- Profile
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氏名:長倉 広弥
職種:代表取締役社長
入社:2004年 10月
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2004年4月に大学の経済学部を卒業後、装置メーカーに就職。同年10月に転職し、エコデザイン株式会社に入社。 当初は経理を担当し、その後、主に営業を担当。2013年に代表取締役社長に就任。
Our businesses -会社を知る- 研究開発や産業分野に向け、オゾンを効果的に活用するための製品を開発しています。
当社は、オゾンの総合エンジニアリング企業です。独自の技術でさまざまなオゾン発生装置を開発し、大学や研究機関、企業など幅広い分野に製品を供給しています。
オゾンは酸素原子が3つ結合した気体です。シンプルな構造をしており、短時間で分解して酸素に戻る性質や、有機物などと酸化反応する性質を持っています。こうした性質を活用することで、洗浄や殺菌、脱臭などに優れた効果を得ることができます。
オゾンの洗浄効果を活用しているのが、半導体や太陽電池の洗浄工程です。オゾンは空気中の酸素から作ることができ、分解されると酸素に戻ります。コストパフォーマンスが高く、環境負荷が少ないのが大きなメリットです。当社の製品の多くが、こうした先端産業で活躍しています。
皆さんに身近な分野ですと、当社のオゾン発生器はホテルの客室の脱臭にも使われています。オゾンは、臭いの分子を酸化分解するので、例えばタバコの臭いの分解にも、力を発揮します。現在、ホテルの新規開業が増加していると言われていますので、大きなニーズが期待されています。
Corporate value -私たちの強み- あらゆる条件のオゾンを実現。石英ガラスを使ったクリーンオゾンで、最先端産業にも対応。
当社は、設立当初から研究開発用のオゾン発生器の製造を手かげています。 更に、オゾンを使った受託試験も、事業として行っております。 最先端の研究分野では、産業分野以上に様々な条件でオゾンを使用することが求められます。 少し技術的な表現となりますが、純度がほぼ100%の純オゾンから、0.0001%の低濃度オゾンまでを生成し、コントロールする技術を持っている会社は、世界広しといえども当社くらいしか無いのではと自負しております。 オゾンは、酸素の中で放電を起こせば勝手に出来てしまうので、一見簡単なように思えますが、それだけでは安定性や耐久性等の面で問題があります。 研究分野からの細かな要望に応えてきた経験が、我々の技術力の源になっております。 当社の製品の基本的な特徴は、オゾン発生の心臓部にあります。オゾンは、電気を放電させることで発生させますが、当社は14年前、オール石英型放電管を独自に開発しました。放電管の接ガス部に石英ガラスを使うことで、金属やセラミックスよりも、不純物が混じる可能性を格段に減らすことができます。 この特徴を元に、大手メーカーの半導体や太陽電池の工場に、当社の製品が選ばれております。近年は国内だけでなく、中国や台湾、韓国など、アジアのメーカーからの引き合いも増えております。
People and culture -働きやすい職場- 「未来の地球のための技術をつくる」というミッションのために、社員一人ひとりの力を最大限に活かす
当社の理念は、「地球の未来に向けて、『持続可能な社会』実現のための技術をつくる」こと。これが創業以来のミッションです。そのために着目したのが、オゾンという環境浄化物質でした。「持続可能な社会の実現」は、当社のような小さなメーカーには壮大なテーマです。しかし、私たちにできること、すなわち、質の高いオゾン発生装置という「道具」を開発し、受託試験サービスや機器レンタルサービスにより「機会」を提供して、オゾンに関する実用的な「情報」を公開することが、私達の役割だと考えています。 ミッションを果たすために私たちが大切にしている価値観が、「みんなでよくなる会社」ということです。「よくなる」とは、まず人が健全かつ健康に「生きる」ことです。そして、各自が能力を最大限に発揮して「活きる」状態を継続することです。社員一人ひとりの力を活かすことが、社会に対して付加価値を生み出す原動力になると考えています。 今後は、当社より安い価格で、オゾン発生装置を提供する会社も出てくるでしょう。競争に勝つためには、当社ならではの付加価値を生み出すことが重要です。世の中に付加価値を提供することで社会に認められ、利潤を得ながら適切な投資を続けることで、より大きな影響を与えるような存在に成長する。この好循環をたどることが大切だと考えています。 これからも全社員が「よくなる」状態をつくり、その輪を社外に広げていきます。広がりが大きくなることで、私たちの生み出す付加価値を最大化できると考えています。そして、当社と関わってくださるすべての方も「よくなる」ことができるように、努力していきます。
We are looking for people who… -私たちが求める人材- 好奇心を持ち、学ぶ意欲があれば文系出身でもOK。
私たちの仕事で何より大切なこと、それは好奇心です。オゾンに対する興味を持って仕事に意欲的に取り組み、日々チャレンジできる人なら、文系理系は関係ありません。例えば、現在設計のリーダーを務めている社員は、調理師専門学校を卒業しましたが、入社してから技術を学び、成長しています。 もちろん理工系大学の出身の方は、その強みを活かすことができます。大学院で化学を専攻したり、工学部で機械工学を学んだ先輩は、早くから開発チームや製造チームの一員として活躍しています。 メーカーですから、ものづくりが好きなことも大切です。お客様の課題を解決するために、トライ・アンド・エラーを繰り返す面白さ、苦労してつくった製品がお客様の期待通りの成果を上げて感謝されたときの喜びは、メーカーの技術者として最大のやりがいです。 旺盛な好奇心は、オゾンの可能性を広げることにつながります。先日は清酒メーカーから依頼され、日本酒にオゾンを加えたら美味しくなるかどうかを調べる試験を行いました。当社の社員が味わった結果では、確かに味が美味しくなった気がしましたが、現在清酒メーカーの本格的な社内試験を待っているところです。 オゾンの応用分野は広く、さまざまな試験の依頼があります。この試験の結果はどうなるだろうかと興味を持って、積極的に取り組む姿勢が大切です。自分でアイデアを出して、オゾンの新しい利用分野を開拓して製品開発に取り組むこともできます。