- Profile
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氏名：宅見 隆
職種：代表取締役社長
入社：2001年10月
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入社後は営業部の海外交渉担当として活躍。主要取引先が多数あるアメリカのデトロイト、ミシガン、イリノイなどには毎月交渉に出向いていた。2004年に常務取締役に昇進し、2007年には代表取締役社長に就任。現在はシンコーマシンツール株式会社とともに新興機械工業株式会社の代表取締役社長も務めている。
Our businesses -会社を知る- 自動車部品に使用するバネの製造機を開発・製造・販売。国内トップクラスのシェアを持っています！
私たちの主力製品は、針金などの線材をコイル状に加工する「バネ製造機」です。販売・アフターフォローをシンコーマシンツール株式会社が行い、開発・製造をグループ会社の新興機械工業株式会社が担うことで、一貫体制を実現しています。
当社の「バネ製造機」は、主に自動車部品に使用されるバネを生産するものです。自動車には約4000種類のバネが使われており、世の中のバネの半分以上は自動車に使用されているとも言われています。その中で、当社の「バネ製造機」では重要保安部品と呼ばれるエンジンやブレーキ、クラッチなど、品質の高さが求められる部分のバネを生産しています。これらの高品質なバネを、安定的に大量生産できることから、多くの取引先より厚い信頼を受けており、国内では業界トップクラスのシェアを誇っています。
また、1985年にはアメリカ・アトランタ、スイス・バーゼルの展示会へ出展するなど、業界の先駆け的な存在として海外展開をスタートしました。これまでに34カ国での取引実績があり、現在もアメリカ、カナダ、ヨーロッパ、韓国などにおいては恒常的に取引が続いています。
国内外を問わず、心がけているのは「高品質なバネを安定的に量産できる機械の製造・販売」です。当社の製品は、通常でも20年間は使い続けられるもので、中には当社の創立当時の製品を50年間使用されているお客様もいます。安心・安全が求められる分野での重要部品に携わる企業として、お客様に選ばれ続ける企業を目指しています。
Technology and development ability -私たちの技術・開発する力- 業界が認める高品質の秘密は「繰り返し精度の実現」に有り！
当社の事業における高品質の定義は「繰り返し精度の実現」にあります。当社のバネ製造機は、ひと月に同じバネを100万個以上生産するような機械です。生産されたバネは自動車の重要保安部品の一部ですから、1個目も100万個目も、同じ形状でなければいけません。そのためバネ製造機に求められるのは、機械の各部分が同じ動作を正確に何度も繰り返すことです。機械部分は繰り返して動く耐久性を有し、モーターや電子制御系統は正常に機能し続けなければなりません。「ひたすら同じ動作を繰り返す」というのは、言葉で言うほど易しいものではありません。ですが、私たちはその部分にこだわったモノづくりを行っています。 また、このようなモノづくりを行なう上で、当社では『掟』としていることがあります。「決して手を抜かず、丁寧なモノづくりをする」「お客様に安心と付加価値を届けることを使命として、高い設計基準で開発をする」「知恵を結集して、オリジナリティを付加した商品開発をする」。これらの3つは、当社が創業以来持っていた伝統的な考えを、私が言葉に置き換えたものです。社員たちの目の届くところに掲示し、事あるごとに声に出して伝えています。私が主催する商品開発会議でも、それぞれがこの掟を意識して発言していますね。全社員がこれを肝に銘じて仕事に取り組めば、当社の事業は将来的にもブレることは無いという自信を持っています。
Corporate value -私たちの強み- 地元に根を下ろして、家族にも喜んでもらえる会社。それが当社の優れているところです。
事業での当社の強みは、高品質を特徴としたバネ製造機における国内トップクラスのシェアを持っていること。そして、国内外を含めた取引先において高い信頼性を有しており、安定的な経営を行っていることにあります。 その一方で、働いている社員たちに喜ばれていることが、いくつかあります。ひとつは「転勤がない」こと。出張は国内外を問わず、さまざまな場所へ行きますが、事業の拠点は大阪の本社です。それだけに地元志向の強い社員たちには喜ばれています。住居のことや生活全般のことを考えると、人生設計はしやすい環境と言えるでしょう。 加えて、福利厚生が充実していることも特徴で、「家族が喜ぶ福利厚生」が当社のテーマです。例えば、毎年の定期的な健康診断は当たり前のことですが、人間ドックや特別検診を希望する社員には補助金を支給しています。「家系的に◯◯の病気が気になる」「年齢的に精密検査を受けておきたい」というような社員には、大きなサポートになっていますね。このサポートは扶養している配偶者にも適応されるので、ふたりで一緒に利用している社員もいます。さらに、育児や介護での時差出勤などにも柔軟に対応しています。子どもの送り迎えなどが急に発生した場合にも、社員全員がフォローし合える環境です。 また、「海外留学支援制度」があります。営業職はもちろんですが、技術職においても海外とのやり取りは今後も増えていきます。グローバルに活躍できる人材を育成するという意味で、当社ではアメリカへ留学できる制度を設けています。期間は3～6ヵ月間。語学学校に通うほか、現地取引先での業務も経験し、費用は会社負担です。誰もが留学できるわけではありませんが、海外での活躍を希望する人には十分チャンスがあるので、チャレンジしてもらいたいですね。
We are looking for people who… -私たちが求める人材- 「モノづくりが好き」は活躍するための必須条件です。
当社で活躍する人の要素は、いくつかあります。ひとつは「モノづくりが好きな人」です。個人的には、これに尽きると言っても過言ではありません。例えば、設計の仕事であれば、モノづくりが好きな人はパソコンで設計図面を作成した後も現場に出て、自ら機械を触り、製品の評価や検査などを行っています。私の経験上、そのように自分で機械を触るのが好きな人は、モノづくりそのものが好きなんです。また、そのような人は発想が豊かで、考え方も柔軟です。面白いアイデアを生み出し、どんどんと成長していくタイプの人だと思います。 もうひとつの要素としては「広い視点で物事が見られる人」です。例としてあげれば、“バネを使用する人の立場になること”や“市場のニーズ”などを敏感に読み取り、求められているのが“使いやすい製品なのか”“機能性の高い製品なのか”などを見極めるマーケティングセンスを持っているかということになります。しかし、入社当初の新入社員にそこまでは求めません。まずは、「他の社員がどのような仕事をしているのか？」「隣の社員の仕事は自分の仕事と、どんな関係があるのか？」など、身近なところで周囲を意識できるかどうかです。当社の事業規模であれば、他の社員の状況だけでなく、業務全体がどのように進んでいるのかも見ることができます。そうした意識を持って働ける人は、当社で活躍できる可能性が広がるでしょう。 そして、最後の要素は「粘り強く丁寧な仕事ができる人」。世の中にある多くの仕事も同じだと思いますが、一つひとつの作業はとてもシンプルです。モノづくりでもそれは同じで、特別な能力がなければできないということよりも、努力してコツコツと進めることで完成していくものがたくさんあります。そこで大切なのがシンプルなことを丁寧にやり続けられるかどうかということです。これはモノづくりだけの話ではありません。営業職でのお客様とのやり取りにおいても同じです。少しずつ信頼関係を積み重ねることが、大きな取引を生み出すことになります。当社で活躍している人は、このようなシンプルな仕事を丁寧にできる人ばかりなのです。