- Profile
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氏名:笠野 勝己
職種:総務人事課長代理
入社:2001年4月
部署:総務部
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金沢大学で化学を専攻し、1994年に卒業。同年4月、株式会社ニイタカ入社。研究・開発部門で固形燃料を効率よく燃やす鍋の設計などを担当。その後、購買、営業を経験し、2006年に現在の総務人事課へ。
Our businesses -会社を知る- 50年以上の歴史がある、業務用洗剤・洗浄剤の会社です
当社の主な事業は、業務用洗剤・洗浄剤の設計・製造・販売です。メインターゲットはフードビジネス業界。飲食店をはじめ、ホテルや旅館の厨房で使われる洗剤・洗浄剤になります。さらに近年では、学校給食や病院・老健施設の調理場から、ハムやマヨネーズ、弁当などを作る食品工場まで販路を拡大しています。食品工場向けとなると、洗う対象は食器やシンク、ガスレンジ、フライヤーではなく、ベーコン燻製機用の網カゴや大型ゆで麺器といった設備、配管、コンテナなどになります。
現在、業務用洗剤・洗浄剤業界における当社のシェアは業界全体で見ればトップクラスではありますが、目標としては、10年以内に業界ナンバーワンのシェアを獲得することです。1963年の創業以来、外食産業向けに培ってきた洗剤・洗浄剤のノウハウを応用しながら、ニーズを深耕・先取りした製品の提供に取り組んでいます。
加えて、納品後のアフターサービスとして、「衛生管理推進サポート」を強化しています。その内容は、衛生状態のチェックと改善策のアドバイス、細菌検査、洗浄マニュアルの指導、衛生講習会などです。衛生講習会は、お客様の所へ訪問させていただくこともあれば、当社内にお客様をお招きして開催することもあります。特に食中毒については、その防止策も含め、フードビジネス業界で望まれる衛生管理を行うためのノウハウを提供しています。
もうひとつの主力製品は、固形燃料です。旅館や飲食店で、料理を温かいまま食べていただけるように鍋を温める小さな燃料で、こちらは業界では60%以上のシェアを持ち、長年に渡り業界ナンバーワンを維持しています。街中にある身近な飲食店でも取り扱いが増えていますので、「ニイタカ」の文字を見たことがなくても、製品自体は目にされたことのある方が多いのではないでしょうか。
People and culture -働きやすい職場- 社員間の距離が近く、お客様の声を共有しやすい環境です
株式会社ニイタカの強みは、「企画からサービスまで」の一貫体制です。当社の組織体系は、市場のニーズをキャッチする「マーケティング」、製品化に取り組む「研究・開発」をはじめ、「製造」「販売」「カスタマーサービス」の5部門に分かれており、それら全部門を外部に委託することなく、社内に設置しています。そのため、市場のニーズとお客様の声を共有しやすく、お客様の要望に応えるための小回りがきくというメリットがあるのです。 さらに、2008年に完成した本社新社屋は、ワンフロアにマーケティング、研究・開発、管理、営業の各社員、さらに社長や会長も机を並べ、物理的にコミュニケーションを取りやすい環境です。自ずと社員間の距離は近くなるため話しやすく、実際に営業社員が客先から戻ってきて、「お客様のこんな困りごと、どうやったら解決できるかな?」と、マーケティングの部署に相談することもあります。研究・開発社員が営業社員と連携してお客様先に出向き、現場のニーズを直接聞くケースも多く見受けられます。 また、当社では2014年より、働きやすい環境づくりの一環としてメンター制度を導入しています。希望する社員には、配属部署の上司とは別に相談役となる先輩社員がサポート。仕事に臨む心得や仕事のやり方など、仕事に関する様々な相談・助言の機会を設けています。すでに10組ほどが利用し、メンター・メンティー両者から好評を得ています。
Corporate value -私たちの強み- 「三方良し」の精神を具現化した製品が、当社の強みです
当社の経営理念は「四者共栄」。四者とは「取引先・ユーザー」「株主・会社」「社員とその家族」「地域社会」のことです。私たちは、高品質・高コストパフォーマンスの製品・サービスを提供することで、「取引先・ユーザー」のお役に立ち、「株主・会社」に利益をもたらし、「社員とその家族」を幸せにすると同時に、「地域社会」に貢献する企業を目指しています。 そして、企画・開発・販売のコンセプトが、「三方良し」の精神です。当社では、「買い手(販売店・ユーザー)良し」「世間(社会・環境)良し」「売り手(当社)良し」という「三方良し」を大切にしながら、業務を推進しています。 「三方良し」の代表的な製品に、食器用洗剤があります。当社ではもともと、原液と水を混ぜ合わせた状態のものを一斗缶やボトルで販売していたのですが、2008年、原液のみで製品化。ユーザーのほうで希釈して使っていただく方式に切り替え、パッケージもそれまでの一斗缶から、コンパクトなパウチ包装に変更しました。パウチ包装にすることで材料費が安くなり、安く販売することができるようになったのです。配送効率やゴミの量の面で環境負荷低減にもつながっています。しかも、希釈用ポリボトルはくり返し使えますし、2回目からは詰め替え用を購入すればよいので経済的です。また、パウチ包装はひし型で、端を切ると注ぎやすい設計となっています。このように、「ユーザー」「社会・環境」、そして「当社」、三者全てが利益を得られるような「三方良し」の製品作りは、当社の全ての製品に共通しています。
Support -仕事とプライベートにメリハリを- 長く勤めてもらうための支援制度が豊富です
当社では、オンとオフのメリハリを大事にしています。充実したプライベートが良い仕事につながるという発想から、完全週休二日制を導入し、年間休日日数は約130日間です。加えて、火曜と木曜の週2日はノー残業デーとし、定時での退社を実践しています。そのためノー残業デーの日には「集中タイム」を設定。決められた1時間半の間は、打ち合わせや急ぎの用事・電話以外は極力控え、個々が抱えている課題に集中して取り組める時間を設けています。 また、業務に直結する資格を取ると祝い金を支給する、資格取得奨励金制度もあります。危険物取扱者、公害防止管理者、電気工事士、簿記などの多種多様な資格を働きながら取得することで、個々のスキルアップを応援しています。 さらに、育児・介護休暇もしっかりサポート。休暇中も一定の収入を保障しつつ、復帰できる環境づくりを行っています。 また一年に一回、「自己申告書」で、自らのキャリア希望を会社に伝えることができるシステムを取り入れています。すぐに100%の希望が通るわけではありませんが、会社としても本人のキャリア形成の希望を考慮して、できるだけ働きやすい環境を用意していきます。 「四者共栄」の理念にも関係してきますが、社員には自分らしい形で、長く勤めてもらいたいという想いがあります。それが、会社の財産にもなるのです。