- Profile
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氏名:宇都宮 大佑
職種:商品企画・プランニング
入社:2010年4月
部署:株式会社かんぽ生命保険 商品開発部 商品制度担当 主任
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広島支店パートナー営業部(当時)配属、2012年商品サービス部(当時)に異動。2015年7月主任昇進。
What I do -こんな仕事をしています- 新商品の開発と認可取得のための監督官庁との交渉
新しい商品の開発と既存の商品の見直し、改定、フロントライン社員への浸透方法やお客さま向け周知の方法まで幅広く考えていくのが商品開発部の仕事です。
私は、この部署に配属されると同時に、2014年4月に発売された学資保険「はじめのかんぽ」の開発チームに加わりました。配属当時、制度の設計はある程度終わっており監督官庁からの認可を得るために、監督官庁の担当者に対し説明を行っている段階でした。
監督官庁との交渉は、まさに論理の世界。客観的に、筋を通して説明します。どのような質問にも答えられるように準備して臨み、問題点を指摘されれば、持ち帰って検討し直します。学資保険については、最初に説明を行ってから長い歳月が経っていましたので、認可されたときは大きな達成感がありました。
My choice -この会社を選んだ理由- 自己責任で、チャレンジできる職場環境
就職活動は規模と影響力の大きさ、若いうちから責任ある仕事にかかわれるかどうかにこだわり臨みました。仕事の内容はやってみないとわからないと思っていましたから、メーカー、通信業界、百貨店、金融・保険業界と、幅広く業種をみていきました。そのなかで、かんぽ生命は、民営化して日が浅い中さらに大きく変わろうとする姿勢が見て取れました。変化の時期だからこそ、いろいろなことに携わり、新しいことにもチャレンジする機会も多いのではないかと考えて入社を決めました。 入社してみると、想像以上にチャレンジ性が高い職場環境でした。若手の社員からの意見や提案も大歓迎で、否定から入ることはありません。先日も、もっとお客さまのニーズに合う商品はないか、まずは担当内で案を出し合い検討を開始したところです。
People and culture -働きやすい職場- スケールの大きい仕事に携わっているという実感
変革期を見すえての商品開発はまだ始まったばかりですが、歴史が長いかんぽ生命には、今の時代に沿うよう見直すべき制度もあります。前述した学資保険のような大きな商品開発以外にも、お客さまの声やフロントラインからのニーズに応じて、既存の制度の見直しも行います。もちろんこの様な既存の制度の見直しであっても、案件について社長等会社の役員まで了承を得た上で、見直しを行っていきます。 役員への説明も監督官庁への説明と同じく、役職に関係なく、入社4,5年の社員であっても担当者として説明することもあります。 その上で、監督官庁との交渉に臨むのですが、その時私がいつも感じることは責任の重さです。私が会社の考えを代弁することとなり、相手が納得できるように説明を行う責任を果たしていく必要があります。交渉を繰り返して最終的に認可を得ることができれば、自信がつきます。こういう経験を若いうちからさせていただけるのが、かんぽ生命の良さだと感じています。 そして、認可取得後は、その改正する内容について、報道発表等を通じてお客さまへ周知等を行っていきます。その際もかんぽ生命のもつ影響力の大きさに驚くこともあります。例えば、学資保険「はじめのかんぽ」を発売したときは、マスコミにも大きく取り上げられ、発売初年度の契約件数は約66万件にのぼり、その年の生命保険業界全体での学資保険の契約件数の3分の2を占め、保険市場をけん引するほどの結果となりました。まさに、学生時代に抱いていた「影響力のある仕事」を実感する出来事でした。
Careeres -キャリアプラン-知識と商品アイデアの蓄積
商品開発部では保険法等の知識の習得は必須であり、ある程度頭に入っていなければ監督官庁との交渉には耐えられません。その理解を助け、保険にかかわる知識を深めるため、月1回のペースで部全体での勉強会を開いています。担当は持ち回りで、取り上げるテーマも各人に任され、その時のトピックス、担当者の興味に合わせたものなどさまざまです。内容は非常に専門的で、具体的な事例に即したものが多いと思います。最近、私が取り上げたテーマは、基本的な部分ですが、保険における告知義務についてです。なぜ告知が必要なのか、商法から保険法にかわって法律的な考え方はどの様に変化したか、などを説明しました。 学びの場としては、他にも業界他社の商品開発を担当する社員との交流会もあります。定期的に開催され、情報交換、情報収集の場となっています。 変革期に向けて議論も活発になり、いよいよ大きな変化の局面を迎えるのかと期待しています。