- Profile
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氏名:平松 翔馬
職種:アナウンサー
入社:2015年4月
部署:編成局 アナウンス部
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2015年3月大学卒業(法学部)。同年、4月、讀賣テレビ放送株式会社入社、アナウンス部へ配属後、人事部で約1月半研修、その後、アナウンサーとしての3ヶ月半にわたる専門的な研修を経て、8月8日の「ストレートニュース」でデビューを飾る。現在、「ストレートニュース」や深夜のエンターテイメント情報番組「キューン!」などを担当。その他、特別番組も随時担当している。
What I do -こんな仕事をしています- 皆様にわかりすくニュースを伝えるよう努力しています。
2015年に、入社したばかりのアナウンサー1年生です。この会社に入社するまでは、いわゆる「しゃべり」に関しては、まったくトレーニングを受けたことがなく、正真正銘の素人。
入社後、アナウンサーとしての専門的な研修を受けたのですが、今まで知らなかったことばかりで、驚きの連続でした。
たとえば腹式呼吸は知っていましたが、のどの奥を開く発声方法や舌の動かし方のトレーニングは、初めての経験。「さ」と言う時の舌の位置など、日本語の一字一句に正しい舌の使い方があるのです。
こうして、訓練を積んだおかげで、自分では気づきませんでしたが、周りの先輩たちから「最初のしゃべり方より、はるかに声が出るようになっている、滑舌もよくなった」と言われ、今でも自主トレーニングを続けています。
アナウンサーの間では、初めてテレビに出演しニュースを伝えることを「初鳴き」と呼んでいます。
私の「初鳴き」は、2015年の8月8日、お昼の報道番組「ストレートニュース」でした。
わずか1分25秒だったのですが、これまでにないほど緊張したのを憶えています。
それ以来、イレギュラーで「ストレートニュース」を担当しています。
一日の業務は、その日によって違いますが、ニュースを読む日は、記者から原稿を受け取った段階で、
まず原稿に目を通し、アクセントや読み方が正しいかどうかを確認します。
アクセントは、一般的なアクセント辞典で調べます。私は関西出身なので、アクセントには苦戦しています。
また、表現方法に気を配り、この部分はこう伝えたら、よりよく伝わるのではないだろうか、このようにした方が放送にはふさわしいのではないだろうかなどを考え、先輩のデスクにアドバイスをいただきながら、記事をチェックします。
まだまだ駆け出しですが、皆様にわかりやすくニュースを伝えるよう努力しています。
My work -先輩たちの働く姿- 仕事を通じて世界が広がります。
子どもの頃から野球が好きで、中学、高校、そして大学時代も硬式野球部に所属し、野球漬けの生活をしてきました。 野球の世界しか知らなかったので、アナウンサーになった今、自分の世界がどんどん広がっていると実感しています。 今の課題は、何にでも関心を持ち、もっと知識を身につけ、経験を重ねることです。 現在、深夜のエンターテイメント情報番組「キューン!」を担当していますが、 今までは、野球ばかりの日々だったので、エンターテイメントについてほとんど知りませんでした。 音楽や映画は勉強中で、映画の試写も頻繁に観ています。 まだまだ表面的な感想しか言えないので、先輩から助言を受けながら、感想を述べる際の表現力を、磨く努力をしています。 アナウンサーとしては、正しいアクセントや発声などを大切にすることは基本ですが、 テクニックにとらわれ過ぎて、伝える内容がおろそかにならないように心がけています。 ニュースを読む上では、どう話せば視聴者にとってわかりやすいかを、常に意識しています。 今、日々の仕事なかで、様々なことを吸収しています。 今後は、もっと自分の世界を広げるために、報道のリポーター、バラエティ番組の進行役など、ジャンルを問わず、色々なことにチャレンジしていきたいです。 もちろん、将来の目標は、野球の実況です。選手だった私にしかできない伝え方があると信じています。 またその一方で、番組のMCにも憧れを感じており、いつか担当させていただけたらな、と思っています。 そのためにも少しでも早く一人前のアナウンサーになれるよう、もっと経験を積んで、これからも勉強に励みたいです。
My choice -この仕事を選んだ理由- 野球に関わるニュースを伝えたい。
今まで、話すことについて、何のトレーニングもしてこなかったので、アナウンサーになれるなんて思いもしませんでした。 アナウンサーにチャレンジしようと決意した理由は、大学まで続けていた野球に何らかの形で関わっていたい、という思いが強かったからです。 大学時代、社会人チームと対戦した時、実力、レベルの差を感じました。 プロ野球選手になるのは無理だとしても、アナウンサーになれば、野球について自分の言葉で伝えられるのではと考えました。 今思えば、単純で無謀な考えだったと思いますが、思いきって挑戦して、本当に良かったと思っています。 いずれは、野球の実況や野球に関するニュースを伝えることを目指しています。 就職活動では、マスコミに絞って受けていました。讀賣テレビ放送は、人事担当の方がとても親切で、印象が良かったんです。 二次、三次と、面接を重ねるうちに、こんな本を読むとよい、このようにリサーチすることが必要など、いろいろなアドバイスをいただけるようになり、毎回、本当に勉強になりました。 現在、毎日がとても刺激的ですが、責任も感じています。 一度放送した原稿は、二度と読み直しは不可能で、その一瞬が勝負です。 野球とアナウンサーでは、まったく異なるかもしれませんが、真剣勝負のところが共通していると思います。 私はピッチャーだったので一球、一球に賭けていた気持ちと、スタジオでニュースを読む気持ちが重なるのです。 ニュースが人の一生に影響を与える事もあります。 たとえば、選挙のニュースで候補者の名前を読み間違えると、その方の当落を左右する事にもなりかねません。 株価の単位であれば、一桁間違えただけで経済のパニックが起こるかもしれないでしょう。 正確な情報を伝える事は、とても重要です。 責任ある局面に携われることに緊張しますがやりがいも感じています。
People and culture -働きやすい職場- 先輩が的確に指導しアドバイスしてくれ、新人を育てる土壌がある会社です。
企業は学校と違い、人間関係が厳しいのだろうと、覚悟していたのですが、 親切な先輩たちばかりで、いつも助けられています。 先輩が的確に指導しアドバイスしてくれるので、初めての業務でも不安なことはほとんどありません。 8月に私がアナウンサーの「初鳴き」を無事やり遂げられたのも、ひとえにある先輩がつきっきりで支えてくれたお蔭なのです。 何もできないゼロの状態から、ひとつずつ教えてくれ、育ててくれて本当にありがたいと感じています。 アナウンス局では、日々、色々な先輩たちからサポートしてもらっています。 たとえばアナウンサーは、とても緊張する仕事なので、時々不安そうな顔になる私を見て、数人の先輩が「大丈夫か?」と声をかけ、気遣ってくれます。その度に、「みんなやさしい」とホッとすると同時に、この会社に入社して良かったと思えます。 一つ聞くと十教えてもらえる、という感じで、先輩たちが、とても面倒見が良いのです。 2015年、先輩の呼びかけでアナウンス部の若手会というのが発足しました。 これからの会社を担うのは、今の若手社員。若手が会社を引っ張っていこう!という気持ちで、若手が結集しました。 同世代が集まると、励まされ、刺激も感じます。 上下関係も横のつながりも本当に良い職場です。 今は、いつも先輩がフォローしてくれているのですが、私もいつかは後輩に教える立場になります。きちんと後輩に助言できるよう、経験を積んでいきたいと思います。