- Profile
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氏名:前川 麻菜
職種:人事
入社:2013年4月
部署:総務人事部人事課
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千葉大学園芸学部卒。学生時代は農業経済学を学び、茶道部でも活躍。就職活動では「世の中の役に立てる仕事」をキーワードに取り組んだ。裏方で社会を支える商社の仕事に魅力を感じると同時に、面接での丁寧に人に接するアットホームな雰囲気が決め手になって新生紙パルプ商事へ入社。1年目から人事部へ配属になり、採用業務を中心に活躍中。
Our businesses -会社を知る- 紙・フィルム業界の架け橋として世の中を支える
私たち、新生紙パルプ商事は、紙やフィルムをメインとして扱う商社です。本や雑誌、店頭に並ぶ商品のパッケージなど、街で目にするさまざまな紙・フィルム製品の素材を幅広く取り扱っています。中でも、スナック菓子やレトルト食品などの包装で使われる合成樹脂フィルムなどの化成品分野では、商社の中で取り扱い高トップクラスの実績を誇っています。
普段手にする雑誌や段ボール、包装された商品などはコンパクトですが、私たちが扱う商材は、1ロール700〜800kgもあるような大きな製品。非常に規模の大きな商材を扱うダイナミックな仕事です。取引先企業も大手メーカーや出版社など、日本を代表する企業が多くあり、100年を越える歴史の中で、長きに渡ってお付き合いを続けている企業もあります。
こうしたお客様から依頼を受けた素材を必要量確保し、確実に納品する。これが商社の仕事としての大前提になりますが、当社の役割はそれだけではありません。「紙・フィルムのプロ集団」として、多様な商品知識を元にお客様が抱えるさまざまな問題を解決する。そして、世の中のニーズをメーカーに伝え新たな商品開発を展開するなど、情報提供や提案を通して紙・フィルムの可能性を創造しています。
社名が表に出ることはありませんが、紙やフィルムを製造するメーカーとそれを使用するさまざまな企業を結ぶ架け橋として、世の中を支える大切な役割を果たしているのです。
People and culture -働きやすい職場- SOSを出せば誰かが助けてくれる、アットホームな仲間たち
当社は創業明治22年という長い歴史と豊富な実績を持つ企業です。取引先のメーカー数は500社以上で、紙・フィルムを扱う商社として業界トップクラスの規模を誇っています。長くお取引しているお客様も多く、業界内では当社の知名度も高いため、仕事をしやすい環境だと思います。 たとえば営業の場合、既存のお客様とやり取りするルート営業がメインですし、お客様に新規の提案をする場合も、話を聞いてもらいやすいと思いますね。また、社内には各分野のプロフェッショナルがいますので、お客様から問い合わせがあった時には教えてもらうことができます。 社員同士の面倒見の良さや風通しの良さが、当社の特長です。私自身、面接を受けた時に感じたのですが、人への接し方がとても丁寧です。質問にも真摯に対応してくれましたし、こういう職場でなら、自分らしく働けると思えたので入社を決めました。 入社後も、何かお願いすると、「しょうがないなぁ(笑)」なんて言いながら、力になってくれる人ばかりです。「助けてください」とSOSを出せば、必ず誰かが助けてくれる。そんな、アットホームな雰囲気ですね。 待遇や福利厚生面では、一般的な各種制度はほぼすべて整っています。保養所も各地にありますし、実業団として優秀な成績を残しているバスケットボール部をはじめ、クラブ活動も盛んです。社員に好評なのは社員食堂ですね。「腹が減っては戦はできぬ」というのが当社の考え。東京本社だけでなく、全国各地の支社にも社員食堂を整備しています。 また、女性社員の育児休暇の取得率は80%以上で、復職後も時短勤務制度などを活用しながら活躍している社員がたくさんいます。今後も働きやすい環境整備に力を入れていきたいと考えています。
Corporate value -私たちの強み- メーカーとタッグを組みながら、新分野にも挑戦
書籍など、紙製品がデジタルに取って代わられつつある分野がある一方で、インターネットショッピングの拡大と共に梱包資材の需要が高まっているなど、紙のニーズが伸びている分野もあります。 震災を機に注目度が上がっているのは、特殊繊維ボードでできた紙製の担架「レスキューボード マグナム」。約500kgの耐久性があり、布製の担架と比べて非常に軽く、折り畳めるなど紙製品ならではの利便性の高さが特徴です。 新しい技術としては、スマートフォンなどを使って簡単にデータを読み取れる非接触型の近距離無線通信技術「NFC」を組み込んだタグ「NFCタグ」の開発にも力を入れています。すでに、動物園で園内の地図情報を読み取れるシステムが採用されているなど、サービスの拡大が進んでいます。さらに、新たな事業としては、2016年から太陽光発電事業をスタートしました。 また、当社では障がい者が描くアート作品の普及を支援する「パラリンアート」の総合代理店を担っています。これは、障がい者の経済的自立をサポートするもので、アート作品の販売・レンタルやカレンダーなどのグッズ制作・販売を手掛けています。紙の専門企業としての知識を応用することで、社会貢献すると同時に収益も上げていく。そうした取り組みも積極的に行っています。 これらの取り組みは、さまざまなメーカーとタッグを組み、メーカーの技術力と当社の発想力、情報力を活かした結果、誕生したものです。長い歴史の中で培ってきた既存の事業を発展させるのと同時に、専門性を活かして新たな分野にも積極的に挑戦する。この姿勢が当社の強みです。これから入社する方々にも、「こんなこと無理なんじゃないか」といった固定観念を持たずに、新しい発想を伸び伸びと発揮して欲しいですね。
We are looking for people who… -私たちが求める人材- 3つの力「人間力」「行動力」「説得力」
当社が扱う商材の種類は多く、覚えることも業務の数も膨大です。ダイナミックな仕事である反面、お客様からの要望にお応えするため、各方面への調整など地道な努力も欠かせません。 そうした仕事の中で当社が求めているのは、次の3つの力です。 「得意先を惹きつける情熱と人間力」「逆境に負けず挑戦し続ける行動力」「相手を納得させる説得力」。 「人間力」については、メーカー各社の技術力が上がり商品が高品質化している今、商品力だけでは他社に大きな差をつけることは難しい面があります。そこで重要になるのはご本人が培ってきた人としての力です。この人から購入したい、と信頼してもらえるような、お客様から愛される人であって欲しいですね。 「行動力」は、諦めずに挑戦し続ける姿勢を期待しています。時代の変化の中、売上目標をクリアすることは大変なことです。だからこそ、当社では、自分の力で目標を達成するんだという熱い思いと地道に頑張る力を評価したいと考えています。 また、お客様をはじめいろいろな人と接する中で、「説得力」も大切です。たとえば、営業ではお客様から要望をいただくことも多いのですが、言われた通りにすればいいわけではありません。お客様の希望を汲み取りつつ、理解してもらえるように自分の意見も伝えられること。これがとても大切です。 就職活動をする間には、面接に落ちてしまうこともあるかもしれません。私も最初は1つの業界にこだわりすぎて、何社も落ち続けていました。でも、視野を広げてみると、「世の中の役に立つ仕事をしたい」という自分の希望を叶えられる業界は他にもたくさんありました。目指していた会社よりも自分に合っている会社もある。そのことに気づくのにずいぶん時間がかかってしまったと思っています。 就職試験に落ちた時は、もしかしたら自分の可能性に気づくチャンスかもしれません。失敗も前向きに捉え、自分の殻に閉じこもることなく、思う存分、就職活動をやりきってください。