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氏名:小山 直人
職種:技術開発
入社:2013年4月
部署:技術部 技術開発チーム
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東京理科大学理工学部卒。現在は工場内の実験室やオフィスを行き来し、新技術の開発を目指す。既存のコンクリート製品の概念を超える製品を開発することが目標。釣りが趣味で、休日には湘南の海に足を運ぶことも多い。
What I do-こんな仕事をしています- これまでにない発想から新技術の開発に取り組む
土木建材の設計・製造・販売・施工をする当社では、共同溝や地中構造物、橋梁など実にさまざまな製品を扱っています。入社後は製品全般の設計・製図を担当していましたが、2015年7月から現在の部署に移り、既存製品の改良や、まったく新しい製品の開発を行う技術開発の仕事に携わっています。
技術開発の目的は、機能の向上やコスト削減、工期の短縮などさまざまです。お客さまから「こんな製品を開発してほしい」と要望を受けることもあれば、「ここを改良すれば、もっと現場のニーズに応えられるのでは」といった社員のアイデアを出発点として開発に着手する場合もあります。
当社の製品は確かな技術力に支えられた品質の高さが強みですが、その半面、設備や人員への投資が大きく、ややコストが高いという弱みもあります。強みをますます生かすとともに弱みをカバーする技術の開発によって、当社の製品がいっそう魅力を増し、日本全国に広がることを願って、毎日研究に取り組んでいます。
My choice-この会社を選んだ理由- 緊張感と緩やかさのバランスの良い社風が魅力
学生時代に専攻した土木系の仕事をしたいという以外は、あまりこだわらずに幅広く会社を回りました。その中で当社に惹かれた一番の理由は会社の雰囲気です。土木系の仕事は経験がモノを言うので、ベテラン社員の発言力が強いイメージを持っていましたが、当社の説明会や面接では若手の意見を尊重する「風通しの良さ」が伝わってきました。人事担当者が熱心に学生の話に耳を傾ける姿勢からもそうした社風を感じ、「この会社なら思い切り力を発揮できそうだ」という気持ちになりました。メインの製品であるコンクリートに関しては、大学で基礎を学んだ程度でしたが、「イチから学ぼう」という気持ちで、まったく心配せずに入社しました。 入社前に抱いた印象は間違いではなかったと思います。若手に対して「やってみろ」と、どんどんチャンスをくれますし、経験にかかわらず社員の意見を尊重してくれる雰囲気があります。一つのミスが人命に関わりかねない責任の大きな仕事ですので、つねに緊張感はありますが、一方で力を抜く場面では和気あいあいとしたムードに包まれます。そんなバランスの良い空気が働きやすさにつながっていると感じますね。
My work-先輩たちの働く姿- 社内外の方々から頼られることの喜び
仕事にやりがいを感じる場面は多々ありますが、過去に担当したお客さまから新しい案件の打診があり、「また小山さんにお願いしたい」などと言われると、「自分の仕事が喜ばれている」と感じます。そのように社内外を問わず、「自分が頼られている」と実感すると、すごくモチベーションが上がりますね。また、当社の製品は自然の中に設置することが多いため、想定と現場が異なり、ケースバイケースの対応が求められるのは日常茶飯事です。そういう場面で自分の意見が採用され、ベテラン社員の方々も納得してくれたときも自分の成長を実感できて喜びを感じます。 そして現在の部署での技術開発は、自分の発想を存分に試して新しい製品を作り上げていくプロセスそのものが楽しくてたまりません。実績のある既存の製品と違い、一から作り上げることになるため、プレッシャーも大きいですが、それに勝るやりがいを感じています。まだ異動したばかりで大きな結果を出せていませんが、業界を驚かせるような技術の開発を目標として頑張っているところです。
My work-先輩たちの働く姿- ゼネラリストと呼ばれる技術者になりたい
当社の製品は学生の皆さんには身近ではないので、「ヒット商品」といってもピンとこないかもしれません。しかし、この業界でも、技術の移り変わりや設計指針の動向などを受け、新製品の開発や改良はめまぐるしく、中にはヒット商品と呼ばれて定番化するものもあります。例えば、土砂の崩壊などを防ぐための当社のコンクリート矢板は、業界では広く認知された定番の商品です。今の私の目標は、業界のニーズを正確に捉えてヒット商品を生み出すこと。一例ですが、これまで別の材質で作られていたものをコンクリートで作るなど、既存の常識を打ち破る技術を開発したいです。 そのために新しい技術について論文や文献で勉強していますが、それは技術者としては当たり前のこと。その上で、いかにプラスアルファの価値を付けるかが大事だと思います。そのため、あえて営業活動に参加するなど、できるだけ仕事の幅を広げる努力をしています。こうした積み重ねにより、将来的には広範な知識やスキルを備えるゼネラリストと呼ばれる技術者になることが目標です。