設立)
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大学(文系)在学中には就職活動を行わず、卒業後は現在の技術サービスの仕事とはまったく無縁の音楽の世界へ。ただ当時から趣味でコンピュータをいじるのは好きで、コンピュータを分解・組立しながらソフト・ハードの基礎的な知識を身に付けた。そんな最中に、アメリカの某有名ITベンチャー企業の存在を知り、「世の中を変えているのはアマチュアだ!」という、現在にも強い影響を与えている仕事観を抱く。その後、1970年代からインターネットの可能性にチャレンジしていた友人の奨めで、キャリアの方向を一気に変えて技術の業界へ。ファームウェア開発の経験を経て、「株式会社オネスト」を設立した。
Our businesses -会社を知る- "世の中のあったらいいな"を次々とカタチに
私たちは1990年の設立以降、2つのビジネスを軸として展開しています。一つは流通・サービス、製造、情報通信、交通、官公庁など、広範な産業分野のお客様に向けたシステムソリューション。細やかなコンサルテーションと技術開発力により、お客様の経営課題を解決する技術サービスを提供しています。もう一つは、当社が今後さらに力を入れていこうと考えている自社製品開発です。社会で起きていることにアンテナを張り、自分たちで社会の課題を解決するオリジナル製品を開発し、自分たちでマーケットを開拓するという「オールインワン型」のビジネスを展開しています。
自社製品の開発についてはこれまでも積極的に取り組み、実績が徐々に蓄積されてきました。医療分野においては、各種検査・管理の効率化に貢献する製品を開発しています。最近では農業のICTをサポートするシステム機器や、建設業の複雑な業務の管理を統合するシステムなど、イノベーション型の企業として古い慣習や仕組みに囚われず、「あったら便利だな」という製品をオリジナルで開発し、お客様に提供しています。
また、私がかつて代表を務めたこともあり、今でもパートナーとして協業している「シスムズ(現社名 オネスト・アイ)」という会社からは、業界に先がけて生み出された技術も数多く存在します。赤外線通信を使った製品は、基礎研究から、ハードウェアとソフトウェアの設計・開発まで、すべてを1社で完結。電波よりも多くの情報を送れる赤外線を使った双方向通信は、さまざまな業界の仕事現場に導入されました。他にも、パソコンとプリンタを赤外線で接続する通信機器や、光通信で世界トップクラスの通信速度を実現する空間光通信ICなど、「シスムズ」が開発した数多くの製品は、業界に大きなインパクトをもたらしました。
Our Vision -戦略・ビジョン- オリジナルを生み出せる組織・人材を育てる
当社では今後も引き続き、オリジナル製品の開発・提供に力を入れていく計画です。現在さまざまな業界にアプローチしていますが、その中でも農業は注目している分野です。日本の農業は近年、農業従事者の不足や高齢化といったさまざまな課題を抱えていますが、当社が提供する農業ICTサービスは「栽培条件の最適化」「技術・ノウハウの均一化」「生産性の向上」など、匠の技術の数値化・システム化を実現できる可能性を秘めています。 業界のイノベーションを推し進めるにあたって、技術の主役はプログラムそのものから、データに移ろうとしています。私たちはこれまで培ってきた顧客資源・情報資源・ネットワークなどを有効に活用することでサービス化し、多くのお客様に喜んでいただきたいと思っています。また、農業で使えた技術サービスは、もしかしたら医療分野や建設分野といった異分野でも応用できるかもしれません。私たちはアイデアに限界をつくらず、柔軟にモノ・コトを生み出せるクリエイター集団を目指します。 そのビジョンを成功させるためには、既存事業のさらなる注力によって一層事業基盤を整え、新しい取り組みに投資できる環境をつくることが必要です。そして同時に、オリジナル製品をクリエイトする社内のマインド、企画発想力も必要になっていくでしょう。社内には経営企画、営業、エンジニア、事務など、さまざまな社員がいますが、会社が目指す方向性において意思統一を図る取り組みは、今後ますます必要になっていきます。
We are looking for people who… -私たちが求める人材- サービス精神にあふれ、アマチュア精神を貫ける人材
私自身は元々文系出身で、専門知識がまったくない状態からのスタートでした。これまで歩んできた道、仕事のやり方が影響しているのかもしれませんが、意欲さえあえば十分に活躍できる人材に成長できると思っています。 私が必要だと思っているのは、人としてのホスピタリティ。「人の役に立ちたい」という気持ちがあれば、一生懸命にお客様の声に耳を傾けようとしますし、それによって重要な課題を発見することができます。発想に関しても限界を設けないので、結果的に良いアウトプットを創造できるのです。だからアマチュア精神を持ち続けられることは、とても大切だと思っています。 オリジナル製品創出の原動力になるのは、「テクノロジー」よりも「人間性」です。テクノロジーは、あくまで目的を達成するための手段。お客様に満足いただける技術サービスを提供できるのは、人の気持ちがわかる人材なのです。 また、タイプ的には同じ仕事を繰り返すよりも、試行錯誤し、常に仕事でチャレンジしたいと思える人材が輝ける会社だと思います。私たちは現状キープを良しとせず、常にイノベーターとして前進したいと考えています。自分のアイデアや意欲を積極的に周囲に発信できる人材なら、大事な仕事を任されますし、業界をアッと驚かせる技術サービスを生み出せるはずです。
Technology and development ability -私たちの技術・開発する力- 人としてのやさしさにこだわりたい
私がこれからも徹底的にこだわりたいのが、顧客志向の技術サービスです。当社はコンパクトな組織の中に、研究・開発・営業・アフターサービスなどをオールインワンで抱え、一人ひとりがいろいろな職域にまたがって活躍しています。エンジニアが営業的な動きをするケースもありますし、逆に営業が技術提案を行うケースも珍しくありません。つまり、技術とお客様が近い距離にあることが、当社ならではの特徴であり強み。人としてのやさしさを持ち、「そこまでやってくれるの?」という技術サービスを通じて、お客様に満足を提供したいと思っています。 それと先にも触れましたが、私自身もアマチュア精神を持ち続けたいと考えています。自分はすでに還暦を超えていますが、過去の経験や持っている知識に囚われることなく、生涯成長していきたいと思っています。このスタンスは、現場の社員との関わり方も同様です。クリエイターとして簡単に「できない」と諦めてしまう会社にはしたくないですし、常に明るく未来の話をできる場所をつくっていきたいというのが私の願いです。 柔軟な発想で、キラキラと目を輝かせて頑張る若手社員とコミュニケーションを図るのは実に楽しいです。企画・ブレストミーティングには私もしばしば参加し、「こういう考え方があったのか」と目からウロコが落ちることも。毎回、ポジティブに意見を発信する社員たちから、心地よい刺激を受けています。