- Profile
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氏名:松山 睦美
職種:設計・製図
入社:2013年4月
部署:技術部 本社土木技術センター
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関西学院大学大学院理工学研究科修了。高校生の頃から環境問題に関心があったことがコンクリートへの興味につながり、大学・大学院では研究に没頭。今でも気付くとコンクリートのことを考えているほど「愛情」を感じているため、今の仕事がとにかく楽しくてたまらない。
What I do-こんな仕事をしています- 共同溝やトンネル、防潮堤などの図面を描いています
普段はあまり意識されないと思いますが、皆さんの身の回りは「コンクリート」に囲まれています。その中にはきっと当社の製品も多く含まれていることでしょう。当社の製品は地中などの隠れた場所から生活を支えることが多いのですが、比較的イメージしやすいものを挙げると、地下鉄や高速道路、電線やガス管を通す地下トンネルに使われるセグメント、空港用の舗装板や河川整備のための矢板、津波の被害を防ぐ防潮堤などの製品があります。
その中で私の役割は、コンクリート工学や構造力学などの知識をもとに製品の設計・製図を行うことです。最初に与えられた条件やデータに基づいて、各種部材の選定とともに複雑な構造の計算をし、CADを用いて図面を描きます。お客さまの要望に沿って、機能やコスト、工期といった多様な条件のバランスを考慮するのは非常に難しく、作業の手が止まってしまうことも多々あります。そんなときに気持ちを奮い立たせる方法は、製品ができあがって施工された光景を思い浮かべること。実際、施工後に見学する際の気持ちは「感動!」の一言です。
My choice-この仕事を選んだ理由- コンクリートへの興味を追求したかった
最初にコンクリートに関心を持ったのは、小学生の頃。小川の岸がコンクリートで覆われているのを見て、「どうして自然の風景を壊してしまうのだろう」と疑問を持ったのがはじまりでした。マイナスのイメージからの出発だったわけです。 高校時代に理工系の大学への進学を考えたときに、自分の中に「環境」をテーマの一つにしたいという思いがありました。その際、小学校の頃に見た小川の光景が思い出され、「環境に良いコンクリートを開発したい」という思いに至り、大学・大学院ではコンクリート工学を専攻。「ポーラスコンクリート(植物の生育が可能で緑化に使用される)」など、環境に良いコンクリートの研究に没頭しました。 その過程で、人々の安全を守ったり利便性を高めたりするためには、美観をある程度犠牲にしてもコンクリート設備が不可欠であることを学び、環境とのバランスを考えることが自分の中でのテーマとなりました。そうした関心の延長線上に今の私の仕事があります。
My choice-この会社を選んだ理由- 「新日鐵住金グループ」内の連携により仕事に広がりがある
就職活動では当然、他の企業も回りましたが、当社を選んだ理由は「新日鐵住金グループ」であることが大きかったです。もちろん、経営的な安定感があって仕事に集中できることも魅力でしたが、それとは別に大きな企業グループですので担当する仕事に広がりがありそうだと感じました。実際に入社後は親会社と連携した大規模プロジェクトも担当しています。グループ内外の多様な案件を経験できるため、幅広い技術を身に付けられることにつながり、技術者として着実な成長につながっていると思います。 また、就職活動でたびたび訪問する中で社内の雰囲気にも惹かれていきました。最初は緊張でガチガチでしたが、人事担当者や社員の方々、さらに最終面接でお会いした役員まで、とてもソフトな雰囲気だったので落ち着いた気持ちでいられて、自分らしさを出すことができました。会社の和やかな雰囲気を感じることができ、「ここなら安心して働けそう」と思ったことも入社を決めた大きな理由です。
People and culture-働きやすい職場- 周囲のフォローで業務上の問題はストレスなくクリアできる
プロジェクトは私が主担当となり、上司にサポートしてもらう形で進めます。主たる作業は私が行いますが、業務の専門性が非常に高いこともあって、3年目の今も分からないことは山ほどあります。そんなときは上司に気軽に質問できますし、同じフロアで作業している先輩方が率先してアドバイスをくれることもありますから、大きなストレスを感じずに問題をクリアできます。何というか、どの先輩もとても優しいんですよね。だから私も後輩には親切に接したい気持ちになります。そうやって社風ができていくのだと思います。そんな雰囲気ですので社員同士の仲が良く、有志が集まってマラソン大会に出場したこともあります。 まだまだ技術も知識も足りておらず、作業をこなすことで精一杯の毎日ですが、一日も早く自分から提案できる技術者になることが目標です。そうした向上心を持って努力する社員を応援して支えてくれる会社ですので、無理なくスキルアップを目指せます。